二兎を追う者は一兎をも得ず
世の中の多くの事象は、トレードオフの関係にある。
(トレードオフ:ふたつのものが二律背反の状態にあり、
片方を重視すれば、その分だけもう片方が疎かになら
ざるを得ないこと。)
例えば、自動車排ガス浄化触媒の世界では、
PM(粒子状物質)とNOx(窒素酸化物)の関係が、
また、経済学の世界では、
失業率と物価の安定性が
まさにそういった関係にある。
更に学問の世界だけでなく、日常生活の中にも、
トレードオフの関係にあるものが多く存在する。
例えば、仕事にかける時間と家庭にかける時間や、
妻の機嫌と体重の関係など・・・。
そういった事象に直面した時、何が大事になってくるのか?
それは、その人が何を重視するかという指標(目標)を
明確に持っているか否かということだと思う。
明確な指標(目標)を持っていれば、
どちらを重視するかは自ずと決まってくる。
しかもその指標(目標)はちょっとやそっとのことで
ブレては意味が無い。
両方を手に入れたいのはやまやまだが、
“二兎を追う者は一兎をも得ず”
ということを肝に銘じておきたい。