山口さんちのツトム君。
みなみらんぼう作詞作曲。
この頃すこし変だと。
まったく覇気がない。
遊ぼうって言っても、あとで。
目はうつろ。
これはおかしい。
いよいよ、
生ける屍のごとくに
まったく元気がない。
大事にしていた三輪車も雨ざらし。
呼んでも返事がない。
異常事態。
まさに人生のどん底。。。
外界との連絡を断ち、
深海に静かに横たわっているかのよう。
どうしたんだ、ツトム氏！
オイッ、ツトム君！！！
ツトム君がなぜ
これほどまでに凹んでいたのか、
皆さんはご存知だろうか。
理由は３番でようやく分かる。
それは、なんと、
ツトム君のママが
田舎に帰っていたからだった
というのだ。
ママが田舎から戻って来た瞬間
あっという間に元気になったんだと。
そこで思う。
ママは、なぜ、
そんなに心を痛めるツトム君をおいて
一人で田舎に帰ってしまったのか。
「このごろ」少し変よ。
「いつも」答えは同じ。
という歌詞からして、ママは、
２、３日やそこらじゃなく、
相当しばらく
田舎に帰っていたに違いない。
こんなに傷つけてまで
ツトム君を置いて行かなくては
ならないなんて、
そこにどれほどの
重い事情があったというのか。
しかも、そんななかで、
パパは一切姿を見せない。
ツトム君のこの凹みっぷりにも拘らず。
山口家に一体何があったというのか。。。
ツトム君の両親は、
パパの浮気が原因で２年前に離婚。
ツトム君は、今はママと一緒に
小さなアパートで暮らしている。
ママは生命保険の外交員。
最近は、
年下マネージャー（バツイチ）との
仲が怪しい。
あんないけすかないヤツのどこがいいんだろう。
仕事のためだろうか。
ところが先月、
田舎で一人で暮らしている
母方の祖母の痴呆症がいよいよ進行し、
ママは、ツトム君を残して田舎に帰ってしまった。
そしてこのツトム君、
３３歳のひきこもり。
なんだろう、この哀しい唄は。