人を嫌いになるとは | 素敵やん

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ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)/中島 義道



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★★★☆☆




以前に必要に迫られて読みはじめて
途中までで止まっていたんだけど

ここへきてようやく最後まで。




ひとを嫌いになる心の動き、

心の構造がよく分かる内容で、


そうやって
ひとを嫌いな自分を客観視できれば

嫌いな人たちとも
うまくやっていけるかと思ったんだが、


やっぱ、嫌いなもんは嫌いで。


接点をもたない、
関わりあわないようにするのが精一杯。



力出ないし。

仕方ない。





無理やり好きになろうとしても
それはやっぱり無理なことだから、

それでいいんじゃないのかな?


というのが結論。





嫌いな人とは仕事しない。

お互い様。


それでいいやんか。





理由なく突然人を好きになることがあるように、


むやみやたらと人を嫌いになることも自然にあって、


それはいけないことではない。




人を好きになることと同じように


人を嫌いになることも人生を豊かにする。




他人がどんなに傷ついたかは普通は分からない。


人の気持ちが分からないのか!
といって他人を裁く方が、暴力で残酷。







ま、とはいいながらも、

できればやっぱり

好き同士の関係でいたいよな。




少なくとも、

好きかどうかはともかく、


人間として尊敬できる人とでないと

事をなすのは難しい。



パワーが120%出ないし、

ここぞというときに踏ん張れない。







昔から思っていることなんだけど、


ビジネスプランや案件と同じで、

「人間」にも「筋のよさ」っていうのがどうもあるらしく、


類は友を呼ぶ

じゃないけど、



筋のいい人にはいい人間がどんどん集まり、

そうでない人の周りは
どんどん濁っていくように思う。







尊敬できる人がまわりに沢山いる環境で

仕事をしたいものです。