★開催情報!WBO世界ヘビー級挑戦者決定戦/9月24日 英国/No.1291 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBO世界ヘビー級挑戦者決定戦》
兼《WBCシルバー王座&WBO地域王座戦》

開催日:9月24日(日本時間25日)
開催地/会場:英国マンチェスター/AO・アリーナ




WBCヘビー級シルバー王者
WBO世界同級1位・WBC2位・IBF5位

ジョー・ジョイス(36=O/GBR)IMG_9517.JPG
VS.
元WBO世界ヘビー級王者
WBO世界同級2位・WBC3位・IBF6位

ジョセフ・パーカー(30=O/NZL)

世界挑戦の切符を手にするのはどっち!?

ジョー・ジョイスはリオ五輪のスーパーヘビー級銀メダリスト。
これまで徐々に対戦相手のレベルを上げてきたジョイスはようやく世界初挑戦へのチャンスが巡ってきたこの一戦に賭ける。
試合前にはすでに37歳(誕生日9月19日)を迎えていることから絶対負けられない心境でしょう。
負けてしまえば内容次第では初挑戦も遠退き下手をすれば世界戦に恵まれないまま終わってしまうことだってあり得る。
勿論、パーカーにとっても目指すは同じで王座返り咲きへの一歩となるこの試合は落とせない。
現在のヘビー級は4団体3王者で世界戦を動かしている。当然のように各団体は王者に対して指名戦指令も出して選択試合が後回しになる場合だってある。つまり統一王者のいる階級は一度チャンスを逃すとプロモーターの手腕にもよるが、これまでもマッチアップに2、3年かかったこともしばしばあった。
この一戦が延期や中止にならないことを願うばかりだ。
またジョイスが五輪決勝で判定負けしたライバルのIBF世界ヘビー級5位にいたトニー・ヨカ(フランス)は今年5月14日、10回戦が組まれ地元フランス・パリのアコーホテルズ・アリーナで現WBA9位のマーティン・バコール(コンゴ民主共和国)と戦い初回と5回にダウンを奪われたヨカは必死に巻き返しを試みたが挽回できず、まさかの0ー2判定負けを喫した。
世界初挑戦もあと2勝すればいよいよと記事にあったヨカだったが、この敗戦で計画も練り直すことになり挑戦もしばらくの間、遠退く格好となってしまった。
ジョイスもおそらくライバルの敗戦に気を引き締めたはずで今回一気に世界挑戦の権利を手繰り寄せたい思いでしょう。

〈元王者ジョセフ・パーカー〉
ジョセフ・パーカーは2016年12月10日、地元ニュージーランドのベクター・アリーナでWBO世界ヘビー級王座決定戦を後に3団体統一世界ヘビー級王者となるアンディ・ルイスJr.(米国)と戦いかなり接戦となったが、有効打で上回り12回2ー0判定勝ちでニュージーランド初の世界ヘビー級王者となった。
その後、パーカーは難敵を退け2度目の防衛に成功すると念願だったビッグマッチが発表された。
2018年3月31日、敵地の英ウェールズ・カーディフにあるプリンシパリティ・アリーナで当時WBAスーパー&IBF世界ヘビー級統一王者で人気絶頂だったアンソニー・ジョシュア(英国)と保持していたWBO王座を懸けて統一戦を争った。
試合は序盤からジョシュアがジャブで先制するとボディー、アッパーが冴え主導権を握った。後手を踏んだパーカーもボディーで反撃して終盤右フックヒットで追い上げるかと思われたが、単発で続かず終了ゴングとなった。
結果は12回0ー3(110ー118×2者/109ー119)の大差判定負けで統一に失敗するとともに王座から陥落となった。
もう、それからメジャー王座無冠の歳月を4年半重ねた。
果たして、再び世界挑戦への扉は開くのか・・・

〈4団体ヘビー級王者〉
WBAスーパー王者👑オレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)
WBA正規王者👑ダニエル・デュボア(英国🇬🇧)
WBC王者👑タイソン・フューリー(英国🇬🇧)
IBF王者👑オレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)
WBO王者👑オレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)

尚、ジョイスは2020年11月20日、地域王座5冠戦で現WBA正規王者のダニエル・デュボアに10回KO勝ちしている。
しかし、デュボアは再起から2連勝でWBAランキング1位に躍進。今年6月22日、WBA正規王者だったトレバー・ブライアン(米国)に世界初挑戦して4回KO勝ちで見事王座を獲得した。

それではファン向けのプロモーションビデオをどうぞ!
(1分28秒)



〈ちょい予想〉
パワーのジョイスか、それともパーカーのテクニックか?
両者の最近3試合の戦いぶりを見るとジョイスは実力者相手に3選手ともにKOで仕留めているのに対してパーカーはやや実力で劣る3選手相手に攻め込まれて手こずる試合もあった。
対戦相手のレベルと戦いぶりを比較して考えると断然ジョイスが有利に思えてきますが、果たして?
ジョイスにあまりスピード感はないが、体格(198cm)を活かしてノシノシと圧力をかけてのフックやアッパーは破壊力抜群でまともに貰うと腰を落とすか沈んでしまうでしょう。
かたや、体格で劣るパーカー(193cm)に勝機があるとすれば持ち前のスピードとテクニックでジョイスの重いパンチを外してボディー攻撃でスタミナを消耗させコンビネーション攻撃でフルラウンドまで持ち込む、これしかないでしょう。
まあ、ジョイスに倒して勝つにはちょっとパワー不足は否めず至難のわざです。

ズバリ個人的予想は37歳とはいえ勢いに乗っているジョイスがパワー全開で中盤過ぎ辺りに倒すような気がしますが・・・

【両選手の戦績】
★ジョー・ジョイス/14戦14勝(13KO)無敗
★ジョセフ・パーカー/32戦30勝(21KO)2敗


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