お久しぶりです。
ずっと皆様のブログ読み逃げしておりました。
実は作品制作に精を出しておりまして、私、集中するとそっちの方にばかり傾いてしまうのです。
さて、なぜ今日ブログを久々に書こうと思ったかというと……。
今朝地下鉄の切符売り場にいた女性が
「あ~、珍しいチマチョゴリを着ている⁉」
と思いよくよく見るとそれに似たワンピースだったという…。
……今の時期、さらに夏、いるはずないですよね。この日本の地方都市に。(断定はできないが…)
そして、「チマチョゴリ」からバァ~っとある記憶が私の中に広がったのでした。
学生の頃、友達にRちゃんというきれいなモデルさんみたいな子がいました。
彼女の御父上はこの地方のNo.1の銀行のお偉いさんでお母さまは確か当時予備校の講師、おじ様は私たちの大学の教授という絵にかいたようなお嬢様。
お嬢様の必須条件(?)のピアノも講師並みにお上手。
いつか彼女のうちに電話したとき(当時はまだ固定電話しかありませんでしたから)、お母さまが出で
「少々お待ちくださいね。Rちゃ~ん、お電話よ~」
とお上品なソプラノで対応してくださったことを覚えています。
ところがその彼女がいつか言ったのです。
「高校の頃ね、街中の横断歩道の真ん中で○ョンコウ(きっと差別用語)とカバンぶん回して喧嘩したことあるよ!ひっぱたいて走って逃げてきた!アハハハハ」
この街には朝鮮学校があります。
今はだいぶ人数も減って小中あわせても数十人もいないと思いますが。
私たちが高校生あたりのころはまだチマチョゴリを着て歩いていた生徒がいたようです。
地元である旦那の友達にも対立してけっこう喧嘩していたやつらがいたそうです。
そういう時代だったのでしょう。
ふと、チマチョゴリに似た姿を見てRちゃんに発想が飛びました。
彼女もお母さん。
最近(といってもコロナ前)SNSで偶然見つけたのですが、居酒屋でタバコふかしてお酒飲んでました。
相変わらず元気(笑)にやってるね。
きっと、街中であったら
「お~Kちゃ~ん!今度遊ぼうよ!」と当時のように気軽に声をかけてくれるでしょう。
そんな人でした。
さて、今は作品制作に全集中ですが、また日常を少しずつ綴っていければと思います。