【読書日記】『驚異の「合格」勉強術』(鈴木秀明) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

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稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『驚異の「合格」勉強術』(鈴木秀明)。

 

「勉強に対する変な固定観念」を取っ払おう!

 

11年前にFacebookに投稿した記事を加筆修正の上、ブログに移植するもの。

 

先日、ある勉強を管理できるツールを紹介しました。

その本からのご紹介です。

著者の鈴木秀明氏は、富山県砺波市出身。

 

妹のところの兄弟が出た中学かなあ、なんて思ったりしています。

独学で、東大、早大そして慶大に現役合格された方。

取得した資格は、約300。

しかも、すべて独学。

 

本書は、効率的に試験に合格するための勉強法ノウハウについて書かれた本。

他の勉強術の本と違うのは「既存のやり方の見直し」や「逆転発想の勉強法」というコンセプトでまとめている点。

私自身やっているものもあれば、これは使えるといったものも。

 

最近、思うところもありますので、私にとっては、まさにいいタイミングで読めた一冊と言えます。

 

いくつかの例をあげてみます。

 

〇思い立ったらすぐ受ける、合格するまで何度も受ける。

→前職時代、銀行業務検定の2級レベルの試験、合格するまで何度も受けました。

業界資格みたいなものですが、法務、税務そして財務を取得。

金融業界を目指す学生さんは受けておいたらいいかも。

 

〇問題集は「解く」のではなく「読む」

→私の場合、必死で解いていたなあ。

 

〇覚えることは極力減らそう

→これは目からウロコ。

 

などなど、常識を覆すものが多い。

 

著者の鈴木氏が結論としていうのは、「自分に最適な勉強法」を見つけよう、というもの。

鈴木氏の持論を記した箇所がありましたので、これを紹介し、まとめにかえたいと思います。

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最適な勉強法というのは、自分(主体)と、勉強する対象(客体)との2軸で考えてみてはじめて見つかるものだと思います。

自分はどういう人間か、自分が今どういう状況に置かれているか、自分がいま持っている力量はどれくらいか、という「主体」にかかわる様々な要素と、どのような内容を勉強するのか、試験に受かるたもには何が必要なのか、という「客体」にかかわる要素とをかけあわせることで、はじめて「それでは何をどのように実践していくべきなのか」という答えが出るのではないかと思うのです。

 

(P238〜239)

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受験生、何か資格試験の受験を考えている方、一度読んでみてください。

 

(2013・4・21読了)