3年前朝起きてきた父の顔半分が動かなくなってました。
顔面麻痺でした。
私も母も慌ててどうしたのの応酬。
子供達はポカンとしてるだけ。
父:半分麻痺して動かないんだ。
私:病院行かないと!
父:今日耳鼻科行くからその後だな。
私:耳鼻科なんて行ったって・・・
そんな会話も虚しく顔面麻痺になりながらご飯を食べる父。
左の麻痺した口角から食べ物が落ちてくる。
今まで見た事もないような異様な光景でした。
父:うまくすすれないもんだな。
飲み込みは大丈夫そうでしたが咀嚼だけが難しいようでした。
父は母・娘の言うことは聞く耳ももたず定期受診日だった耳鼻科へ行きました。
仕事から帰ってくると父から一言。
父:ベル麻痺って言うみたいだわ。
私:・・・ベル麻痺?
初めて聞く病名でした。
というか耳鼻科でそんなのわかるのって疑いました。
んで、その日は夜ずっと顔面麻痺だのベル麻痺だのググりました。
夜御飯の時も麻痺しているのでご飯は食べづらそうでした。
味噌汁は無理そうでしたが、なんとかして飲んでました。
プライドが高いのがなんなのかわかりませんが
父は我々に自分の弱いところを見せないようにしていました。
母ももちろん心配そうでした。
こんな田舎の耳鼻科だけの診断で大丈夫なのか私も心配でした。
私もよく通っている耳鼻科なので先生を信頼してないわけじゃないけど
セカンドオピニオンを受けてもいいんじゃないかと思い札幌にどこかいい病院はないか探しに探して
見つけました。
札幌の手稲渓仁会病院の耳鼻科でした。
顔面神経は耳鼻科なんですね。
神経内科とかだと思ってたけど、調べるとここにたどり着いたので
私:ここが顔面神経麻痺で有名な病院だからセカンドオピニオン受けに行ってみて!!
父:・・・あぁわかったよ。
初めて娘の言うことを聞いてくれました!!
良かった!!
そして次の日、もう一度市内の耳鼻科へ行って紹介状を書いてもらってから母と二人で病院へ行きました。
結果。
やっぱりベル麻痺でした。
でも診断は大きな病院での診断も加わったことで安心感が違いました。
その後は、服薬と蒸しタオルを麻痺側の顔に当てて温めたりしてました。
1週間もしないうちに麻痺はなくなり正常に戻りました。
ベル麻痺の原因は不明です。
治って一安心でした。
現在は後遺症もなく特に症状も出ていません。
不思議な病気でした。
自分の親に異常が出ると焦るものですね。
今後はこういったことがどんどん増えるんだなと思うと
より自分がしっかりしていかないといけないなと思った出来事でした!
父は冷静で自分の麻痺で動かなくなった時の顔写真をカメラに収めてましたw
その写真はさすがに使わせて~とは言えませんでした(^_^;)
健康でいれることは幸せなことですね~
モラ夫の奇行:サプライズを仕掛けドヤる元夫。