少し前になりますが、銀座・王子ホールで森谷真理さんのリサイタルを鑑賞しました。5月のアンドレア・シェニエ、6月のヴェルディをテーマにしたデュオコンサートに続き3回目。





会場は一度行ってみたかった王子ホール。

予約画面で良席がポコっと2つ空いていて、これは誰かと行きたいと思い2席とも購入。無事に相棒が見つかり、一緒に鑑賞してきました。



今回の内容はこれまでと違い、全く知らない歌曲で言葉も耳慣れない響き。「言葉に宿るもの」というテーマを含め、音楽初心者の私にはちょっと難しいテーマだったかもしれません。



しかし、歌ごとの気持ちの変化のようなものは感じられましたし、とにかく声が素敵で。高音のピアニシモの美しさ、そこに到達するまでの滑らかさと柔らかさ。聴きに来られてよかったなと思いました。



このリサイタルは休憩なし、最後の歌曲は連曲で40分ほぼ歌い続けというハードなもので、アンコールはありませんでしたがそれも納得。最後にマイクを握って話す声は少し掠れていたように聴こえましたが、休憩なしで水も飲まずに歌い切れるのはさすがプロの喉と技術だなと。



また、休憩やアンコールの出入りがあるとどうしても間延びする感がありますが、今回はピリッと締まった印象で、こういうコンサートもいいものだなと思いました。でもやっぱりアンコールがあった方が嬉しいかな。何を歌ってくれるかなってワクワクしますしね。



思ったより早めに終わったので、そのぶんのんびり食事とおしゃべりができて、終演後も楽しい時間を過ごしました。