先日の大前研一先生との定例会議で「政府が「人生100年時代」と言えば言うほど益々国民は不安になってお金を貯めこんで使わなくなり消費は停滞する」という大前研一氏の指摘はさすがに鋭い！と思いました
日本人は亡くなるときが一番金持ちで３０００万円も残していくそうですが、今の時代は老後は1億円あっても足りない！と言われています
しかも非正規雇用が4割では一億総不安症候群になってしまうのも当然で益々ケチってしまいますね！
で 突然アマゾンで部門1位になっていて驚きました！
どうやら日経新聞の書評で絶賛していただいたようです 深く感謝致します！
来週はPanasonic様でプラットフォーム戦略(R)の講演ですが本書の内容もお話し致します！
最新プラットフォーム戦略 マッチメイカー Ｄ・Ｓ・エヴァンス、Ｒ・シュマレンジー著 モノから「場」へ発想の転換を
批評 2018/8/25付日本経済新聞 朝刊
最新プラットフォーム戦略 マッチメイカー Ｄ・Ｓ・エヴァンス、Ｒ・シュマレンジー著：日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO34554030U8A820C1MY7000/
グーグル、アップル、ウーバーやメルカリなどが主役の昨今のビジネスはプラットフォーム戦争とも言うべき様相を呈している。何かと耳にする機会の多いプラットフォームについて、多くの事例に触れながらその戦略を丁寧に解説しているのが本書である。
原題＝ＭＡＴＣＨＭＡＫＥＲＳ （平野敦士カール訳、朝日新聞出版・2300円） ▼エヴァンス氏は経済学者、シュマレンジー氏は米マサチューセッツ工科大名誉教授。原題＝ＭＡＴＣＨＭＡＫＥＲＳ
（平野敦士カール訳、朝日新聞出版・2300円）
▼エヴァンス氏は経済学者、シュマレンジー氏は米マサチューセッツ工科大名誉教授。
著者は２つ以上の異なるグループが相互に出会う「場」をマルチサイドプラットフォームと呼ぶ。「パート１」では、古代に起源を持つマルチサイドプラットフォームが、インターネットとスマートフォンによって突如急速にターボ化（加速）されたことを示す。
そこから、一企業の行動に照準を当てる従来の経済学に代わる新たなマルチサイドの経済学を提示する。「先行者優位」や「勝者総取り」といった通説は説明力を持たなくなっていると主張する。
メインとなる「パート２」では、マルチサイドプラットフォームの成功に必要な６つの要素を掘り下げる。フリクション（障害）をどれくらい低減できるか、複数の顧客グループをいかにバランスよく獲得するか、価格設定はどうあるべきかなどを検討することが成功を決定付ける。
アリババが段違いの成長を遂げたのは、未整備な商業インフラなど解決すべき甚大なフリクションが中国に存在していたことが大きいと解説する。さらにマルチサイドプラットフォームを着実に運営するため、参加者の交流を制約する障害はあるか、集客性が高く交流性が高まるようデザインされているか、参加者が気持ちよく利用できるようルールが整備されているかといった点も提示する。
中略
本書は我々に「何を作るか」から「どんな場を作るか」への発想転換を促す。日本企業の多くが取り組むべき課題の本質が詰まった一冊だ。
《評》日本リサーチ総合研究所主任研究員 藤原 裕之
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