KYが日本をダメにする!空気は読むな!神戸製鋼所の不正が40年以上も続いた理由 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

 

 

東京は晴れましたね(^^♪でもまた下り坂のようですが、、

熱海テラスの薔薇が綺麗に咲きました!!

インスタにあげましたのでぜひご覧ください!

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温泉に入って執筆活動をしておりました^^左腕の痺れも

温泉に入ると治りますね、、恐るべし温泉効果!

 

神戸製鋼所の不正が40年以上も前から行われてきたとの

証言が出てきました

商工中金も不正が全国で、、、

オリンパスなども記憶に新しいところです

 

なぜこのような不正がずっと続けられてきたのか?

 

そのひとつの原因として考えられるのは KYの不在ではないかと

思います

 

これは中根千枝氏の「タテ社会の力学」でも主張されていることですが

日本人は小集団(5から7人)に属してそれを通じて社会に参加するということです

 

そのため日本人は小集団から疎外されると自己肯定感を失ったり、社会への参加意欲を失ってしまうために空気を読んで つまりKYは否定して自己防衛をしながら生きているのではないかと思うのです

村社会でのいじめにあわないための防衛策だということです

 

大企業でも小集団が石垣のように連なっている構造にあるとされています つまり 石という同質のものであるものの実はひとつひとつの

石は別組織として存在しているわけです

 

そして全体が軟体動物のように生きている組織だというのです

 

日本では大企業の社長が現場が強いので社員がなかなか言うことを聞かないというのは一面現場主義で良いように思いますが

逆にいえば 現場の集団はその集団での指導者 課長クラス

の指示に従うのであって社長の言うことよりも課長の言うことを

聞くということではないでしょうか?

 

実際サラリーマンを長くやってきて思うのは直属の上司と

役員が意見が対立している場合に 直属の上司に反旗を翻せる

社員は稀ではないかと思います

 

人事考課が誰か?にもよると思います

 

安倍政権になって 人事局が出来て官僚の人事を官邸が

コントロールするようになってからおかしな人事が横行する

ようになってきたと言われます

 

もちろん官僚主義を打破することは大歓迎ですが

その結果 官邸の言うことを聞く 資料を隠蔽する 隠す 消す

などの不正行為のようなことを平然と行った官僚のみが

出世するようなシステムになってしまったのは日本にとって

大きな悲劇となるでしょう

 

一方で 日本的な小集団の塊であり軟体動物のような組織が

一致団結するときがあります

それは 外部に敵が出来た時でそのときは一致団結します

 

外敵がいることで組織は同じ方向へと統一感を持つようになります

そして 一度方向性が決まると今度はブレーキがかからなくなる

のも特徴です

 

こうした組織の問題を打破するには ひとりひとりが自分の

意思を明確に声をだして言える組織に変えることしかない

のだと思います 空気を読まない人が必要なのかもしれません

 

停滞する日本企業の実は大きな要因だと考えられるのです

 

ネットワーク理論でも同質の結束の固い人だけで構成された

ネットワークは 外部との接触がなく 情報収集力が弱い

と同時に 内部での意見を封じ込める作用が強いことが

証明されています

 

今の日本の政治にも見られる現象です