【読書日記】『松下村塾の明治維新―近代日本を支えた人びと―』(海原徹) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

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稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『松下村塾の明治維新―近代日本を支えた人びと―』(海原徹)。

 

「近代日本を支えた人びと」。

 

9年前にFacebookに投稿した記事を加筆修正の上、ブログに移植したもの。

 

巻末の資料『松下村塾の人びと』を含めて、丁度500頁。

本書は吉田松陰が施した教育から説き起こし、松下村塾の教育の中にあった人びとが、どのように明治維新を通りすぎようとしたか。

その全ての人びとを有名無名を問わず、92名を取り上げています。

 

私の母校の学祖の山田顕義翁がどのように書かれているかも気になりました。

富永有隣は『中々よく読む子』であったと評しているとともに、かの高杉晋作も高く評価しているのは、つとに有名な話。

また、司法大臣を務めたこと、そして日本法律学校(後の日本大学)や皇典講究所(後の國學院大学)の開校にも関わるほど、教育に関しても熱心でした。

 

こんな形で、皆さま、ご存じの人物や無名の人を取り上げています。

大河ドラマなどをご覧になられる時の参考になるのでは、と思料。

色んな形の読み方を出来る一冊として、おすすめいたします。

 

(2015・3・10読了)