アドラー心理学の「対人関係論」
先日の仏教勉強会でならったアドラー心理学のお話の一部ですが、
対人関係論について、気づいたことがあったので紹介します。
-------------------------------
アドラー心理学では、「共同体感覚」というのを重視しています。
共同体感覚とは、共同体への所属・共感・貢献など
協力的な対人関係を持つことです。(きずな・つながり等)
アドラー心理学では、この共同体感覚がないと
どんなにお金や名誉を持っていても幸せになれないと言います。
さらにアドラーは対人関係を大きく、仕事、交友、愛の3種類に分けています。
仕事の関係とは、永続しない人間関係のことで、
道ですれ違った人とか、ある会でたまたま出逢った人とか、お店のお客さんとか・・・。
交友の関係とは、永続する関係で、
職場の人、友人、顔なじみのお客さん、自分の敵など・・・
愛の関係とは、運命共同体の関係・・・家族だったり、配偶者、彼氏彼女という関係。
-------------------------------
自分の居場所があること、孤独じゃないことが大事なんですね。
たくさんお金を稼いでも、幸せじゃない人がたくさんいるというお話でした。
さて、講座で教わった話では、愛→交友→仕事の順に強く影響を受けるとのことでした。
私の話になりますが、
学生時代のアルバイト先に、よく怒っるコワ~イ社員さんが何人かいました。
たいていの女の子は泣きながら辞めていったのですが、
私は嫌な気持ちにはなっても、一切泣かずに続けられました。
私は人より精神が強いのだろうかと思っていたのです。
ところが、彼氏にキツく言われるとすぐに泣いてしまいます。。。(T_T)
「私は傷つきやすく弱い人間なんだ」と思いつつ、
昔は平気だったのになぜなんだろう~とずっと考えていました。
しかし、心理学的に、「愛の関係」の人に言われると傷が大きい
ということを知りやっとスッキリしました!!
職場の人にキツく言われるより、身近な人に言われた方が
衝撃が大きいという人間の心理だったのですね!
それにはアドラーの説く理由があると思うのですが、
私が予想するに、身近な関係の人の方が油断しているからかな~と思いました。
職場の人には壁を作って、ある程度距離をおいて接してると思うのですが、
身近な人には気を許しているので、薄ーい壁しか作りませんよね。
だから、簡単に壁を通り抜けてビシバシ来てしまうと思います。
それなのに家族や恋人関係など親しい関係だと、厳しく言ってしまいがちですよね。
心を許して油断しているからこそ、礼儀を忘れてしまうし
言われたことに影響を受けてしまいがち。
しかし、逆に、親しい間柄こそ、勇気づけが必要なんですね!
次回、ベーシックミステイクと勇気づけについて書きます!
そんなに傷つけ合わないで。。。
みんな仲良く幸せに暮らして欲しいです☆