【読書日記】『リーダーたる者の極意』(梅谷忠洋・著/川崎享・編) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『リーダーたる者の極意』(梅谷忠洋・著/川崎享・編)。

 

「梅谷忠洋氏のリーダー論」。

 

3年前に読了した一冊。

加筆・修正の上、投稿させていただきます。

 

梅谷忠洋?
誰、その人?
という方の方が圧倒的でしょう。
ビジネス書をメインに読んでいらっしゃる方をもってしても、そうでしょう。

この来歴を知られると、なるほどと感じる方も少しは増えるかもしれません。

「吹奏楽」の世界に身を置いてこられた方には、知られた人物。

全日本吹奏楽コンクールで一世を風靡した、西宮市立今津中学吹奏楽部出身。

ミスしたら、男性には「やっとこで引っこ抜くぞ。」という、今で言うなら、大八木・駒大監督ばりの熱血指導で有名な、得津武史先生に師事。
フィルハーモニアTOKYOの首席フルート奏者。
また、進学された大谷大の宇宿充人氏に、指揮を師事。
そして、武士道研究家。

私が書かせていた来歴の前半部分は著者紹介には触れられていませんので、念のため。
吹奏楽を多少かじった方々には、既知の事実。
このあたりは、読み進められるとなるほどと感じる部分かもしれません。

それが、『編者あとがき』の次の言葉。
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「詩に興り、礼に立ちて、楽に成る」
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つまりは、「詞を学んで心を奮い起こし、礼を学んで行動を確立し、音楽を学んで人間を完成させる」、ということ。

そんな梅谷氏が、武士道精神を広めたいと活動されていることを本書で知りました。

冒頭に記された、孟子の言葉がそれを物語ります。
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「道は近きに在り、而るにこれを遠きに求む。
事は易きに在り、而るにこれを難きに求む。」

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梅谷氏は、日本人の一人ひとりの心の奥底、『潜在意識』の中に「解答」があるといいます。
そうした理念をもとに、「リーダー」はいかにあるべきか、その心構えを説いています。

本書は、以下の4篇から構成されています。

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1、立志篇
2、修身篇
3、研鑽篇
4、実践篇

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様々な賢人の言葉が随所に散りばめられ、気づきの連続でした。

編者あとがきを含めて、190頁。
ご負担なく、読み込めるのではないか、と思料。

ナポレオンの次の言葉をご紹介し、まとめにかえたいと存じます。
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「リーダーとは希望を配る人のことである」
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本書に取り上げられた箴言が皆さまの琴線に触れたとしたら、嬉しく思います。

(2016・1・15日付がかわった頃、読了)