ストレスをため込んで仕事している人が多い中、
鬱病は「現代病」の一つです。
それでも精神科、心療内科というのは敷居が高いし、偏見もある。
そこへ「自分が鬱であること」を認めたくないばっかりに
内科やら神経外科を訪れて「異状なし」の診断を受け
ますます、治療が遅れて、重症になってしまうことも多い。
私が鬱を発症した最初の症状は
一日中頭を締め付けられるような頭痛と
昼間、気を失いそうなほどの眠気。
めまいと吐き気がするほどの肩こりから始まりました。
胸(特に呼吸器あたり)に何かがつかえたような感覚も
もともと喘息持ちだったせいで、アレルギー症状が出てるくらいに思ってた。
仕事に対しての責任感も重なって、憂鬱感というのには鈍くて
毎朝、会社に行きたくないのは「誰にでもある感情」ということで見過ごしてました。
・・・でも、この症状こそが【仮面うつ】っていうものだったんですね。
仮面うつの人は、回りの人から見ても、深刻そうな顔は見せずに、
ニコニコと愛想も良く、まさか自分で鬱だと思ってる人は少ないらしい。
私の場合、まさしくコレ!
人から心配されたり「大丈夫?」と優しい言葉をかけてもらうのが苦手で
本人は相当しんどいのに、平気なフリをしてしまってたんですよ。
そのうちに、家に帰る道がわからなくなったり、書類の文字が読めない
理由もなく涙がでる、動悸、パニック・・・
本格的にうつ症状を発症して、休職に追い込まれることになってしまった。。。
治療当初は、何もヤル気が起きず、一日中眠りっぱなし。
TV見てても面白くないし、ご飯食べながらポロポロ涙は出るし…。
昼間、一人で家にいる間、自己啓発本、宗教本を読みあさって
とにかく、醜いほど、もがき苦しんで救いの手を探しまくった。
少々荒治療だけど、落ち込んだ時は、悲しいDVDで極限まで自分を落として
あとは這い上がるしか逃げ道はない…というところまで自分を追い込む。
鬱々気分の時は蒲団の中で、もがき苦しんだし、
イライラが頂点の時は、子供が真っ青になるくらい怒り狂う。
でも、年末に退職し、会社から完全に離れて仕事のストレスから解放され
司法書士の先生に相談して、借金返済の糸口をつかんだ辺りから
この病気は、私に人生の転機を与えるために
「うつ」という醜い仮面を被って、私に近づいてきた
【運】だったと思うようになった。
うつ療養中にブログで出会った人たち。
ややこしい病気を抱えた私から去っていく友人と
本気で心配してくれる、真の友人がハッキリ見えた。
本来、自分が目指したかった人間像がぼんやりだけど見えてきた。
まだまだ、今も体調は万全じゃない。
今朝も、身体が重い~と思ったら、やっぱりお天気が悪いし
ほんのささいな言葉が、グサグサ心に遠慮なく刺さる。
営業してた頃は「喋りが上手い」と言われてたのに
今は、言葉がすんなり出てこないし、どもったり
緊張しすぎるとパニック症状が出てくるし・・・
それでも、そんな私にだってできることがある。
私にしかできないこともあるはず。
うつを「不幸な病気」と受け取って、「病気だから…」と云うのか、
「人生の転機」と捉えて、「病気だけど…」と云うのか
それは本人次第。
病気のせいで衝動的に「死」を考えてしまう記事もよく目にします。
でも、その病気は「チャンス」が不幸な仮面を被ってきてるのかもしれないですよ。
「チャンス」とか「運」は絶対に不幸な顔して近付いて来るんです。
「私はチャンスです」
「私は運だから掴まないと損するよ~」
・・・なんて近づいてきたら、誰だって飛びつくし
取り合いになって、ますます世の中、混乱しますがな。
今、鬱で辛くて苦しんでる人、
苦しい時は、もがいてもがいて、鬱々な時は落ち込んでいいんです。
赤ちゃんが母体の産道を通ってる最中だと思って下さい。
それでも生まれようと頑張る赤ちゃんは必ず生まれてきます。
産道から頭が出てきたら、
あとは助産婦さんやお医者さんが手を貸してくれるから大丈夫。
でも、子宮を出て、手を貸せるところまでは赤ちゃんの生命力にかかってるんですよ。
だから「死」に逃げることだけはしないで!
もがいてもがいて、苦しくて仕方がない時、
誰かが手を差し伸べてくれたら、最後の力を振り絞って遠慮なく掴もう。
その掴んだ手が【運】ですよ!
|