謹賀新年 倒産する企業の特徴 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

新年あめでとうございます!


多くの中小企業やベンチャーは今年は勝負の年になると思います

中小企業の倒産件数は過去最悪になるくらい実は景気は悪化してきているようです


そんなとき色々な企業を見てきて思うことは3つ


①経営Visionを明確にできなくなるケース


短期的収益の向上を目指すために 会社のVision が 金を儲けること だけになって

しまって 金儲けなら何でもOKの経営になってしまうケース


もちろん事業会社であるので収益をあげるのが最も大事であるのは当然なのですが

コスト削減や収益の向上のために手当たり次第バタバタとやりはじめる会社は

間違いなく倒産します


なぜか?


難局を乗り切りためには経営のVisionを社員と共有してはじめて可能になるのですが

それを省くために 社員にとって そのコスト削減や収益向上策の先に 彼らにとって

何の意味があるかがわからなくなってしまい優秀な人材が流出していくからです


難局を乗り切ったときに 賃金以外にもちゃんとしたリターンがあることを示すことは

極めて重要なことであるのにもかかわらず 経営陣だけが得をするうような印象を

与えてしまうことにより 実は 企業は自滅していくケースが多いのです


社員を労働力だと下にみるような企業はこのパターンに陥りやすいと思います


② 問題の所在を間違えるパターン


多くのコンサルティング会社が指摘する点ですが 「間違った問題に正しい答えを

一所懸命作成する」 というパターンも自滅への道です


問題の所在が実は経営陣の品格であったりする場合に それを棚にあげて

社員への負荷を強めてしまうようなケースです


外部コンサルティングが入る意味もそこにあるのかもしれませんが 多くの企業で

問題の所在を正しく把握しないために 一所懸命経営企画部とかのスタッフは

解く必要のない問題のために徹夜で 回答をつくったりするわけです

悲劇が起こるのは目に見えています


何が問題なのか?を正しく認識すれば 90%くらいは成功したようなものです



③検討ばかりで実行が伴わないケース


想行力というのは 想像と 実行 を足した造語ですが 新規ビジネスでよくあるのが

アイデアだけたくさん出るのですが いざ実行となると 「やらない理由ばかりあげる」

悲観主義者が発言力を持ってしまうケースです

往々にしてそうした悲観主義者は過去に自分で成功した経験のある人なために

始末が悪いわけです

しかしよく考えれば自分が成功するまでにどれくらい失敗したか?あるいは危ういアイデアだったか

を忘れてしまうのです

成功体験ともいえるものですが 一番会社の動きを止めてしまうのはこうした成功体験に

基づいた悲観主義者なのです


チャレンジあるのみ!前へ前へ!

が今年の目標にして欲しいです