《ヤファイVS.ゴンサレス戦ほか注目試合》2月29日(日本時間3月1日)米国/No.1041 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBCウェルター級ダイヤモンド王座決定戦》
ーundercardー
《WBA世界Sフライ級タイトルマッチ》
《WBC世界フライ級タイトルマッチ》

開催日:2月29日(日本時間3月1日)
開催地/会場:米国テキサス州フリスコ/ザ・フォード・センター


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ーMain eventー
《WBCウェルター級ダイヤモンド王座決定戦》


WBA世界ウェルター級3位・4階級制覇王者
マイキー・ガルシア(32=O/USA)IMG_5527.png
VS.
WBO世界同級4位・元2階級制覇王者
ジェシー・バルガス(30=O/USA)IMG_5527.png

ガルシア判定勝ちでダイヤモンド王座獲得!

〈試合経過〉
初回〜2回と体格で上回るバルガスがジャブからワンツー、ボディーと積極的にガルシアを攻めて優位に立った。
しかし、3回からガルシアがジャブ、左フック、ワンツーと手数を増やして流れを一気に挽回。
徐々にガルシアがペースを上げ得意の右強打が唸り始めていく。
5回、ラウンド序盤はバルガスが連打するものの、中盤ガルシアのワンツーを浴びてバルガスが鼻から出血。ラウンド終盤ガルシア会心の右ストレートでバルガスたまらずダウン。しかし、バルガスはゴングに救われた。
その後はバルガスもダメージを回復して反撃するものの、ガルシアのディフェンスの上手さに決定打が出せないまま回を重ねる。
最終回、バルガスがボディー攻めから右ストレート、ガルシアはワンツーと激しく打ち合う中でゴングとなった。

〈12回採点結果〉
116ー111(ガルシア)
116ー111(ガルシア)
114ー113(ガルシア)
3ー0
の判定勝ちでガルシアがWBCウェルター級ダイヤモンド王座を獲得した。
昨年3月16日、ガルシアはSライト級から階級を上げIBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンスJr.(米国)に挑戦したが0ー3の大差判定負けで初黒星を喫して辛酸を舐めた。
敗戦後ガルシアはウェルター級では通用しないのではと囁かれてから1年、再起戦となった今回、元WBO世界ウェルター級王者からダウンを奪ってこの階級でも充分戦えることを証明して見せた。

バルガスは5回のダウンも後半戦に追い上げ元王者の片鱗を見せたが、もう一押し決定打が出せず王座獲得に失敗した。

WBCダイヤモンド王座とは2009年に創設されたもので王者経験者や保持者で評価の高い選手に懸けられる王座です。
また、世界王座とは別物で団体が認定しない限り移動しません。

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(Photos by boxingscene.com)

※ここにハイライトシーンの動画を貼ろうと思っていましたが、アメブロさんのシステム機能障害で貼れなくなっています。
ご了承ください!
🙏

【両選手の戦績】
★マイキー・ガルシア/41戦40勝(30KO)1敗
★ジェシー・バルガス/34戦29勝(11KO)3敗2分


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ーSemi finalー
《WBA世界Sフライ級タイトルマッチ》


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WBA世界Sフライ級王者
カリド・ヤファイ(30=O/GBR)IMG_5529.png
VS.
WBA世界同級2位・4階級制覇者
ローマン・ゴンサレス(32=O/帝拳/NCA)IMG_5530.png

ロマゴン強打炸裂TKOで3年ぶり王座復帰!

〈試合経過〉
初回、ヤファイが接近していきなりフックを強振するとゴンサレスはジャブからアッパー、右ストレートを繰り出すも、お互いクリーンヒットしないスタート。
2回〜3回、ヤファイが接近してボディ攻め(ローブロー注意受ける)と右ストレート、ゴンサレスは右ストレート、アッパー、フックと激しい打ち合いが続いて試合が動き出す。
4回〜5回とゴンサレスが連打でポイントを重ねて優位に立った。
6回、接近しての打ち合いでゴンサレスが左眉をカットして出血も試合に影響はない。
7回、ゴンサレスがジャブからボディー、右ストレートを浴びせて攻勢を強めるとヤファイも怯まずボディーから右ストレートをヒット。手数、有効打はゴンサレスが優勢。
8回、絡み合いでクリンチが増えたが、ラウンド終盤ゴンサレスの左右連打でついにヤファイがダウン。ヤファイが立ち上がって再開するとゴングに救われた。

迎えた9回、早々ゴンサレスの狙いすました右ストレートがヤファイの顎を打ち抜くとロープ下にダウン。立ち上がる素ぶりを見せたヤファイだったが、レフェリーがダメージを確認すると即座に試合を止めた。

ゴンサレスは2017年3月18日、シーサケット・ソールンビサイ(タイ)に判定負けで王座から陥落して以来3年ぶりに王座返り咲き成功。

ーTKO・9回25秒ー

ヤファイは全勝街道を突っ走ってきたが、27戦目での初黒星で6度目防衛に失敗。3年2カ月保持してきた王座から陥落となった。
これまでヤファイは指名戦以外は堅実なマッチメイクで5度防衛を果たして何度か巻き返される場面もあったが、持ち前のハンドスピードとテクニックで跳ね返してきた。
しかし、今回ばかりは4階級制覇者で豪腕のゴンサレス相手ではヤファイに強打不足は否めずテクニックだけでは通用しなかった。

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(Photos by boxingscene.com)

【両選手の戦績】
★カリド・ヤファイ/27戦26勝(15KO)1敗
★ローマン・ゴンサレス/51戦49勝(41KO)2敗


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ーundercardー
《WBC世界フライ級タイトルマッチ》


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WBC世界フライ級王者
フリオ・C・マルティネス(25=O/MEX)IMG_5531.png
VS.
WBC世界同級7位
ジェイ・ハリス(29=O/GBR)IMG_5529.png

王者マルティネス判定勝ちで初防衛成功!

〈試合経過〉
前半戦を王者マルティネスが速い踏み込みからフック連打を浴びせ、挑戦者ハリスも負けじとボディーからワンツーと応戦した。ハリスは鼻から出血。
4回までマルティネスが有効打でリードした。
中盤戦に突入してハリスの右ストレートがヒットしだす。
6回〜7回とハリスが左右フック、右ストレートと見栄えのいい攻めを見せるものの、マルティネスの連打パワーになかなか波に乗れず回を重ねた。
10回、早々マルティネスの左右ボディーでハリスが膝をつくダウン。ハリスにあまりダメージはなく立ち上がって再開するとワンツー反撃で凌いだ。
11回〜最終回とハリスはワンツー、右ストレートで攻めて逆転を狙ったが、逆にマルティネスの左右フックを浴びるなかでゴングとなった。

〈12回採点結果〉
118ー109(マルティネス)
116ー111(マルティネス)
115ー112(マルティネス)
3ー0
の判定勝ちでマルティネスが初防衛に成功した。

無敗で臨んだ英国期待のハリスは10回に膝をつくダウンも諦めず手数を増やして挽回を狙ったが、いま一つ決定打にならず世界初挑戦での王座獲得は成らなかった。
しかし、なかなか攻撃力もあり、再起して当て勘をを磨けば再び挑戦できる可能性大。

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(Photos by boxingscene.com)

【両選手の戦績】
★J・C・マルティネス/18戦16勝(12KO)1敗1NC
★ジェイ・ハリス/18戦17勝(9KO)1敗


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