【読書日記】『増補改訂版・現代に息づく陰陽五行』(稲田義行) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『増補改訂版・現代に息づく陰陽五行』(稲田義行)。

 

2年前に読了した一冊。

加筆・修正の上、投稿させていただきます。

 

「陰陽五行思想」。

 

まさに、日本人の生活文化の源流について記した一冊

今回は、陰陽五行と東洋医学の関係についても、ページを割いています。
そして、そのバイブルとも言える『五行大義』(多くの図書館に、所蔵されているはず。)についても、より詳しく解説。

 

陰陽五行説は古い、という方もいらっしゃいます。
しかし、その思想はしっかり息づいています。

 

Facebookでも、私には一家言あるといった方でも、二十四節気に関連することを交えて質問しても、このことにはスルーされ、自身が訴えたいことだけ回答が返ってくる状態。


私はこうした先人が大切にしてきたことを大切にしていかねばならないと思います。

稲田氏は、この分野では第一人者的な存在。

 

陰陽の成り立ちやその体系、暦や易との関係、密教との関わりについても言及。

本文のみで、377頁と大部ですが、易経とからめて学ばれると、転ばぬ先の杖的な一冊になってくれると存じます。
世の中の流れを読む一助になるかと存じます。


私の周囲には、こうしたことを学び、成功に結びつけた人達も多数います。
風水や家相についても学べます。

ビジネス書を一冊、読むのと同じくらい大切にしたい本。


なんぼ、戦略や思考に長けていても、これを知るか知らないかで差は出ると確信します。
着手する時期を誤ると、皆さまがお伝えした有益な事柄も水泡に期します。
そうした方は、こうした知識は軽く考えられる傾向があります。

されど、「陰陽五行」です。

 

一読をおすすめしたい一冊。

 

(2016.7・9読了)