※不思議体験 実話

怖い話ではありません。前世帰り①〜⑦を読んでから本文をお読みくださいm(_ _)m

Yに取り憑いた、自殺した女の命日がいよいよ明日となった。放課後、Eと私はYの家へ自転車で向かっていた。Yの家には何度も遊びに行っている。最寄りの信号から500mくらいでYの家に着く。


Eと話ながら自転車を漕いでいた。

ふと気がついた!

信号を過ぎてからもう何分も自転車を漕いでるのに、Yの家が見えてこない。


「E!ちょっと変じゃない? 信号を過ぎてから何分も経ってるよ! Yの家はこんなに遠くないはずだよね⁉︎」

「う。確かにおかしい!」

自殺した女に邪魔されてるなと思った。

私達は本気を出して自転車を漕いだ。

あっさりと2〜3分後にはYの家に着いた。『霊が邪魔をする』と聞いたことはあったけど、自分が体験することになるとは思ってなかった。


10月下旬だったから、夕方になり周りが薄暗くなった頃にはYの家に着いたと思う。皆で2階のYの部屋へ。

すでにてっちゃんはYの身体に入っていた。

今夜の予定は、歩く魔除け体質のEはYの家に泊まる。私はYの家に比較的近いので、時間の許す限りYと一緒に居る。てっちゃんはYと血が繋がってるので全力でYを守る←ほぼ、てっちゃん頼み!笑


時間が経過するとともに私はだんだん気分が悪くなってきた。同時に頭がボーッとしてきて、視界がぼやけてくる。自分が見てる景色の真ん中はちゃんと見えるけど、周りがぼやけてる感じ。


私の変化にてっちゃんが気づいてくれた。

「お前はもう家に帰れ。俺がYを守るから心配するな」と言ってくれた。


てっちゃん、カッケー!✨✨✨😍


自殺した女の影響を受け始めた私は、足手まといでしかない。自分の家に帰ることにした。


それにしても自殺した女のパワーを今まで感じなかったのに、急にパワーが増大した。てっちゃんが『命日が1番パワーが強くなる』と言ってたのは本当だったんだと実感した。



つづく照れ