★1年ぶり復帰するデオンテイ・ワイルダー!/10月15日(日本時間16日)米国/No.1305 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦》
開催日:10月15日(日本時間16日)
開催地/会場:米国ニューヨーク・ブルックリン/バークレイズ・センター




WBC世界ヘビー級1位・前WBC世界ヘビー級王者
デオンテイ・ワイルダー(36=O/USA)
VS.
WBA世界同級2位・WBC4位
ロバート・ヘレニウス(38=O/SWE/FIN)

勝ち方が問われるワイルダーの復帰戦!

ワイルダーは敗戦から1年ぶりの復帰となる。
2年半前まで無敗の敵なしで王道を突っ走っていたワイルダーだったが、あっという間に2敗1分と崩れ去ってしまった。
全ては巨漢の豪傑猛者タイソン・フューリー(英国)との3試合でまざまざと力の差を見せ付けられた格好となった。

初戦、ワイルダーが9回と12回にフューリーからダウンを奪ったが、他のラウンドはフューリーの重い左右を再三浴びてポイントを奪われていたのは明らかだった。お互い勝利をアピールしたが、結果的に12回1ー1の引き分けとなった。
第2戦、フューリーが3回と5回にワイルダーからダウンを奪い、なんとか乗り切ったワイルダーだったが、7回ワイルダーがフューリーの連打からワンツーをモロに浴びたところでワイルダー陣営が棄権要請を出してレフェリーストップのTKO負け。
第3戦、3回フューリーが右フック、アッパーでワイルダーからダウンを奪うと4回ワイルダーも右ストレート、連打で2度ダウンを奪い返す。その後も壮絶な打ち合いで10回フューリーが右フックでワイルダーから2度目のダウンを奪うと11回にはフューリーが左右強打を浴びせてワイルダーが3度目ダウンを喫したところでレフェリーは試合を止めた。倒し倒されの決着戦だった。

フューリーは初戦ですでにワイルダーの攻撃面やディフェンス面の弱点を知り尽くして再戦に活かしていたと言える。
大柄ながらもスピードがあって小細工もできパワーもあり、それに大の字ダウンを喫してもサッと立ち上がって回復してしまう。
そんな底知れないタフなフューリーに根負けしてしまった感のあるワイルダーでした。
4戦目はないでしょうが、ワイルダーにとってフューリーは極めて相性の悪い相手だったというほかない。
今回、元王者のワイルダーが悪夢の2連敗からどういう戦いぶりを見せるのか注目される。


〈ロバート・ヘレニウス〉
ヘレニウスはスウェーデン生まれでフィンランド国籍の選手。
これまで度々実力者と対戦して老舗番組のWOWOWエキサイトマッチでも紹介され日本でもコアなファンにはお馴染みですね。
活動拠点をドイツとフィンランドを交互に置いていたが、3年前から米国へも進出して今回4度目の米国リングとなる。
2008年5月18日、ドイツ・バイエルン州バイロイトのオバーフランケン・ハーレでヘビー級4回戦をジーン・プカル(ドイツ)と戦いわずか初回2分41秒のTKO勝ちデビューを飾った。
その後は負け知らずの22連勝を積み上げた。その中には11戦目で元WBO世界ヘビー級王者のレイモン・ブリュースター(米国)に8回TKO勝ちしてヨーロッパに新星出現と一躍注目を集めた。
しかし、23戦目の2016年4月2日、WBCヘビー級シルバー王座決定戦で世界戦経験者のヨハン・デュオパ(フランス)と戦いまさかの6回KO負けで初黒星を喫した。
その後は3連勝も実力者のディリアン・ホワイト(英国)に判定負け、更に3連勝して世界戦経験者のジェラルド・ワシントン(米国)に8回KO負けで3敗目となったが、ここにきて再び3連勝(3KO)と勢いづいて波に乗ってきた。
どうもヘレニウスは肝心な飛躍すべきところで負けてしまい好不調の波が激しいのが欠点といったところです。
さあ〜、果たして38歳となったヘレニウスは元王者との対戦チャンスで世界を驚かすことができるのか・・・

両者のプロモーションビデオをどうぞ!(3分36秒)


【両選手の戦績】
★デオンテイ・ワイルダー/45戦42勝(41KO)2敗1分
★ロバート・ヘレニウス/34戦31勝(20KO)3敗