祖母の家に行くと、この蔵がやっぱり田舎というか
じだいというか…を感じさせられます。
白い壁に、瓦の蔵。
中は、いろいろ変われど、荷物でいっぱいです。
田んぼで採れたもち米が、日本酒の瓶に入っているのが
ちょっとツボでした
蔵は涼しいので、梅干しや糠床など、いろんなものが置かれています。
そして、昔の家と言えば、このぐるりが塀に囲われてイルトコロです。
塀の際には水路もあるし、木が生い茂っているので、
どこかから入ることも中を見ることもできません。
かなり時代を感じる入口。
そいや、もう何年もこの門が閉まっているのを見ていない
気がするけど、今も閉まるのかな
門をくぐると、玄関までは草木がたくさんあります。
いつのまにやら、めっちゃ木が大きくなってるー
玄関も、昭和の香りむんむんで、もちろん引き戸だし、
カラカラカラって音がします。
しかも、鍵がコレ
今どき、セキュリティも厳しくて、精密な鍵が多いものですが、
なんと回して開け閉めするんですよー。
まー、逆に時間かかるから、防犯にはいいのかな…。
久しぶりに、ちょっと敷地内を散策しちゃいました
むかーし、女中の方なんかが暮らしていた離れ。
小さい頃はここで遊んだり、寝たりもしていた記憶があるけれど、
すっかり物置な状態でした。
けれど、相変わらず薪なんかもあって、小さい頃は
薪の火でお風呂を沸かしていたなぁ~…とか懐かしく、
たき火の跡があるなんて光景も、もう見れないんだろうな…と
いろいろ感慨深くなってしまいます。
ただ、広いお庭。
植物がたくさんで、大輪の芍薬にも見惚れ、
実家なんて目じゃないミントの群生に驚き、
この植物たちの面倒を日々見ている叔父を尊敬しました
庭に、無造作にツボなんかをおいて、草木とともに
風景を堪能する…コトが憧れでした
でも、それって実はこんな身近に存在していました
けれど、こんな風になじむのには月日が必要だし、
祖母の家ならではなのかもしれないなぁ。
でも、昔、祖父が買ってきたらしい、フジツボびっしりのツボ。
これは、ちょっと……カモですね
変わったものがほしくなるのは、とってもわかるけれど…。
家の敷地をブラ~リとするだけでも、自然に癒され
ずっといても飽きない発見がいくらでもある、
今は叔父が住んでるけど、従兄弟はいつか戻るのかな。。
願わくば、そのままあり続けてほしいな。
近所の、曾祖母が住んでいたお家。
さらに重厚な塀と門に囲われています。
昔いた、池の鯉はもういませんでした。
それが、時代の移り変わりってものなのだろうし、維持していくって
とても難しいコトだけど、ちょっと寂しくもあったりするなぁ…。
そういえば、母が嫁いだ時に「洗濯物が外から見えるなんて嫌」と
言ったという話を聞いたことがあります。
それで、新築だった家の庭の周りに、ぐるーりと前面に木を植えたのだとか。
そりゃ、こんな囲われた家で育てばそうなりますね
住めば都。
現代のお家も住みやすく、時代に沿って行っているけれど、
昔を想える、昔との融合ってもっとできないものかしら~。