先週の読書 | 素敵やん

素敵やん

偉人たちの言葉って、感動するやん、素敵やん。

■1冊目。

バンダイ人財活性化プロジェクト
仕事の報酬は仕事―“感動”の仕掛人たち アドベンチャーカンパニー第3弾

★☆☆☆☆


仕事の報酬は仕事

タイトルは非常にいい言葉。


中途半端に優秀な(と自分で思っている)ヤツは特に、

仕事でちょっと成果を出したから給料を沢山くれ、

更なるインセンティブがないと、人間は頑張れないのだ、

という話にすぐなるのだが、

そんなことでは、

個人も企業も長期的継続的な大成長はない。


成果を出した人間にはより大きな仕事を、が大前提で、

それにプラスする形でお金でも応えるようにする。


そういった企業の形を原理原則にして、徹底すべき。



で、一方で、中身の方はイマイチ。

仕事の報酬は仕事」に関する話も、全然出てこない。。。


つまり、ありきたりの、オレタチ頑張ってるゼ盛り上げ本でした。

経営哲学とかモチベーションについてとかそれなりのことも書いてあったりはしますけど、

目新しいインプットはなく。

企業(バンダイ)の自己満足+社内活性化のためだけの本。


残念。




■2冊目。


デイヴィッド・オグルヴィ, 山内 あゆ子
ある広告人の告白[新版]

★☆☆☆☆


訳が分かりにくくて、つまらなかった。

読みにくいし、頭に入らない。

元々古い本だから、広告テクニックとして古典的なものばかりなのは仕方ないとして。

そんなに言うほど名著なんですかね。。。


新たに独立して広告会社を経営する人の精神論

としてはいい本かも。

気合は入ってますから。


こうすべきだ!

と、これくらいまで力強く言えるようにならないと、

一人前ではないってことでしょう。


見た目が三十五歳以上にならないとペーペーだ

という話が印象的。




■3冊目。

現場力を鍛える
\1,600
株式会社 ビーケーワン

★★★★★


当たり前のことを当たり前に徹底してやりきること、

それを継続すること、

正解はそれしかない。


キモは、ビジョンと戦略と実行。

どれが欠けてもダメダメ。



当面の自分のスタンスとして、

強い現場をつくるために、

自分が現場をつくる側にまわるのか、

現場に出て現場の一員としてそこを強くしていく人になるべきか、

ちょっと考えないとなぁ。




■4冊目。

青木 定雄, 鳥羽 博道, 鍵山 秀三郎, 矢野 博丈
社長の哲学

★★★☆☆


名経営者と言われるオジイ様方、相変わらず半端ない。

それに比べて、ボクが直接知ってるオジイ様方は、

サラリーマンと経営者との違いなのか、

親戚関係はモチロン、某大手商社の元部長だったりしても、断然ちっちゃいなぁ。。。


違うのは、目線と覚悟の量。



「利害を先に考えない、何が正しいかを先に考える。」


自分が将来骨をうずめるべき会社も、

これを徹底する会社にしなくてはならない、

といつも思っています。

そうでなければ死ぬほど頑張れないし、長続きしないから。


それがホンモノ。

本質で突き抜けたい。


しかし、いくら理想を語っても収益を出さないと、継続できないから意味がない。

それには、相当な覚悟が必要になる。

その覚悟を鍛える修行期間として、今のphaseを捉えるのだ。のだ。のだ。。。


と頭では考えながらも、心では、
ニセモノでも何でもいいから、セコくラクに小金をすぐに儲けられたらいいな、

とも思っちゃいますけど。

人間だもの。


そんなことだから、イカンのだろうな。。。

経営って、要は人間力だからなぁ。。。




■5冊目。

増田 明利
今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生

★★★☆☆


最近、自分の将来が不安になり、読んでみた。


転落人生の事例としては、

歳を取ってから会社が倒産し、再就職できず、

というパターンが多い。

歳を取っても復活できるヒトって、どういうヒトなんだろうか。

普通のサラリーマンでは、軒並みアウトではないか。



翻って自分。

今はいい。

ヒトよりも頑張ってきた自負はあるし、まだ若い。


でも、将来、歳を取ったときに、

そのとき何ができる自分であればいいのか。

今の延長線上の自分は、

どういうアウトプットができる人物になりえるのか。

方向性と努力の量、いい感じなのか、よろしくないのか。


世の中ハッタリが横行していて、

口先ばっかりの中身のないヤツとか、

コバンザメみたいな薄っぺらいヤツがホントに多いけど、

ホンモノだけが勝つ世の中にはならないってことは分かっているし、

中身の有無じゃなくって

単に自信を持てているかどうかで説得力が違ってくるのも明らか。


そんな中、

今だにwhatをセットしきれていないボクは、

畢竟willの力も弱くなり、

日々やりきっていない自分に対する自信は風化し、

日々時間だけが過ぎていく。。。


マジで、海外移住計画に日付入れようかな。




■6冊目。

向後 善之
わかるカウンセリング―自己心理学をベースとした統合的カウンセリング

★★☆☆☆


この方、カリスマカウンセラーらしいです。


カウンセリングにかなり興味がある人にはいい本かも。

初心者向けというか入門書的で、随分と分かりやすく書いてあるけど、

結局やっぱりちょっと専門的で苦しい。


10分で図解でサルでもすぐ分かる式のしょぼい本なんかよりは

全然中身があっていいですけど。


カウンセラーって、

うさんくさい、いい加減、誰でもできんでしょ、効果あんのか、

って良くないイメージを持っていましたが、

とってもすごいんだなぁ、

と思いました。




■7冊目。


佐藤 勝彦
「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界

★★☆☆☆


分かりやすいけど、

想像を超えた世界をどんなに分かりやすく説明したところで限界あり。

やっぱ、常人には分からん。


少なくとも、社会人になるまでは、

理系の端くれとして、物理とか数学とかの問題をゴリゴリ解いていた訳だけど、

こういった全体というか体系については一切学べていなかったのが、相当アホらしい。


電車の中の坂道でおもり2個をすべらせる問題とか、

ロボットの回転するヒジにかかる力の問題とか、

虚数とか、偏微分とか、

出された個別のQに対してモリモリ計算して答えを出していた喜んでいた割には、

そもそも何のことだったか全然。


結局、目の前の課題をクリアする能力だけが鍛えられ、

課題を設定する能力、世界をクリエイトして目標を設定する能力が生まれたままの姿。

内股で、股間にそっと手をやる。



学問全体があって、人生があって、

そのうちのどの部分をどう学んでいるのか、

それを理解すると次どうなるのか、

だから何故今この問題を解けるようになるべきなのか、

そもそもヒトは何のために勉強をするのか、

小学生の頃から

それらの位置付けを確認しながら勉強していれば、

随分違っただろうな。。。