経営者、社長ならば絶対知っておくべき 経営用語2 PEST(E) | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

安倍総理が 国会で 「云々(うんぬん)」を  デンデン と大きな声で
読み上げてしまったことが話題ですね (笑)
 
安倍さんは以前にも、自らにとっての2006年の一文字を聞かれて、「ことしは、わたしにとって変化の年でした。(一文字にすると)それは『責任』ですかね」と言って笑いものになったのも
記憶にあります、、、
 
憲法改正についても 芦部憲法 について聞かれて 知らないと答えてました
憲法を学んだ学生ならば 芦部先生の憲法を知らない人はかなり勉強しなかった人
ではないかと思いますから、、
 
一国の首相がこれほどの無教養では恥ずかしいと思いますが 翻って
社長や経営陣の方にとっても 経営の基本のキ を確認することは
やはり大切なんではないかと思います 用語を知っていれば経営ができるというもの
ではないです 学歴なんてビジネスに関係ないです
しかし 議論をする際の前提としての基礎知識はそれがないと議論になりません
 
というわけで 以前の記事がとても好評でしたので 第二弾です^^
 第一弾は こちら ⇒ http://ameblo.jp/mobilewallet/entry-12235335417.html
 
前回ご紹介した分析のフレームワーク(情報を整理するための型のようなもの)
の中から まずは PEST です 基本のキ!ですが意外と誤解されています
 
PEST分析 
 
政治(Politics)、経済(Economics)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの
頭文字をとったものですが、それらの切り口から事業をとりまく外部のマクロ環境を分析するフレームワークです。

 「政治」は、各種政策や業界関連法規、規制緩和や強化、環境、外交など。
「経済」は、景気動向、物価変動、GDP成長率、金利、失業率、平均所得水準、日銀短観など。
「社会」は、人口動態、環境、ライフスタイル・文化の変遷、教育、犯罪、世論など。「技術」は、新技術の開発・完成、新しい技術への投資動向など。

最近では「社会」から自然やエネルギーなどの「環境」面(Ecology)を取り出して
、「PESTE」とすることもあります。
 
トランプ大統領は地球温暖化はビジネスとしてのでっち上げだと言っているそうですね
小生の プロフェッショナルシンキング の中でも暗に指摘していたので
びっくりしました^^
 
 
さて 4つの切り口について書き出していく時には、現状だけでなく、3~5年先まで予測します。例えば人口動態は移民政策の大幅な変更や出生率死亡率の劇的な変化がない限りもっとも予測がつきやすい項目と言われています。
ただ世界的に難民の問題なども出てきておりなかなか予測も難しくなってきています。
 
日本の場合には少子高齢化の流れは20年前から予測されていました。それでも政府は有効な手を打たないできたわけです。
また 日本では移民政策が非常に琴線に触れるテーマのようで、、政策もかなり曖昧ですが先日外国人労働者が100万人を超えたという報道もありましたので実はかなり移民はこれから入ってくるのではないかと予想しています 実際工事現場などを通るとあれ?、、と思いませんか?
 
このPESTは事業の海外展開を検討する際には平均所得水準の推移を調べるとどのようなモノが将来売れてくるかがわかることが多いと言われていますね
 
所得が上がると 自転車からバイク さらには 車 へと移動手段が変化していくような
例です もっとも最近では エコなどもあり従来の予想通りにはいかなくなってきていますね
 
先日の台湾でもやはりバイクが圧倒的でした 車だと渋滞が酷いからでしょう
ちなみに 地下鉄はいつも空いていました やはり バイクの方が楽なのでしょうね

単にマクロ環境を書き出すだけでなく、環境の変化から、業界における成功のキモが今までとどう変わるのかを明らかにすることで、「では、どうすればよいか?」を考えてみましょう

 注意点としては、自社に影響しないことは社会的に重大なことでも記載する必要はありません。あくまでも 環境変化に対して自社はどうするべきか? を考えるための
フレームワーク それが PEST です!
 
さらに 詳しく学びたい方は 拙著 経営戦略 をどうぞ!^^