大前研一先生との定例会議 & キーエンスの強さの秘訣 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

 

大前研一先生ほかとの定例コンテンツ会議でした!

めずらしく時間超過での白熱した議論でとても勉強になりました

 

財務省のセクハラ問題も当然話題になりましたがやはり時代は変わったのです

世界の常識の変化についていけない

日本の村社会体質があるのではないか?と強く思いました

 

相撲協会しかりレスリング協会しかり財務省しかり、、、

世界の常識と村社会の常識が大きくかい離してしまっていること自体に

気が付いていないのだと思います 

もちろんフランスのような国もありますが、、、

今こそ村社会を脱出しないと益々世界の常識から離れていくのではないでしょうか?

 

今回とりわけ興味深かったのは キーエンスの元社長の佐々木さんのお話でした

 

なぜキーエンスは50%以上の利益率を誇り日本でトップクラスの平均年収(1700万円くらい)

が達成できるのか?その秘密をお聞きしました


一言でいえば 顧客の気が付いていないニーズを営業が把握して、センスのよい企画担当が顧客のところにも出向いてその最大公約数のニッチ商品を企画し、他社がどこも作っていない商品をファブレスで製造し、利益率50%以上の価格で販売する営業マンを育成している ということです

 

そうしたニッチの業界を見つけてニッチの製品を作るために現在では巨額の先行投資を行っているため他社の追随を許さない利益率を誇っているのです

 

もちろん失敗したものもあるそうですがそれまでの製品がアセットとなって安定的な収益基盤があるので多少の損失は問題にならないのです

まさに 積み重ねのアセットビジネスモデル といえそうです

 

また白物などの大手企業が参入している業界には決して参入しない

他社がいないニッチ市場を徹底的に探して顧客数万社に対して最大公約数となる、つまり量産化できるニッチ商品を開発しているのが強みでしょう

 

マブチモーターやハーフメイドといったビジネスモデルにも近いものを感じました

 

とくにオープンなワークスペースで企画営業開発がすぐに議論できることや

営業マンは顧客に行く前日にかならずベテラン営業マンのチェックを受けアドバイスを

もらう。そして結果をかならずまた報告してアドバイスを受けるという徹底した営業OJTの

システムが出来ていることが値引きをしないで売れる秘訣なのでしょう

コンサルティング営業といった方がよいのかもしれません

 

色々調べると創業者の滝埼氏は表にあまり出るタイプではなくみんなが納得するまで

議論する方のようですし二度ほど倒産の経験があるという情報もありました

 

世界的にも稀に見る高収益企業の秘密を垣間見ることができる番組になりそうです!

 

 

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8年ぶりの最新プラットフォーム戦略論です

 

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内容紹介
世界の時価総額ランキングトップ5に共通するのは、
すべて“プラットフォーム戦略” 

プラットフォーム戦略とは、「関係する企業やグループを場(=プラットフォーム)にのせることで、新しい事業のエコシステム(生態系)を構築する経営戦略」のこと。本書ではアマゾン、グーグル、マイクロソフト、アリババ、フェイスブック、ツイッターなどのおなじみの有名企業から、日本ではあまり紹介されていないショッピングモール、オープンテーブル、Mペサ、フリートカード、アップルペイ、ブライトコーブ、ネットフリックスほか数多くのプラットフォーム企業の成功事例や失敗事例を紹介。世界を支配する経営戦略であるプラットフォーム戦略を、どのように構築するべきなのかについて解説する。

・マルチサイドプラットフォーム
・ネットワーク効果の大間違い
・6つのターボ化テクノロジー
・コンテンツプロバイダーとユーザーをつなぐ2サイドプラットフォーム
・アプリユーザーと開発者をつなぐ2サイドプラットフォーム
・アリババのマルチサイドプラットフォーム
・クリティカルマス、起爆、協調問題
・トラフィックを生み出す
・起爆の戦略と戦術
・価格設定、シングルサイド vs マルチサイド
・アクセスへの課金
・健全なエコシステムと爆発的成長
・マルチサイドプラットフォームはいかにして小売業を変革したか
・プラットフォームの脅威に対するビジネスの生存競争

など、さまざまなテーマに触れながら、ユーチューブ、マイスペース、アリババ、ツイッターなどの事例を使った「ジグザグ戦略」「ツーステップ戦略」「ナロー&ディープ戦略(狭く深く戦略)」「リアル連動」の4つの戦略を解決策として紹介。また、従来(そしておそらく現在でも)経済学者や経営学者の間で「常識」と思われていた理論が実は誤りであったことを明らかにしている。具体的には、「ネットワーク効果」「ウィナーテイクスオール(勝者総取り)」「ファーストムーバーアドバンテージ(最初に参入したものが勝つ)」などの理論がすべて誤りだったということだ。

なぜ日本企業は世界から取り残されてしまったのか。
その答えは本書を読むことで明らかになるだろう。

〈構成〉

■PART 1 経済学とテクノロジー
◎第1章 8時に4人の席を~マッチメイカーはいかにしてレストラン予約のフリクションを取り除いたか
◎第2章 「とにかく多くの人にリーチ」の誤謬
◎第3章 ターボ化~マッチメイカーを爆発的に成長させたテクノロジー
◎第4章 フリクションの戦士たち~マルチサイドプラットフォームはいかにして取引コストを発見・低減することで価値を創造するか

■PART2 マッチメイカーの構築、起爆、運営
◎第5章 起爆か、不発か
◎第6章 長距離輸送~価格バランスが導く価値と収益
◎第7章 城壁を超えて~プラットフォームとエコシステム
◎第8章 インテリアデザイン~活動と価値を最大化するプラットフォームの構築
◎第9章 偽物と詐欺師~プラットフォーム参加者の悪い行動を統治する
◎第10章 消える か 燃えるか

■PART3 創造、破壊、変革
◎第11章 現金の移動
◎第12章 行方不明
◎第13章 考えているより遅く早く

 

 

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