【読書日記】『世界最高の人生指南書 論語』(守屋 洋)。
「人生に革命を起こす最強の生き方」。
本書(本文247頁)は「読書のすすめ」さんのサイトで、お勧めの一冊として上がっていたもの。
手軽にといったら語弊がありますが、言葉をテーマごとにセレクトして読める一冊と思います。
章ごとに必要のテーマを選べるというのもありがたいと思います。
就寝前の時間を使いながら、読み進めた一冊。
まず、本書の構成を示しておきたいと思います。
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まえがき
序・孔子という生き方
1・志を掲げ、まっすぐに生きる
2・真の知性を身につけ、かしこく生きる
3・人と人との間でよりよく生きる
4・大切なことに力を注ぎ、情熱的に生きる
5・壁を乗り越え、たくましく生きる
6・人の心を掴み、力強く成功をめざす
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本書の中から、気になったところなどを中心に抜き書きしておきたいと思います。
今回は3・「人と人との間でよりよく生きる」の「本当の思いやり」から。
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「師冕(べん)見(まみ)ゆ。階に及ぶ。子曰く、「階なり」。席に及ぶ。子曰く、「席なり」。皆坐す。子これに告げて曰く、「某はここに在り、某はここに在り」。師冕出ず。子張問いて曰く、「師と言うのが道か」。子曰く、「然り。固(もと)より師を相(たす)くるの道なり」
社会的弱者に対する配慮である。
こういうくだりからも、孔子という人の温かい人柄が伝わってくるではないか。
これもまた「仁」の発露と言ってよい。
(P150・151)
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(2024・2・7読了)