…米国スポーツ誌『スポイラ』の選んだボクシング史上最高の順位!…[No.147] | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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★米国スポーツ誌『スポイラ』の選んだボクシング史上最高順位!

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…米国スポーツ誌『スポイラ』の選んだボクシング史上最高の順位!…
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…米国スポーツ誌『スポイラ』の選んだボクシング史上最高の順位!…

米国スポーツ誌のスポーツ・イラストレイテッド社(通称スポイラ)が昨年11月に過去の名選手、名試合のランキング「史上最高ボクサー」と「史上最高ファイト」を電子版と雑誌で発表したが、どうも、はっきりとした選出内容が分からない。

どういった選定者がどういう基準で選んだのか?
あまり権威のあるものとも思えないのだが、所謂パウンド・フォー・パウンド(全階級を通して最強選手)を決めるものだが世界中のファンに今回の選出が認知されるかどうかだろう。
元々、こういう類のランク選出選定は毎年どこかのスポーツ雑誌で発表されるが、その年の選定者の年齢、識者、選出方法や私感によってかなり違ってくるものだ。
今回、スポーツ・イラストレイテッド社が選んだ「史上最高ボクサー」は1940年~1965年に活躍しボクシング史上初めてパウンド・フォー・パウンドの称号を得たウェルター級、ミドル級王者のシュガー・レイ・ロビンソン(米国)となった。
次に、「史上最高ファイト」として選ばれたのが1923年9月14日に行われたヘビー級王者のジャック・デンプシー(米国)対ルイス・アンヘル・フィルポ(アルゼンチン)のヘビー級の試合となった。

何れも当時の日本ボクシング界でも両者とも知られていて「拳聖」と呼ばれ、神様のような存在の名選手である事は間違いないのだが・・・
アメリカには他に諸々スポーツ誌があるが、特に大手出版3社が競ってランク付けを発表する。

◆今回の『Sports illustrated』誌は1954年の創刊で古くからスポーツウェアや水着ファッションの特集に力を入れていて、表紙はまるで水着ファッション雑誌(全てではないが)と見間違うスポーツ誌になった。

◆ライバルの『SPORT』誌は1946年創刊の老舗スポーツ誌。
こちらは、得意のランキング発表の老舗でもある。
MLB・NFL・NBAやボクシングを含めて諸々のスポーツの人気度、成績、年俸などのランキングを毎年発表する。また、オリンピックの各国メダル獲得数の予想などを恒例としている。

◆そして、ボクシング界のバイブルとまでいわれる『The Ring』は1922年創刊の老舗ボクシング専門誌。最近はボクシング某認定団体への接近し過ぎで記事が偏り過ぎているとの評判で本元ではあるが、あまりパッとしていない。

何れにせよ、アメリカ国民はランキング好きだと、在る雑誌で読んだ事があるが、特にスポーツに関して特集すると数百万部の売上部数が伸びるらしい。
今回の選出に関してボクシングファンから見て異論はあるかどうかだが、おそらく意見は分かれるだろう。

いっその事、営利抜きで3誌合同で選定すれば、もっと権威あるものになるかもしれない。
そうすれば過去の名選手達もファンも納得するはずだ。

〈今回の選定順位〉

【史上最高ボクサーの部/全17階級を含めた順位】
(1位)
★シュガー・レイ・ロビンソン(米国)

(2位)
★ハリー・グレブ(米国)

(3位)
★ロベルト・デュラン(パナマ)

(4位)
★ヘンリー・アームストロング(米国)

(5位)
★イザード・チャールズ(米国)

(6位)
★ジョー・ガンス(米国)

(7位)
★サム・ラングフォード(米国)

(8位)
★ベニー・レナード(米国)

(9位)
★リカルド・ロペス(メキシコ)

(10位)
★ミッキー・ウォーカー(米国)

因みに史上最高ボクサー階級部門を見ると、ヘビー級1位モハメド・アリ/ミドル級1位ハリー・グレブ/ライト級1位ロベルト・デュラン/など・・・しかし、ロッキー・マルシアーノ、ジョー・ルイス、モハメド・アリ、ジョージ・フォアマン、マイク・タイソンなどは10位外ランクに・・・
【最高試合の部】
★ジャック・デンプシー(米国)対ルイス・アンヘル・フィルポ(アルゼンチン)1923年9月14日の試合。

あくまでも『スポイラ』の順位であって、今後『スポマガ』『リング』両誌が発表すれば順位も異なるだろう。
次のランキング発表はどんな顔ぶれになるのか楽しみでもある。