★6月の注目戦!WBO世界Sライト級TM〜テイラーVS.ロペス戦/米国/No.1360 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBO世界Sライト級タイトルマッチ》
開催日:6月10日(日本時間11日)
開催地/会場:米国ニューヨーク・マンハッタン/マディソン・スクエア・ガーデン・フルシアター




WBO世界Sライト級王者・前世界同級4団体統一王者
ジョシュ・テイラー(32=SH/GBR)
VS.
WBO世界Sライト級1位・元3団体世界ライト級統一王者
テオフィモ・ロペス(25=O/USA)


熱きファイター同士はテイラーかロペスか?

ジョシュ・テイラーはWBAスーパー&IBF世界Sライト級2団体統一王者時代の2021年5月22日、WBC&WBO世界Sライト級統一王者ホセ・カルロス・ラミレス(米国)と統一戦を争い12回3ー0判定勝ちで見事4団体王座統一に成功した。
当時史上5人目で英国人としては初の快挙だった。
2022年2月26日、4団体タイトルマッチをWBO世界同級1位で指名挑戦者のジャック・カテラル(英国)と戦い6回カテラルの左フックでダウンを奪われたが巻き返して僅かに有効打で上回り12回2ー1の辛勝も4団体王座防衛に成功した。
しかし、採点に疑惑が持たれカテラルの再戦要求が認められて今年3月4日に再戦が組まれたがテイラーの足負傷(左か右かは不明)で延期されている。そして、各団体の指名戦が次々と待ち受けた。
結局、その後は4団体王座の内WBAスーパー王座は指名戦を消化出来ず剥奪となりWBC王座とIBF王座は返上してWBO王座のみの保持となった。まあ、4団体を束ねての長期保持は各団体の指名戦が絡んで王座を奪取した時期によって難しいようです。
テイラーは今回1年4カ月ぶりのリングで虎の子のWBO王座2度目の防衛戦となるが王座を守り切れるか・・・

ジョシュ・テイラー直近のジャック・カテラル戦をハイライトでどうぞ!(4分32秒)



〈挑戦者テオフィモ・ロペス〉
テオフィモ・ロペスは2019年12月14日、IBF世界ライト級王者リチャード・カミー(ガーナ)に世界初挑戦して2回TKO勝ちで王座を獲得して一躍スターの仲間入りとなった。
そして、2020年10月17日、大一番を3団体世界ライト級統一王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と3団体統一戦を争い12回3ー0判定勝ちで3団体統一(ロマチェンコのWBC・FC王座は統一に含まず)に成功して益々世界に知名度を広げた。
しかし、ロペスは2021年11月27日、IBF世界1位で指名挑戦者のジョージ・カンボソスJr.(豪州)と防衛戦を戦い初回にダウンを奪われ後半挽回したかに見えたがまさかの12回1ー2判定負けで3団体世界ライト級統一王座から陥落となった。
圧倒的有利とされたロペスは番狂わせを与え一夜にして奈落の底へと転げ落ちた。その後、スーパーライト級転向を表明すると本来の調子を取り戻して2連勝している。
今回ロペスとっては丁度いい試合間隔6カ月でのリングとなる。
果たして、Sライト級3戦目で2階級制覇となるのか注目です。

テオフィモ・ロペス直近のサンドロ・マルティン戦をハイライトでどうぞ!(4分35秒)



〈みどころ〉
サウスポーのテイラーはこれまで相手によっては時折右構えにスイッチして撹乱する試合もあった。右ジャブを軸に速い踏み込みから鋭いフック、アッパー、ボディーブローと多彩な攻めで隙あらば左右連打で畳み掛けてしまうこともある。
一方、ロペスは接近しての上下コンビネーションから右カウンター狙いが得意で徹底したインファイタータイプ。今回王者と噛み合えば激しい打ち合いになること間違いなし。
ただ両者はスタンスが左と右で違うものの攻め方は似ているところもあり組み立てスピードが勝負を左右することになるでしょう。

王者有利となっていますが、直近戦では挑戦者からダウンを奪われ顎の脆さが露呈してしまいました。(^o^)
これまでのように的確に打ち込む攻撃ならテイラーに勝機。
若さとパワーで得意の右強打が炸裂ならロペスにも勝機ありです。
個人的にはロペスと言いたいところですが50:50でしょうか?

【両選手の戦績】
★ジョシュ・テイラー/19戦19勝(13KO)無敗
★テオフィモ・ロペス/19戦18勝(13KO)1敗