ボランティア精神?の愚痴になります。

 

実家の細々と続けている商売。

半世紀より以前は、良き商売とされていました。

儲けが大きいため、税務署からも査察がよく入ったそうです。

 

父方と母方の実家、どちらも同じ商売でしたが、

私が生まれた頃には世の中的に下火の職種となりました。

 

母方実家は、祖父母に営業力があったのと、

手堅い経営で、廃れた商売と言われるようになってからも

それなりに形として残りました。

 

父方実家は、半世紀前から赤字経営でした。

なぜ?

 

祖母はまったく動かない人でした。

ずっとテレビの前に座っていて、家事もしない人でした。

祖父はせかせか動ける人でしたが、見栄っ張りで

必要が無いのに数人の従業員を雇っていました。

 

繁忙期が来たら、本来、おかみさん(祖母)が

料理をふるまうものでしたが、料理をしないので店屋物。

 

お茶の時間になれば、喫茶店でコーヒーを

運んでもらっていました。

 

当然ながら、赤字です。

私が今住んでいる土地も本当はもっと広かったのですが、

まだまだ上り調子の商売だった頃に、切り売りしてしのぎました。

 

そこから父母の世代になり、従業員はもちろん解雇。

なんとか祖父、父、母で乗り切りました。

 

12年前に父が心筋梗塞で倒れ、私が手伝いに入ったときは

まだ飲食店のお客様がいたり、それなりに商売として

成り立っていたように思います。

 

それでも、私の賃金5万円がキツイと言われたので、

動いてる割に、利益は少なかったのでしょう(;^_^A

 

父70歳、母65歳の頃。

 

母の年齢を考えれば、店を閉じるのは

まだもったいないのも理解できますが、

外で稼げる若者を巻き込んでやるものでは

なかったと思います。

 

そこから、世の中の流れ、顧客さんの高齢化、

店舗のゴミ屋敷化、父の認知症な症状が出はじめて

どんどんお客様は減っていきました。

 

母からは、こんなつまらん思いをしなきゃならんのか!

 

と、売り上げが減る度に、愚痴を聞かされましたが、

とりあえず店舗を綺麗にしてみたら?と指摘をしても、

そういう話は耳に入っていかないのです。

 

「このまま続けるのは、痛みを伴いながらになるよ」とも

言いましたが、、、

 

 

そして、2年前、父が脳梗塞で倒れたときには、

さらにお客様は減り、もはや頒布会じゃないか?と

言いたくなる、おままごとのような商売になっていました。

 

おままごとの商売でも、店は常に開けていなくてはいけないし、

自転車や車での配達、銀行業務や経理の仕事はあります。

 

父のために、(今となっては母のためにも)

少しでも良い刺激が得られるのならと思って、

私と夫が縁の下の…となって継続していますが…。

 

お客様が…高齢化していて、

1軒1軒、考えさせられるお宅ばかりなんです。

 

脳梗塞で体に麻痺が残っている独居の方、

奥さんに先立たれて、急に弱弱しくなってしまった方、

認知症が出始めた独居の方もいます。

 

ほぼ、何かしら不自由のあるお客様ばかりですドクロ

 

うちがある日突然、商売辞めました!となっても、

ヘルパーさんなども付いているので、

なんとでもなるかと思いますが、、、

 

一つ一つ、気が重くなる案件ばかりで、、、ガーンチーンガーン

 

しかも、母が、箱ティッシュやペット飲料など、

何かしらオマケを付けるんですね。。。

 

でもそれって、ちょっとどうなのかなーて思うんです。

もったいないとかじゃなくって、勝手に人の生活を

下に見てのオマケ?同情??

 

自分の親の終末期を見届けるだけでもしんどいのに、

他人様の終末期も垣間見る感じで、

そういう意味でも、早く足を洗いたい私です笑い泣き

 

父母の刺激のために、もう少し頑張りますがね…チーンチーンチーン

 

私ってめっちゃボランティア精神高くないですか?笑い泣き