『医者は病気をどう推理するか』(NHK「総合診療医ドクターG」制作班)。
「わたしの病気、何ですか?」。
11年前にFacebookに投稿した記事を加筆修正の上、ブログに移植するものです。
メガネ屋さんで、メガネを調整していただき、遅めの昼食をとったら、爆睡大会してました(^_^;)
まさに、入院前に思っていたのが、タイトルにあるメッセージ。
昨年(当時)、新シリーズを放送していました。
ご覧になっておられた方も多いと思います。
あまりテレビを観る方ではありませんが、本書のタイトルのごとく、どうやって病気を特定していくのかに関心があったので、よく観ておりました。
昨年、入院生活をおくったことや病気のことはプロフに書いたり、近況の中でも触れています。
かかりつけの企業系総合病院に行くのも一苦労。
原因もわからず。
ひとつ、細い光が見えたと思ったのが、MRI。
左足の重さ、右足のしびれと熱感そして胸のしびれなど、原因となっている部位がわかったこと。
しかし、どんな病気かはわからず、紹介状をいただき、自宅近くの大規模な総合病院に。
紹介された病院で、問診、検査等々、受けました。
そして病名がわかりました。
病名がわかってホッとした反面、これからどうなるのだろう、治るのかという不安。
何故その病気になったのか、予兆はなかったのかを考えることに。
いろいろ自分なりにあげて、主治医の先生とお話しましたが、原因は特定できず。
本書の中に、「思い込みを排除する」という項目がありますが、かかりつけの病院の先生に「思い込み」があったら。
そのまんま、進んでいたら、こんにちの私はなかったと思います。
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偏見や思い込みを一切排して、論理的思考と真摯な態度で患者さんの訴えを受け止めることです。
そのときこそ人間全体を診る総合診療的アプローチが発揮します。
(P187)
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患者の思いとしては、「心身の声を聴いて」欲しいのです。
病気をいただいてから、特に実感します。
本書の中にある、
「症状からの診断」(山中克郎)
「解説」(松村理司)
だけでも、目を通していただけたら、と思います。
ひとつの症状にどんな病気の可能性があるのか。
どこに病名を解くポイントがあるのか。
(P5)
番組が人気を博した要因は探偵さながらに、探り当てるプロセスにあったと思います。
文章からテレビの映像がよみがえります。
気になる症状はありませんか?
気になる症状があったら、自己判断に頼らず、お医者さんにかかられることをお勧めします。
病気をいただいたからこそ、声を大に言うことができます。
これをまとめの言葉にかえたいと思います。
現在は仕事をしながら、投薬治療とリハビリ(リハビリ病院の理学療法士の先生に退院時にいただいた自主トレメニューの実践)の日々をおくっています。
(2013・3・2読了)