動かして観よ~ 現状把握(4) [011-0049] | murmur
リモコンをデッキ本体に接続してみましょ!


----

デッキ本体背面パネルの『REMOTE CONTROL』端子にコネクタを挿します。


で、リモコンのボタンを押すと....

◆早送り 【>>】

おぉおお~~、回りだして、


本体の操作ボタンの、早送りが点灯!


また、本体の操作ボタンも効くみたい・・・

他一連の操作を試してみた

◆再生  【>】

ボタンを押すと、ガチャッとプランジャーが入る音、


で、リールが少し回るけど、すぐに止まって、当然音も出ない。


ピンチローラーが上がらなくて、キャプスタンとピンチローラーでテープを挟み込んで送らない。そこで、左右のピンチローラーを指で押し上みた。
 ・左側:びくとも動かず、完全に固着している模様
 ・右側:ジワジワと上がり、テープを挟み込んで再生スタート

モニター切換:SOURCE、TAPE ⇒ OK
テープスピード切換:38cm/sec、19cm/sec ⇒ OK
再生ヘッドの選択:2Tracks、4Tracks ⇒ OK

音質(@headphone):
 ・TAPE ⇒ 右側は問題なさげ、左側は高域が出ていない。
   LINEアンプではなく、PB(再生)アンプの問題の可能性大
   周波数的には、2~3KHz辺りから再生できてなさげ
   (オシレータ突っ込んで、録音・再生してみれば判る話)
 ・SOURCE ⇒ ブーンとハムノイズが酷い

再生レベル:PB ATT ⇒ OK 、FINE TUNING ⇒ OK

ハムノイズについては、LINE OUTで確認して、ヘッドフォンアンプの問題かどうかを切り分けることが必要。
 ⇒ LINE OUTでも、ヘッドフォンと同じ。ハムノイズはPBアンプの可能性大。
 ⇒ SOURCEでもハムノイズはあるけど、PBほど酷くはない。
 ⇒ 信号系の配線引き回しの状態を確認する価値あり。

他、細かいことを言えば、切換時のノイズとかあるけど、今回はキリが無いので、シカト。

◆一時停止  【||】
再生状態で、一時停止(PAUSE)を押すと、プランジャー音がして、ピンチローラーを下げて機能することを確認。


しかし、再びボタンを押して解除すると、、、、

一時停止後、ジワジワと下がった右側ミンチローラーが再び上がらないので再生状態に復帰できない。(先の再生と同じ症状)

◆巻き戻し  【<<】
ボタンを押すと、ボタンのイルミネーションが点いて巻き戻し。


・早送り/巻き戻しの何れかで、高速でリールが回転している最中に、時々、比較的おおきな異音がする。リールの回転軸にガタはないので、振動でリール自体から音が出ている可能性が高い。左のプラリールは太ハブなので、右側の細ハブのアルミリールの可能性があり。
⇒いずれにしても、症状再現時に確認する必要あり。

◆録音 【REC】
レコーディングモード切換を REC にセット。
一時停止ボタンを押して、録音ボタンと再生ボタンを同時に押すことで、下の写真の状態となる。


いまセットしているテープを消したくないので、ここまで。

但し、再生同様、左右のピンチローラーの状態はNG。

◆走行系
・テンションアーム、ローラーなど、走行系からのカタカタ音など異音は無さげ。
・ゴム系部品の交換、ベルト類は何とかなりそうだけど、ローラ類は厳しいなぁ
  ⇒ American Recorder 社のクリーニング液頼みってところですね。

リモコンを接続すると、操作ができるようになったのは?
・本体操作ボタンの信号をパラで外に引き出して、リモコンのスイッチに繋がっている筈なので、本体操作ボタンでは断線している信号がリモコン側で繋がったという解釈が妥当でしょうね。
・リモコンを繋げないと、全くボタンが効かなくなる症状からすると、それぞれの制御信号ではなく、コモン(EX.GND)側の可能性が高い、のかな?!それをベースに、配線図、基板パターンと睨めっこ、すれば、ある程度、絞ることができそうな気が・・・

さて、実際は、どうでしょ?

------

動かしながら、触りながら、以上のような状況にあります。

興味深いのが、ピンチローラーの固着。
これって、「Audio Accessory 157号」の記事、オーデオ評論家の石田さんのデッキと同じ状態にあるということ。も一度、記事をチェックする価値ありですね。

------

急がしくて記事に仕上げられなかった分([009-0045][010-0046])を含め、今日は三連発で遅れを挽回。

studer, nagra は、素晴らしい!
でも、この子もイイ子なんですよ~♪