今まで、動力を駆動するような回路とか、装置を組んだ経験がなくって、怖い物知らず。で、以前に記事にした制御回路で、装置を動かすと、途中で停止。所謂、ハングアップ。制御が吹っ飛んで、うんともすんとも反応しなくなって、リセットでしか復帰しない。
これがハッキリさせることができないものだから、夏休み中、病院にいても、気分はブルー。
制御対象は複雑なものではなく、
1)ACモーター:AC100Vをリレーで入り切り
2)エアシリンダ:ソレノイドバルブは24Vを入り切り
あとは、それに付随するリミットスイッチやセンサー類が少し。
一品モノなので、CPUは組立済みのArduino Mega(安さに惹かれて中国調達)を活用して、その先に繋ぐインターフェース基板は手作り。
プログラムを見直し。アセンブラで書いているなら、大変ですけど、Cで書いているので、例えば、ポインタ操作でデータを壊すとか、スタック・オーバーフローとか、多重割り込みで処理のテレコやマスク掛かり放しになるとか、なんですけど、今回使っているCPUはメモリ容量の大きいATMEGA2560だし、間違えそうなポインタはほんの少し、割り込みも操作していない....ハングアップの頻度も、一日起こらないときもあれば、30分も掛からず、起こるときもある。
ぶっちゃけ、制御する装置の動きは単調なので、プログラムもそんなに複雑ではないんですよね。
どないなってんねん!?!?
で、おてがるライガル(RIGOL)くんでチェックすると、モーター入り切りのタイミングで電源ラインが揺さぶられていることが判明...
問題は 1)ACモーター。 3つ在って、300Wクラス1つと数十ワット2つ。
その入り切りは、300Wは電磁開閉器、数十ワット2つはよくある有接点リレー。それに比べて、2)エアシリンダは、DC24Vの電磁バルブをフォトリレー(無接点)で動かしているので、ノイズは認められず。
電流を流しているコイルを切った瞬間、溜まった電気エネルギーがビシッと出てノイズ源になっている、ということを目の当たりにしました。昔、冷蔵庫のコンプレッサーの入り切りや、インバーターじゃない蛍光灯の入り切りで、ラジオからプチッとノイズが聞こえていたのが懐かしいわ。
ノイズ対策はそう優しくはなくって、設計ルールで抑え込んで、実機で対策、経験値が生きる、そんな感じなのですが、あたしゃ~~動力を使うような機器なんて、やったことがない=経験値低しゼロ?。
マジ、まいっちんぐマチコ先生(苦笑)
インターネットの時代、ググって調べて、スパークキラーを手に入れて、モーターの両端に入れて対策。
まずは、数十ワットのモーター2つから着手。
片方のモーターの対策Before&After
上の酷い状態に、
対策は、スパークキラー(XE1201)をモーター(負荷)両端に、、、
波形を確認しましたが、上のような感じで、段違い。。。
次に、厄介な300WのACモーター、溜まる電気エネルギーもゴツくなった分大きくなるので、スパークキラーも大きいやつ(CR-50500)を投じてみました。対策前の波形が採っていなかったので、対策途中の波形から。はじめは、スパークキラー1個を電磁開閉器の端子につなげていたのですが、ドカンとおおきなノイズがでて、ダメ。物量投入?電磁開閉器の端子に2パラしたのですがダメ。下の波形が電磁開閉器に2パラしたときの写真です。
モーターから近い場所に2パラすると、発生しなくなりましたが、その観測波形は下の通り。気持ち的には、抑え足りないので、サージ対策途中(2) www
2日間(20時間程度)動かして様子をみましたが、装置が停まることはなかったので、ぎりちょんラインですね。モーターと電技開閉器をつなげるケーブルの長さは役2m、いま、スパークキラーをつけている場所は、モーターから60cm。これを30cm位に近づけることと、バリスタを試すことを考えています。バリスタのスペック要注意で、小さなモノを選ぶと、すぐに劣化してしまうかも・・・
しかし、まいりました (泣)
そうそう、RIGOL MSO1074 で波形をファイルとして保存できるようになっているのですが、保存されるファイルの日時は、どれも、みな、
2014/11/01 12:00
カレンダークロック機能が無い...
参りました。時間が記録できないので、管理が大変、面倒....
けちんなよな! wwww