
5月に入って「世紀の対決!メイウェザーVSパッキャオ戦」を筆頭に日本でも負けず劣らぬ注目試合が開催され盛り上がりました。
先ずは、米国での世紀の対決と粟生隆寛選手の王座決定戦から・・・
《WBAスーパー》
《WBC・WBO世界ウェルター級》
ー王座統一戦ー
開催日:5月2日(日本時間3日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/MGMグランドガーデン・アリーナ

WBAスーパー・WBC世界ウェルター王者・5階級制覇者
フロイド・メイウェザーJr.(38=O/USA)
ーVSー
WBO世界ウェルター級王者・6階級制覇者
マニー・パッキャオ(36=S/PHI)

テレビ局がSHOWTIMEとHBOの2局同時放送ならリングアナウンサーも別々に選手紹介する異例の開催となった。
日本でもお馴染みで人気の両リングアナウンサーが登場。
パッキャオをマイケル・バッファー(HBO)が担当し、メイウェザーをジミー・レノンJr(SHOWTIME)が担当して試合前にお互い名セリフの共演で会場の観衆、世界中のテレビ観戦者を盛り上げた。
そして、世紀の戦いのゴングはついに打ち鳴らされた・・・
★メイウェザーJr.が3団体統一に成功!
〈試合経過〉
初回、メイウェザーが左ジャブからワンツー、右カウンターヒット。パッキャオは右ジャブから左右フックのお返しパンチ。~手数、有効打でメイウェザー優勢。
2回、メイウェザーが右ショートダブル、右フックをヒット。パッキャオは突進して左右空転もコーナーに詰めて左右フックヒット。~手数互角もメイウェザーが攻撃精度で優勢。
3回、メイウェザーがカウンター気味の右ストレートヒット、左ジャブ、右フックヒット。パッキャオは突進して左右フック、コーナーに詰めて左右フック、ワンツーヒット。~メイウェザーが攻撃精度で優勢。
4回、パッキャオがコーナーに詰めて左右ボディー、ワンツー、左フック、ロープに詰めて左ストレートで仰け反らし、再び左右連打、右フックヒットと猛攻をみせた。メイウェザーは右ボディー、右カウンター、右ストレートヒット。メイウェザーは左を浴びて効いてないとアピールするパフォーマンス。~手数、有効打でパッキャオ優勢。
5回、メイウェザーが右ボディー、左ジャブ、ワンツー、右ボディーも途中ローブローの注意。パッキャオは左ボディー、右ジャブ、右ジャブ。~手数、有効打でメイウェザー優勢。
6回、パッキャオが左右フック、ロープに詰めてワンツー、左フックヒット。メイウェザーは左ジャブも途中左右を浴びた場面で顔を横に振り効いてないとアピールする。~手数、有効打でパッキャオ優勢。
7回、メイウェザーが左ジャブから右カウンターヒット、左ジャブ連発。パッキャオは右ジャブから左ストレート、左ストレートヒット。~手数互角も有効打でメイウェザー優勢。
8回、メイウェザーが左ジャブ、L字ガードでパッキャオのパンチを躱しながら左フック、左ジャブヒット。パッキャオは左ストレート、右フック、左ストレート、左フック、右ジャブ。~攻撃精度でメイウェザー優勢。
9回、パッキャオがワンツー、右ジャブから左ストレートヒット。メイウェザーは左ジャブ、右カウンターも手数減らす。~手数、有効打でパッキャオ優勢。
10回、パッキャオが右ジャブからワンツー、左カウンター、ロープに詰めて左右フックヒット。メイウェザーは左ジャブ、ワンツー、左右空転。~手数、有効打でパッキャオ優勢。
11回、メイウェザーがワンツー、右ストレート、右アッパーヒット。パッキャオは右カウンター、左ボディー、右ジャブ。~有効打でメイウェザー優勢。
12回、パッキャオが右ジャブから左ストレート、左ストレート、左フックヒット。メイウェザーは左ジャブ、右カウンターをヒットさせバックステップで躱す中でゴングを聞いた。~手数、有効打でややパッキャオ優勢。
そして、ジャッジに委ねられた。











〈採点結果〉
116ー112(メイウェザー)
116ー112(メイウェザー)
118ー110(メイウェザー)
3ー0のユナニマスデシジョンでフロイド・メイウェザーが判定勝ちして48連勝を達成。WBA世界ウェルター級スーパー王座の2度目の防衛とWBC世界ウェルター級王座の4度目の防衛に成功するとともにWBO世界ウェルター級王座を獲得した。
パッキャオはWBO世界ウェルター級王座の2度目の防衛に失敗して王座から陥落。無冠となった。
※因みに、素人ジャッジの私の採点は115ー113(メイウェザー)となりました。
(実際のスコアカード)

