20年の時を経て感じていること。



先日、10年ぶりくらいに

突然、訪ねて来た人。


むかし、ある仕事で接点のある男性です。


「あらー!久しぶりね!」

と突然の訪問に、びっくりしたのですが。


正直、20年前に仕事で10年近く交流が

あっても、ぷっつりと縁がなくなった人が

突然、連絡もなしにやってくるのは、

いささか、驚き。


ましてや、

当時ちょっと苦手なタイプの方でしたから

(あまりに自分と違いすぎるタイプなので)

嬉しいというより、どうしたの?

と思ってしまう。





会ってなかった間のその後の話。


たわいもない、近況の話や、

共通の知人の話。


2時間くらい、そんな時間が

過ぎて、彼はうちをあとにしたのです。



果たして、何かあったのか?

質問は、わたしの仕事のこと、

以前、一緒に関わった仕事のこと。



夫もよく知っている人だったので

「どうして、彼はやってきたのかしら?」

と聞いてみた。


「話をきいてほしかったのか。

誰かに頑張っていることを褒めて欲しかったのか。

寂しかったのか。

本当にたまたま近くに来たからだったのか。

まあ、気にしなくてもいいんじゃないの」






彼は私より7才くらい若いので、

まだまだ、経営者として頑張れる人だけど、

5年前に、心筋梗塞で突然倒れて

死を覚悟したのだそう。


死生観も変わったらしい。


私よりひとまわり以上

年上のかつて仕事で知り合った人たち

のことも話してくれました。


その頃50代のバリバリの現役だった人が

70代半ばくらいになって

どんなふうに過ごしていらっしゃるのかの

話を彼から聞きました。



それは、あくまで彼の見立て。

私が、直接会って感じる感じ方は

違うのかもしれないし。


事実は、違うのかもしれません。






自分の生きている時は永遠ではなく、

限りがあるものだと

リアルに感じる。



すると、本当は何を大切にすべきなのか?

したいのか?

そういうものが自分の中で見てくるのかも

しれません。


それは、人と比べるものではなく、

自分の歩いてきた過去もこれからの

未来も、


それで良かったから

今がアル。

と思えることかもしれません。



突然の訪問者で

何となくそんなことを思ったのでした。



気になるから、会ってみたい。


そういうことだったのでしょうか。