如何に士気を高めるか?クラウゼヴィッツ「戦争論」 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

経営戦略の歴史を学ぶと必ず出てくるのがクラウゼヴィッツ「戦争論」

日本では戦後70年間軍事学というものを教えることは禁止されてきた背景が

ありますが ロシア情勢など欧米のトップニュースは日本とは異なり戦争関連も

多いことにとても違和感を感じます

戦争はいかなる目的でも行ってはならない国家による殺人行為であると思います

一方で政府が戦争を国民感情をうまく利用してあたかも偶発的に起こすこともあります

企業経営上も過去の戦争での教訓を基にした理論も多い中いまいちど戦争論を

読むことは色々な意味で学ぶべきことがある気がします

本書は決して戦争すべきという考えではなくナポレオン以降の近代戦争初めて体系的に研究し世界的にも東洋における孫子の兵法と並んで古典的な名著として名高いのですがそこでもっとも強調されているのが精神的な要素です

戦争は政治的な目的達成のための手段であるが 戦争そのものが目的化してしまう つまり
勝つことが目的になってしまうことがあるのです これはとても危険です

○戦略とは

戦略とは戦争における勝利(政治的目的の達成)のための方法論であり、戦争における個々の軍事行動に戦争の目的に適合した具体的な目標を与える指針 つまり戦争における個々の作戦(戦術)を計画するための準拠になるもの 

○軍事力の5要素 戦略の考察の対象となる軍事力の中で精神的な要素がもっとも重要であることを強調

1.精神的要素:特に重要
2.物理的要素:戦力の量、編成、兵器の比率
3.数学的要素:軍事行動の計算
4.地理的要素:地形の影響
5.統計的要素:ロジスティックス

○3つの主要な精神的な力

1 将軍の才能
2 軍の武徳:軍隊における服従・秩序・規則など統制のとれた高い士気
3 軍隊における国民精神:軍隊にいる一人一人が独立した国家の国民であることを自覚し、祖国のために戦おうとする精神を持つこと

戦争でも兵力が劣るにもかかわらず大軍に勝利する有名な戦争は数多くありますが
精神的な一体感によるものも多いと言われます(偽計や策略もありますが)


経営者としてはいかに士気を高めることが重要かという視点に注目すべきでしょう



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