【モカフルーの茶トラモカすけ保護経緯などご報告】 | モカフルー*雑貨日和*

モカフルー*雑貨日和*

福島県会津若松市の雑貨ショップ
zakka marketモカフルーです(*^ ^*)

おすすめ雑貨や新着情報、おむつケーキ、
ワークショップやイベント
看板ニャンコ モカすけ&子猫ゆずのことも綴ります♪

モカすけ保護から半日が経過しました


6月14日に脱走して約二ヶ月。

もう何から話していいかわからないのですが

ここまで長くみなさまにご心配頂いのもありますので

発見保護の経緯をご報告します
{5F78CD7B-4B86-4CE2-9CA2-9FC590B50DE9}



昨日facebookに投稿した
『城西町2番地付近で朝5時頃に目撃した』との
近所のM様からの連絡を受けて

昨日夕方夜中と見てきてたのですがエサも減ってなく
夜明けを待って今朝5時に目撃場所に向かいました

すると、すでにM様が先に来ていただいていて
『そこにいるよ!!!!』と少し離れたところで見守ってくれていました。


突然のことで驚きながら私も少しだけ近寄り5mほど先にいる姿を確認

しかしながら、姿を見る分にはすぐに判別がつかないほど
ガリガリなノラちゃんのような茶トラがそこにいました。


『ニャンニャーン ニャンニャーン?
ニャンニャンなの?』

と声をかけると

『ニャア〜ゴ ニャア〜ゴ』と聞いたことのないダミ声というか、ノラ猫さんによくある威嚇にも似た低い声


ホントにモカすけなのか確証が持てない



驚かさないように再び静かに声をかけつつ
iPhoneの入れてあるゆずの鳴き声も聞かせてみると

シッポをピンと立てながら私に向かってまっすぐに歩いてきました。


覚えてくれてたんだ!

普段は名前を呼んでも来た試しがないというのに。



すぐさまカリカリを乗せた手のひらを差し出すと
食べ始めました。

「長期間脱走していたネコはいざ保護しようとしても怯えて近寄らなかったり

場合によっては何日もかけて距離を縮めて
最終的に捕獲機を使うケースも多い」

というようなことも予め調べていたので
それも覚悟してはいたのですが

ダメもとで逃げないようにそおっと手を回してみると
素直にもたれかかってきたのでそのまま抱きかかえました。


そして一緒にいたMさんに協力してもらって洗濯ネットに。


2ヶ月全く姿を見せなかったのが
急に目の前に現れたので私の方が動揺して実感が持てない


抱っこしてもずっしりさがなく
子猫?って思ってしまうほど軽く

ゴツゴツと骨が手に当たる

とにかく腕から落ちないように抱きかかえ
お店に戻り車の中のキャリーに入れ

そのまま自宅に向かう時になって
やっと現実味を帯びてきたのか
涙がこぼれ視界がぼやける


道中も
「ニャンニャンがんばったね」
 
「えらかったね」

ずっと話しかけながら自宅に着いた


お腹が空いてたのだろう、無心にごはんを食べる姿
{8C68A1DA-C33A-4C2B-AC45-FBAC23BB6887}


そしてやっと体を持ち上げてその時初めて
ちゃんと顔を見ることができた。

{5F359695-B759-4046-8D8C-EF88F50DBCFB}



その身体はひと回り、いやふた回りは小さく見えたけれど
茶色のシマシマの猫は確かにモカすけだった



涙が止まらずなでなですると
先ほどとは変わって以前のようなモカすけの鳴き声になっていて


本当に安堵した瞬間でした。

{3C450A8C-DB9B-451E-951A-8EDC576A1624}

{D5056343-61B5-42F3-B8D5-4C11952ABD07}




振り返ればあっという間だったような、
でもやっぱり長かった2ヶ月間でした。





その後、モカすけもホッとしたのか
それでも普段入ったことのない押入れの奥で
ひっそり丸くなりウトウトし始め


私自身もぐったりで病院に連れて行くまで寝入ってしまったわけでした


とにもかくにも無事保護できたのが夢のようで
腕の中にいるモカすけの温かさにひたりました


その後朝一で動物病院へ。


体重が以前のおよそ半分の2.8kgしかなかった。

ネコの体格の指標では5段階中下から2番目らしい。
{2B3EBA75-3464-4D17-B514-B83B20B6EA9D}





夕方ようやくウンチをしたので再び検査のために病院に持って行くと

「ほとんど草ばかりで検査できないかも」と言われた。


この身体を見ればどれだけ飢えていたかは容易にわかる。

どこかで飼われていたわけではなく
誰かに定期的にご飯をもらってたわけでもなさそう。


あと少し遅ければ骨と皮だけの最も危険な状態である
レベル1だったかもしれない。


一歩手前で保護出来たのは奇跡かもしれないと思った。


それもこれもM様はじめ、たくさんの方が温かくまた見守ってくれて
気にかけて頂いていたからだと思います。


もう折れそうだった心と疲弊した身体だった中

みなさんの言葉は本当にとても心強かったです。




二ヶ月放浪していたこともあり、
エイズや白血病等感染症の疑いも否定できないとのことから

同居ネコゆずとは隔離するように進言されました。


生活環境を考えると、それもまた難しいのではありますが

お互いのためでもあるのでなんとかしばらくの間は住み分けすることに。


日中、病院から戻ってきたモカすけとキャリー越しに対面したゆずは

???というような顔をしてちょこっと近づいたものの

すぐに逃げてしまったし

先ほどはドア越しでもモカすけの威嚇がすごかった。


しょうがないよ。

少しずつ、少しずつまずはモカすけが安心して過ごせるようにさせてあげないと。


体重の減少も放浪のせいもあるのか

少し動くだけでふらついているし。


とにかくあのふっくらと健康的な以前の姿とは様相も何も違うわけで。


なでて触る度にゴツゴツ当たる骨が痛々しい


時間はかかるかもしれないけれどまずは体力がついて
精神的にも安定していけばきっと以前のような姿になる

そう信じて少しずつゆっくり過ごして行きたいと思います。


大変長くなりましたが、

もしかしたら誰かのネコさんも迷子になった時に
少しでも参考になればと言う思いも込めて書き綴りました。





追記。

病院にはモカすけのチラシを剥がしてもらうも

未だ探しているネコさんワンちゃんのチラシが貼ってあります。

カンセキの掲示コーナーも然り。


飼い主さんたちの思いが痛いほどわかる今、

ここ2ヶ月で経験したことで同じように探している
飼い主さんたちと共有したり、何かお手伝いできればという思いが強くなってました。


迷子ネコ探し、里親探し、チラシ作りなど、私ができるものもあるはず。

さらには去勢や避妊の必要性などノラ猫さんについてなどなど。。。

会津では進んでいない保護ネコ、地域猫というものを根付かせたいと思うし。



一頭でも多くのネコさんや、一人でも多くの飼い主さんたちも幸せになれるように。

どんな形になるか、いつになるかはまだわからないけれど

何かしらして行きたいと思ってます。


その際はまた皆さんのお力、お知恵を借りるかもしれません。

ネコ先生、先輩はたくさんいらっしゃるので(笑)