今週に入ってからは株価の堅調さが目立つ。やはり来週の
オバマの経済対策の発表を期待してのことであろう。お蔭で
まったく悪い経済指標には反応しなくなった。
そもそも株式市場の腰が弱っているので、ちょっとまとまった
売りものが出てくると、大きく下がる。米国株はたまたま4日連続
で上昇してきているが、その過程を見ると大きく前日比でマイナス
圏まで振り落とされる局面が多いことに気がつく。
火曜日のクローズがもっとも明快だったが、それまで日中に
大きく上昇していたはずの株価が、終了間際のラスト5分で全部
吹っ飛ぶということもあった。昨日の米国株も以後の15分は、か
なり神経質になった。CAPMの景況感指数が予想よりも良かっ
たことで、ニューヨーク市場で盛り上がった分のうち、やく半分を
吐き出した。
本日の日本株は堅調。というよりも日経先物が9千円台に乗せて
きたはよいが、値幅そのものは50円しかない。今のところ9100円が
目先のレジスタンスとなっているようだ。東京時間は9000から9100
円の100円内で収まりそうなので、あまり積極的に手を打っても仕
方がなさそうだ。欧州時間から動き出した方に着いていくほうが面
白そうな気がする。
日本時間 12時30分