《4団体世界Sウェルター級王座統一戦Ⅱ》
開催日:3月19日(日本時間20日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州ロサンゼルス/クリプト・ドットコム・アリーナ(旧ステイプルズ・センター)
WBA(S)・WBC・IBF世界Sウェルター級王者
ジャーメル・チャーロ(31=O/USA)
VS.
WBO世界Sウェルター級王者
ブライアン・カスターニョ(32=O/ARG)
再戦でベルト4本束ねるのはどっちだ!?
両者の前試合は2021年7月17日、米国テキサス州サンアントニオにあるAT&T・センターで開催された。
結果は、お互い最後まで引かない壮絶で激しい打ち合いの末、痛み分けの引き分けに終わっている。
しかし、試合後にはカスターニョが攻め勝っていたという評論家筋やファンの声が多かったと"ボクシング・シーン・ドットコム"は報じていた。それに加えチャーロへ6ポイント差としたジャッジの不可解な採点も疑問を投げかけることになった。
まあ、ジャッジ泣かせとも言えるこの一戦はどっちの手が挙がったにしても再戦に動く結果になっていたでしょう。
〈前試合回想〉
序盤から小柄なカスターニョ(チャーロより9cm低い171cm)が左右に体を振ってプレッシャーを掛けるとチャーロは時折ロープを背にするスタートだった。
2回、カスターニョが前に出て連打を打ち込むと中盤チャーロの左フックがヒットするとカスターニョが一瞬グラついた。
3回、再びカスターニョが左右連打。チャーロも打ち返すものの、今度はカスターニョの左フックが続けざまにヒットするとチャーロの腰が落ちかける。
その後は、チャーロがジャブから右がヒットしだすと、カスターニョも負けじと前に出てチャーロをロープに詰めて連打する見栄えのいい攻めで回を重ねていった。
9回まで接戦の展開もカスターニョが手数、有効打でわずかにチャーロをリードしているように映った。
10回、チャーロの右ストレートでカスターニョがグラつくと再び左アッパー、ボディーで2度目のピンチもカスターニョはサークリングでパンチを外して逃れる。
11回、序盤からカスターニョが左右で巻き返しを見せたが、終盤チャーロの右ストレートでカスターニョはグラつき更にアッパー連打を浴びたが、耐えてみせる。
ここまでチャーロがポイントで追いついたようにも見えたものの、まだカスターニョが中盤戦のポイント貯金でわずかにリードしているように映った。
最終回、懐に潜り込みたいカスターニョにチャーロはワンツーを度々放って突き放す展開となった。
しかし、残り1分のところでカスターニョが前に出て左右連打。
チャーロも力を振り絞って左右で反撃したが、お互い決定打にはならず終了ゴングとなった。
最後はお互い手を掲げ勝利アピールした。
〈12回採点結果〉
114ー113(カスターニョ)
117ー111(チャーロ)→※この採点には疑問符がついた。
114ー114(ドロー)
1ー1で結局、引き分けとなった。
試合前予想では技巧に加え強打も併せ持つチャーロが断然有利となっていた。確かに強打一本やりのカスターニョには防御テクニックはあまりなく不利とみられた。
しかし、いざ蓋を開けて見るとチャーロは4回〜9回まで本来の攻めはあまり見られず、かなりカスターニョの攻めに付き合い互角の展開でズルズルといってしまった印象だった。
チャーロはようやく10回から右ストレート、左アッパーでカスターニョを数度グラつかせたものの、反撃を許してポイント差をつけるまでにはいかなかった。
前回同様チャーロ有利は変わらないようだ。
ただ、個人的にはチャーロがこれまでのようにメリハリの効いた攻撃ができるかどうかと見ている。
再びカスターニョが先手で仕掛けて得意のフックで流れを掴めるようなら勝機がないとはいえない。
おそらく、今回も間違いなく白熱した激しい戦いになるでしょう。
さあ〜、8カ月ぶりのダイレクトリマッチで4本のベルトを束ねるのはどっちだ!
(Photos by boxingscene.com)
【両選手の戦績】
★ジャーメル・チャーロ/36戦34勝(18KO)1敗1分
★ブライアン・カスターニョ/19戦17勝(12KO)2分無敗








