★五輪2連覇ロベイシ・ラミレスがプロの洗礼受けた!/特別編/No.999 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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  五輪2連覇ロベイシ・ラミレスがプロの洗礼!

アマチュアエリート出身と言えど必ずしも華々しいプロデビュー戦を飾れるとは限らない。

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ロンドン五輪フライ級金メダル、リオ五輪バンタム級金メダルと2大会連続金メダリストとなって「キューバの天才」と呼ばれ将来のスーパースター候補として鳴り物入りでプロのリングに殴り込んできたロベイシ・ラミレス(25)だったがコケてしまった。(笑)
2カ月前の8月10日(日本時間11日)米国ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるリアコウラス・センターでフェザー級4回戦を8戦4勝(2KO)2敗2分のアダン・ゴンサレス(22=米国)と戦って初回にダウンを奪われ挽回できずに4回1ー2(38ー37/35ー40/36ー39)の判定負けに終わり、ほろ苦い黒星デビューとなった。

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(Photos by fightnews.com)

ラミレスは今年5月24日、米大手プロモート会社のトップランク社(ボブ・アラム代表)と100万ドル(約1億1千万円)で複数年契約している。アラム代表は「ロマチェンコに続くビッグスター候補と契約できて本当に満足だ。デビュー戦が待ち遠しい」と上機嫌で将来的には対抗馬に日本の井上 尚弥(大橋)の名前もあがるなどメディアにアピールして注目を集めていた。

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(Photos by ringtv.com)

実際にはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と同様世界のアマチュア団体を統括する国際ボクシング協会(AIBA=Amateur International Boxing Association)が2013年7月からプロ部門として旗揚げしたAPB(Aiba Pro Boxing)の試合に出場していて16戦14勝2敗の戦績を残して収入を得ていることからプロデビューとするには異論もあるようです。
そもそもアマチュア団体がスポンサー募ってプロ部門創設って可笑しな話だ。(怒)
まあ、ラミレスはAPBではそこそこの成績だったが、本格プロデビューする前、専門家筋では「スピードとパワーはまずまずだが、ディフェンスには難がある」と指摘されアマチュア生え抜きのスター選手としては低評価だった。
結果的に指摘されたことが的中してしまったことになる。
今回、スター候補に勝利して番狂わせ扱いされたゴンサレスはインタビューで怒ったようにコメントした。
奴らが仕組んだ試合に堂々と挑んだ。俺が負けるように仕込まれた試合なのはフィラデルフィアに入ってからよく分かった。でも見たか!俺は俺の力で勝利を引き寄せたんだ。ざまあみろ!「君には誰も味方がいないが大丈夫か?」と質問した記者連中よ、聞こえるか!俺には俺のプロモーターがいる。俺には俺の神がついていて、家族も子供もいる。セコンドだって最初から勝てると送り出してくれたんだ。奴らは俺がアンダードッグ(噛ませ犬)ではないことを思い知ったはずだ。とゴンサレスは熱く語った。

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ゴンサレスにしてもこれでようやく9戦5勝2敗2分と1つだけ勝ち越したが、これから先、勝ち星を重ねられるのかどうかは誰にも分からないし、本人次第だ。
一方のラミレスも連敗は許されず次戦のマッチメイクには慎重にならざるを得なくなってきた。
まあ、どっちにしても今回の試合で両者ともに1勝の重みを肌で感じた戦いだったろうと想像した。

明暗を分けたハイライトシーンをどうぞ!(56秒)