羽田を飛び立ってから約2日後、ほとんど睡眠時間のないまま、やっと最初の目的地
クロアチアのドゥブロヴニクに到着しました。
九州の1.5倍ほどの国土に7つの世界遺産を擁するクロアチア。
その中でも一番有名なのが、、「アドリア海の真珠」と呼ばれるドゥブロヴニク。
街の紀元はローマ時代まで遡り、中世に大躍進を遂げ、16世紀には、
大国ヴェネツィアに匹敵する数の商船を保有する海洋国家として繁栄を極めたといいます。
しかし1991年、旧ユーゴスラビア連合軍に侵攻された時には、
「危険に晒されている世界遺産」としても登録されましたが、その後修復作業が進み、
現在は国際的な修復事業プロジェクトの事例とされて注目を浴びています。
飛行機から紺碧のアドリア海に浮かぶドゥブロヴニクの旧市街の姿を、
真上からとらえる出来たのはラッキーでした。
ドゥブロヴニク空港から旧市街へ車で移動している途中、だんだんとその姿が見えてきた
ときには、なんだか感慨深いものがありました。
やっとやっと ホテルに到着。
部屋のバルコニーから夢にまで見た旧市街が見える!と感激していたら
「早く!泳ぎにいくよ!」とP。
旧市街に早く行きたい気持ちを抑えて、急いで水着に着替え、日焼け止めをささっと塗り・・
海に出る階段を下りていくと、その先に青い海が見えてきた!
このシチュエーションは、映画「グランブルー」のロケ地で有名なホテルカポ・タオルミーナに
ちょっと似てる・・・
早速海に飛び込みました。
水はすごく冷たいけれど気持ちがよかった!
睡眠不足のことも日焼けのことも忘れて、遠くに旧市街を眺めながら泳ぎ回る。。
泳ぐだけ泳いでからシャワーを浴びてさっぱり。
やっと旧市街に向かいます。
ホテルから旧市街までは歩いて8分ほど。
岩場のビーチが多いドゥブロヴニクでは珍しい砂浜のバニェビーチを眺めながら、
東側のプロチェ門から入りました。
旧港や、海に向かって構えている大砲を見ると、本当に海洋国家だったんだな~という感じ。
ドゥブロヴニクの旧市街は、16世紀の姿を今に残す石造りの街並みと堅固な城壁から
なっています。
ピレ門から一直線に時計塔まで続くメインストリートのプラツァ通り。
カフェやショップなどが立ち並び、世界各国から訪れる観光客でものすごく賑わっていました。
このプラツァ通りはかつては「潟(ラグーサ」であり、ローマ人とスラブ人との境界でしたが、
2つの民族の交易が進むにつれ、12世紀になって埋め立てられたそうです。
旧市街に着いたのが確か4時半頃。
夕食までにはまだ時間があるし、そういえばちゃんとお昼ごはんを食べてなかったので、
まずはカフェでワインと生牡蠣、ムール貝を注文。
アドリア海は牡蠣の有名な産地なので、大好きな生牡蠣をがんがん食べようと
思っていたのですが・・
丸っこくて平たいというのはガイドブックで読んではいたものの、あまりに薄平たすぎる。。
日本の牡蠣とは、全くの別物です。
築地でぷっくり生牡蠣を仕入れ(?)てくるP。には受け入れ難かったようでした。
ムール貝はものすごい山積みになっていましたが、新鮮で美味しいのでぱくぱく完食。
ルジャ広場、フランシスコ修道院、スポンザ宮殿などを眺めながら、
ぶらぶら歩きとショッピング。
ドゥヴロブニク特産のいちじくやトリュフ入りの瓶詰め、ハーブの石鹸やオリーブオイル・・
ブランド物よりも、こういうショッピングの方が断然好き。
クロアチアは、ネクタイや万年筆発祥の地なので、お土産にもたくさんありました。
海を眺めるカフェ ドゥブラヴカ1836
「ドゥブロヴニク特製のクリーム菓子」というのがあったので、どんなものが出てくるのか
楽しみにしていたら・・
出てきたのは極めて普通のプリンでした。あれ?^^;
夕食は9時頃から。
ホテルの方のお薦めレストランで、いろんなシーフードの前菜とロブスターのグリルを
いただきました。
豪快なサフランのリゾットと一緒に出てきて美味しかったです。
旧市街の夜景を眺めながらホテルに戻り、やっとベッドでゆっくり眠れたはずだったのに
翌日は5時前には目が覚めました。
時差ぼけなのか・・
牡蠣の養殖がさかんなストン島に生牡蠣三昧に行くはずでしたが予定を変更しました。