前回の続き。
主治医からRB療法・GB療法を提示されており、どちらにするか悩んだので
セカンドオピニオンを実施しに行ってきました。

県で一番大きいがん専門病院です。
ここにきている人たちみんなガン患者さんなんだなぁ・・うーん
診察券を作ったり事務手続きして、院内で待つこと15分。外来の診察室に通されました。
なんと相談してくださったのは・・・病院長先生!!びっくり気さくな女医さんでした。


「RBかGBどっちにするって言われても迷っちゃうよね〜ニヤリ」って笑いながら、GBとRBの説明をしてくれました。
セカオピ病院の病理結果も、進行期の濾胞性リンパ腫で間違いないとのこと。

・濾胞性の場合RB、GB治療どちらも第一選択で間違いない。ただ、GB療法の方が治療成績(寛解後から再発までの期間が長い)と論文で
 わかっている。年齢的に若いのでBG療法がいいのでは。
・抗がん剤副作用(骨髄抑制)による免疫低下はRB、GBどちらにも見られる。確かにGBの方が骨髄抑制は強いが、年齢的にも体力あるから
 問題なし。
・現在の論文ではGB療法は<維持療法あり>しか効果が明らかになっているものはない。維持療法なしは効果が明らかになっていない。
・治療中もしくは治療後、形質転換(悪性度の高いリンパ腫に変わってしまった)場合、予後不良。強い抗がん剤のCHOP療法、造血管移植
 CARTーT療法で叩く。


<ガザイバ+維持療法vsガザイバ+経過観察のみ>の治験は現在進行中だそうで、どんな結果になるかはまだ出ていないそう。
年齢も36歳なので、再発までの無増悪期間が長かったガザイバというお薬を使用した治療を選択することにしました。


私は腹部にできたリンパ腫の影響で尿管が圧迫され、腎機能が低下してしまう「水腎症」という病気になっているらしいんですが
こちらについては「尿管ステント挿入前のCTでも造影剤が腎臓に流れている。狭窄しているものの、尿管が完全に塞がっては
いなかった事がわかる。ステント挿入して狭窄が解消されているし、抗がん剤でリンパ腫は小さくなる・無くなるから治療後は回復して
ステントを抜去できるんじゃないか。」とお願い
もちろん泌尿器科の最終判断になるけれど、腎臓は地味ーに気になっていたので先生からコメント頂けて嬉しかったな。


そして、<妊孕性>についてもこの先生が初めて言及してくれました。
妊孕性とは要するに「将来子供を産みたいという希望があるならば、抗がん剤前に卵子凍結した方がいいのでは?」というアドバイス。
我々夫婦はこういう事態になる前から「子供は1人で良いよね」って話をしていたので、個人的に卵子凍結はしないつもりだったんですが
旦那と改めて妊孕性について話ができていなかったから、彼の気持ちを聞くのがちょっと怖かったのですショボーン
先生から「濾胞性なら急がないから卵子凍結することもできる。どう考えてますか?」と聞かれ、旦那から「第二子は考えていないから
治療優先でいいです」ってコメントが聞けてちょっとホッとした。


でも「作らない」と「作れない」は違うんだよな。内心申し訳なさもいっぱいでした赤ちゃん泣き


娘は兄弟欲しがっていたんだけどね。ごめんね。
治療終わって元気になったら、大好きな猫ちゃん飼おうねにっこりラブラブ



色々論文を読みあさっていたので新しい情報はそんなになかったけれど、専門家から意見を聞けて
納得がいってから治療を受けられるので、私は受けてとてもよかったです。




次回。主治医へ報告編。
入院は2月11日になりました。いよいよだーオエー