時はカネなり BCGのタイムベース競争 time-based competition | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 




時はカネなり、、、たくさんの誕生日お祝いをいただき感謝申し上げます!今週も東洋経済オンラインでのベストセラーランキングに二冊同時ランクイン感謝致します!


限られた人生の時間だからこそ成り立つ経営戦略ビジネスモデルもあります


本日のKEYWORDは タイムベース競争 time-based competition


 タイムベース競争は、ボストンコンサルティンググループの「時間こそが顧客と企業の双方にとって最も貴重な資源である」と考え、時間短縮が競争優位を決めるという考え方です。



 時間に着目したきっかけは、BCGのジョージ・ストークJrが、急成長する日本の自動車メーカーを研究したことです。


トヨタをはじめとする日本の自動車メーカーは、かんばん方式などで生産にかかる時間を大幅に短縮しており、その結果、コストを大幅に削減し、多様な品種の車を世に送り出すことで快進撃をしていました。日本企業は新車の開発から発売までを36カ月で行いますが米国企業は60カ月かかっていました。


これは企画・開発部門、製造部門、原料調達先、部品メーカーなどが早い段階から情報共有を行って同時並行で行っていたのです。そして研究の結果、その強さは無駄な時間を無くす「生産リードタイムの短縮にある」と発見し、「時間短縮」の重要性に気づいたわけです。



 さらに企業活動を分析することで気づいたのは、生産時間のうち、95%は何の付加価値も生み出していない「待ち時間」だったのです。


タイムベース競争戦略は納期の短縮による「顧客価値の向上」や生産ラインのムダの削減による「生産性の向上」、同じ時間でより多くの企画や開発に注力できることによる「多新種の製品・サービスの市場への投入による市場対応力の向上」、需要期に近いタイミングでの生

産の判断が行えることによる「在庫リスクの軽減」なども見込まれることから「売上・利益の向上」による競争優位につながる戦略なのです。


リーンスタートアップがベストセラーになっていますが元々リーンマネジメントとは無駄をなくすトヨタ生産方式がベースです



まさに「時は金なり」ですね。


それでは頑張らないでがんばりましょう♪




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