核兵器禁止条約 | ★もちまい★LOHASな自由人のブログ♪

核兵器禁止条約

7月7日、国連で「核兵器禁止条約※」が採択されましたが

みなさんご存知のように、戦争で被爆した唯一の国日本が参加していません。

 

※正式には核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約

 

 

こちらの条約について個人的に気になったことをまとめました。

 

 

交渉会議には国連加盟193ヶ国中124カ国が出席

 

そのうち、122ヶ国が賛成しました(オランダ反対・シンガポール棄権)

 

核兵器禁止条約の採択が決まった歓喜の中で握手を交わす被爆者のサーロー節子さん(中央)と藤森俊希さん(その左)=7日、ニューヨークの国連本部(池田晋撮影)(出典:赤旗)

 

※サーロー節子さんは13歳の時に被爆、その後国際結婚をしてカナダで核廃絶活動を続けカナダ政府より勲章を授与。
※藤森俊希さんは日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局次長だそうです。

 

 

 

193-124 → 69ヶ国が交渉会議に参加していないんですね。

 

核保有国は現在23ヶ国だそうです。
核保有国の一覧

 

では、日本を省いた残り45ヶ国は・・・?

 

詳しいことは調べ尽くせませんでしたが

核保有国について詳細はこちらの地図をご参考にお願いします。

 

核兵器拡散状況      

核兵器を保有する国の一覧     

 NATOの核共有国   

 NPTのみ 

  非核地帯

 

 

 

 

【 8月7日の72回目の原爆の日に行われた平和記念式典 】

松井広島市長は平和宣言で、7月に国連で採択された核兵器禁止条約に言及し、「各国政府は『核兵器のない世界』に向けた取り組みをさらに前進させなければならない」と訴え、その橋渡し役となるよう政府に求めた。(時事通信)

 

この式典に参加していた日本の総理大臣は、

核兵器禁止条約には一切触れず

 

「唯一の戦争被爆国として、『核兵器のない世界』の実現に向けた歩みを着実に前に進める」と語るにとどまった。

 

だそうです。

 

グリーンピースによると、

本質は日本はアメリカの核の傘下に入っているから

「使用するという威嚇」も禁じる条約には参加できないということでしょう。

とのことでした。

 

これは今のアメリカだからでしょうか?

オバマ大統領の時は、日本も便乗して核に反対してましたっけ?

 

 

 

安倍さんの言い分

 

「(核兵器禁止条約は)核兵器国と非核兵器国の立場の隔たりを深め、核兵器のない世界の実現をかえって遠ざける

 

それなら、交渉会議に参加して堂々と意見を述べ、シンガポールみたいに反対という意思を示して欲しい。

 

 

 

でも実はこの言い分、分からなくもない。

 

 

 

「戦争反対」と言っていると戦争を引き寄せるという話と似ている。

 

日本が参加しようがしまいが、核保有国自体は変わらないのだ。

 

 

 

でも、世の中には戦時国際法があります。

 

もし喧嘩するとなった時に最低限これだけは守るようにしましょうというもの。

 

格闘技でも殺してはいけないとか

殴り合いの喧嘩してても、女優だから顔はやめてー

みたいなもの。

 

 

①戦争するには理由が必要。

この理由だったらやむを得ないと思わせて欲しい

 

②参った、降参!といった人、怪我をした人、軍人以外は攻撃しちゃダメ

 

③今は休憩中だから何もしないよ- と油断させて、バーン。みたいなことしちゃダメ

 

④私はナースです。と油断させて、バーンもダメ

 

⑤虐待や捕虜はダメ

 

⑥地雷もダメ

 

⑦生物化学兵器はダメ

 

⑧いきなり攻撃するのもダメ

 

※簡易的にまとめていますのでご了承ください。

 

ここには核兵器はダメとは書いていないけど、

あのような無差別殺人兵器は、必然的に国際法に違反しますよね。

国際法自体には強制力はないですが、実際に核や軍隊を持たない国を攻撃することはできないという法律なんです。

 

強制力はなくても、もし国際法をおかせば世界中から非難され孤立しますから、みんな守っています。

 

実際のところ核兵器は使えないので、単なる威嚇なわけなんですけど

核実験で被害にあう人がいるのはとても悲しいことです。

 

だからとにかく、核はこの世からなくしましょう、と世界が思うわけです。

 

 

 

今、日本中が揺れているように見えます。

 

「憲法改正すべきか、すべきでないか」

 

改憲反対派と賛成派、両方の意見を聞いてゆらゆらり~。

 

さて、どちらが勝つでしょうか!?

 

※こんなイメージ