ほとんど眠れずに朝が来た。
夜がすごく長く感じた。
日の入りが早い時期だから4時半頃には朝日が出てきて少しほっとした。
空っぽになったお腹が悲しい…
もうここにはいないんだな
いなくなってからお腹にいた時の
命の暖かさとか重さをより実感した。
トイレに行くたびに出てる悪露が夢じゃなかったことを突きつけられて泣きそうになった。
産褥パッドはほとんどオムツみたいなサイズで初めはびっくりしたけど
妊娠期間中、初期も一滴も出血したことなかったから久々に血を見た気がした。
病院の朝は早く(わたしが遅いのか？)、
7時には朝ごはんが運ばれてきた
写真撮り忘れちゃったけど和食だった。
栄養バランスが考えられてる朝からしっかりしたごはん。
母乳が出るから普通はみんな産んだ翌日からこのくらい食べるもんなんだろうなぁ…
そんなことを思いながら赤ちゃんのいないわたしはおっぱいを止める薬を飲む。
辛いなぁ…
朝食を食べてると旦那さん登場。
朝から息子の火葬をどうするか早めに決めて教えてほしいと病院から言われてたから。
葬儀屋に頼む事もできるみたいだけど
わたしたちは自分でお見送りをしたかったから火葬場まで連れて行くことにした。
調べてると可愛い赤ちゃんの骨壷とか色々出てきた。
遺骨のペンダントなんてある事も初めて知った。
「可愛いね〜
」なんていいながら色々見て
」なんていいながら色々見てそらのイメージの水色の骨壷と
星型の遺骨ペンダントを購入した。
そんなことをしながら涙が溢れてきた。
何でわたしは、息子を産んだばかりなのに。
こんなに悲しいのに
何でわたしはこんな朝から葬儀とか火葬とか死産届けとか、
こんな事を考えなきゃいけないんだろう。
死産宣告からすごいスピードで色んなことが起きて、頭が追いつかないまま進んでいく。
心の整理なんてしてる余裕ない。
しばらくすると義父と義母が来てくれた。
つい2週間前の引っ越しを手伝ってくれた時は
楽しみにしてくれて産休入るギリギリまではたらくわたしを心配してくれてた。
笑顔でいたいのに、暗くしたくないのに泣けてきちゃった…
義父と義母は色々手続きとかを手伝いに来てくれたみたいだった。
旦那さんと義両親は外に昼ご飯を食べに出て
ついでにわたしはシャワーを浴びる許可が出たので色々な荷物を取りに帰ってもらった。
そのあと時間差で母が到着。
荷物の整理をしてたらバッグの中から
お別れの時に入れたいそらの服を入れた袋が出てきた。
退院の時に着せたかった服。
肌着、クマさんの帽子。
すごく小さな靴下。
性別がわからなかったから全部黄色で買ったんだよね。
「可愛いね」
母がそういうとまた泣けてきた。
こんなに小さくて可愛いのに
わたしの息子はこれでも大きすぎるくらい。
買った洋服たちの柔らかいパステルカラーの黄色が、偶然だけどこの時のわたしのネイルと同じだった。
何も気にせずこの色にしたけど
薬指は水色。
シンプルなのしか出来ないとネイリストさんに言われて全然気に入ってないんだよね〜、とか
そんなこと言ってごめんね。
小さいそらの服を抱きしめて泣いた。
旦那さんが戻ったタイミングで助産師さんが入ってきた。
助産師さんはわたしを気遣ってか見せないように紙を旦那さんに見せてた。
役所に出す死産届けだった。
ちらっと母子手帳が見えて気になってるわたしに気付いた助産師さんが
「見たい？」
頷いたわたしに見せてくれた。
出産の状態が書き込まれていた。
妊娠23週5日
2019年7月3日 午後6時56分
性別は男
体重460グラムで身長は25.0センチ
思っていてより体重も重く大きかった。
死産のところに丸がついるのが悲しいけど。
このページを見てると悲しいのに幸せな気持ちにもなる。
わたしは産んであげれたんだな…
退院してからもたまに開いてみています
翌日退院出来るかもと言われていたけど
この日も入院になり翌日に退院が決まった。
シャワーを浴びて旦那さんは休みをたくさんもらったので同じ部屋にパソコンを持ち込んでお仕事していました。
わたしはやっぱり眠れずに死産についてや
ブログをずっと読んでました。
あとからわかったけど、同じ経験をした天使ママさんたちも同じことをしてた。
この日で点滴は外れた。
昼間に細切れだけど少し眠れた。