【両選手の戦績】
フロイド・メイウェザーJr.
48戦48勝(26KO)無敗
マニー・パッキャオ
65戦57勝(38KO)6敗2分
〈後記〉
終わった瞬間、あ~っ、パッキャオはやっぱりメイウェザーにしてやられたと思った。
しかし、ジャッジ1人の採点8ポイントほどの差はなかったように思えた。
4回、パッキャオはメイウェザーのディフェンスを崩してワンツー、左フック、左ストレートをヒットさせた場面ではいけると思ったが、テクニックで逃げられてしまう。
6回にもロープに詰めて左右フック、ワンツー、左フックで追い詰めたが、ここでも躱されてしまった。
パッキャオに勝機がないわけではなかったが、7回に右カウンター、8回に左フックを浴びて手数を減らしてしまったのが痛かった。
9回から手数を増やして再び追い上げたものの、ここでもメイウェザーにうまく躱されダメージを与えるまでにはいかず、結局、逃げ切られてしまった。
採点を聞いたパッキャオは「勝ったと思った。彼は何もしていない。スコアを聞いて驚いた」と悔しがった。
統一したメイウェザーは「彼は本物のファイターだ。頂点を極めた理由が分かった。敬意を表したい」そして、「俺は知的だった。全てを計算し尽くして、それを完璧にやってのけた」と自信満々に語った。
やっぱりパッキャオがメイウェザーに勝つにはダウンを奪うか、それに近いダメージを与える場面が必要だった。
5年前に戦っていれば、もっと白熱した展開になっていたかもしれない。
まあ~、メイウェザーの天才的テクニックをみられたのは良かったが、世紀の対決という割にはあまり見せ場のない試合でもありました。
そして、この試合が後世に語り継がれる伝説的になるほどの名勝負だったのか、それとも凡戦だとみるのか人それぞれ見方は違うでしょう。
技巧派(テクニック)を好むファンには十分堪能できただろうし、打ち合いを好むファイター派のファンにはいまいち見応えに欠ける試合だったのかもしれません。
私は後者のほうです(笑)
それにしても、尋常ではない史上空前の盛り上がり方であっという間に終わってしまいました。
ここで一句、「ラスベガス強者どもが夢のあと」(笑)・・・
メイウェザーはもう1試合で引退するとほのめかしている。
その対戦相手に浮上したのが元WBA・IBF世界スーパーライト級スーパー王者のアミール・カーン(28=英国)との対戦。
果たして、最後の相手になるのか注目される。
一方、パッキャオはフィリピンの次期大統領選に出馬する為に引退するのか、それとも、もう1戦を戦うのかはまだ白紙状態でトップランク社のボブ・アラム氏に委ねるといい、とにかく休養をとってから結論をだすという。









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《WBO世界ライト級王座決定戦》
開催日:5月1日(日本時間2日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/ザ・コスモポリタン

WBO世界ライト級1位
粟生隆寛(31=S/TEIKEN)
ーVSー
WBO世界同級4位
レイムンド・ベルトラン(33=MEX)
この王座決定は当初元WBA・IBF・WBO世界ライト級スーパー王者のファン・ディアス(米国)と戦う予定だったが、ディアスがスパーリング中に左肩を負傷して手術を受けた為に、急遽、4位のベルトランとの対戦となった。
このベルトランは以前マニー・パッキャオのスパーリングバートナーを務めたこともある選手。
しかし、前日計量でベルトランが体重オーバーで失格となった為、粟生が勝利した場合のみ王座獲得となり、ベルトランが勝利した場合は空位のままという条件付きで試合は行われた。
★粟生選手3階級制覇ならず!
〈試合経過〉
初回リングに立った両者はベルトランが1階級も2階級も上の体格差に見える。
お互いジャブの出し合いから始まる。しかし、ベルトランのパワーあるワンツーが当たり出した。粟生も左ストレートで対応する。~ややベルトランが優勢。
2回、序盤にベルトランの右フックが粟生のあごを打ち抜くとダウン。粟生はカウント8で立ち上がったものの、再びロープに詰められ左右連打を浴びたところでレフェリーストップとなった。
ーTKO・2回1分29秒ー
ベルトランは勝利したものの、王座獲得とならず、王座は空位のままとなった。
粟生はキャリア初のTKO負けで念願だった3階級制覇に失敗となった。
【両選手の戦績】
粟生 隆寛
32戦27勝(12KO)4敗1分
レイムンド・ベルトラン
38戦30勝(18KO)7敗1分







