MCFセミナー、モバイルプラットフォームの今後を探る | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

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(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

ちょっと前ですが記事が出てました



http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/39705.html


MCFセミナー、モバイルプラットフォームの今後を探る

 携帯電話・PHS向けコンテンツプロバイダの業界団体「モバイル・コンテンツ・フォーラム」(MCF)は4月28日、「モバイルプラットフォームの今後」と題したセミナーを都内で開催した。

アライアンス仕事術

平野敦士氏

ネットストラテジー 平野敦士氏
 ネットストラテジーの平野敦士氏は変化するモバイルビジネスのあり方をテーマに講演。良いものを安く製造して販売という日本の製造業が行なってきた既存モデルは、1990年代後半から「楽天」や「eBay」に代表されるオークションサイトのように、企業は人と人をつなぐプラットフォームを用意するという、新しい形に変化した。平野氏は不特定多数のユーザーを仲介し、グループ間の相互作用を触媒とするビジネスに必要なものとして、ブランディングの確立とプラットフォームの共用によるコスト削減を2つを挙げ、「オークションの評価機能やブログによる情報の相互流通が普及した現在は、実際に商品の購買まではたどり着かなくても、買い物の前には価格比較サイトをチェックしてから行こう、といった安心感をユーザーに持たせることは欠かせない」と述べた。

 また、プラットフォームを提供するビジネスモデルでは、既存のユーザーを満足させるために常に進化が必要であるとし、ブランドの確立とプラットフォームの拡大に成功した企業として、チケットのオークション制度を導入した「Ticketmaster」を、失敗した企業としてはSkypeを買収した「eBay」を、ブランド力は申し分ないが(コンテンツ提供側の)コスト低減という面で失敗した製品として、家庭用ゲーム機の「PLAYSTATION 3」を例に挙げた。

 平野氏はこれからの競合は同業者ではなく、まったく異なる分野から出てくる時代となる。NTTドコモの「iモード」が成功したのは、いち早く他社と組んだことがポイントであり、異なる発想、着眼点を持てる他業種と組むことが必要だと述べた。