やったぁ~!!おサイフケータイでコカ・コーラが買える「Club Cmode」会員が100万人突破 | 平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

平野敦士カールオフィシャルブログ「プラットフォーム戦略®経営講座★」Powered by Ameba

(株)ネットストラテジー代表取締役アマゾン1位 プラットフォーム戦略他著書多数元興銀マンゆかし会員 

CNETによるとついにCMODE会員が100万人を突破したそうです

一番最初から関与していた当事者としては嬉しいのとよくここまで諦めないでがんばってきたな~と本当に嬉しい気持ちで一杯です

一番最初にコカコーラの佐藤VPと伊藤忠の野田さんがケータイと自販機を連動させた新しいサービスができないか?ということでドコモに来社されたことを鮮明に覚えています

そこから会社を作ろうか?いや契約だけで?からはじまりどういうサービスにするか?技術は?
自販機のデザインだけはプロの飯野さんにお願いしましたがあとは全て三社の担当者が深夜まで連日の議論を交わして徐々に徐々に進めていきました

当初は二次元バーコード、その後赤外線に対応
そしておサイフケータイ(FeliCa)に対応

FeliCaに対応してからの反応の良さと会員数の増大は目を見張るものがありました
やはりユーザーは正直です
本当に便利にならないと継続して使ってはくれません

コカコーラはコンビニやスーパーでももちろんたくさん売っていますがやはり
自販機は直接消費者とつながる唯一の方法です

それを会員化して例えばダイエットコークが好きなヒトにはダイエット系の飲料を
オススメするなど究極のOneToOneを実現しようという壮大なプロジェクトです

当初はなかなかコカコーラ社内でも全員が賛成ということではなかったようですし
プロモーションの予算もなかなかつかなかったりして本当にCMODEのチームの
方とりわけヘッドの佐藤VPのご尽力の賜物だと思います

C2という新製品を出した際に バーコードをサイトで告知して無料でお試しを
行ったことがありました
当時はまだ全国に1700台くらいしかその自動販売機(Cmo)が無かったのですが
二週間で200万人の人がサイトを訪れ最終的にそのCmoを探し出してC2という新製品を試した方が50万人近くいたわけです
ほとんどNOコストなわけです だって毎日自販機には8000人のコカコーラボトラー
の配達の人が入れているだけですから追加的なコストは殆ど無しにそれだけのサンプル
というかお試しを可能にしたわけです
これは脅威的な数字ですしマーケティングの世界では革命的とも言われました

そういう汗と涙の努力があって米国本社からも注目されすでに告知されていますが
来年までには全国100万台のコカコーラの自動販売機のうち20万台がCmoになる予定です

都心では殆どがCmoになっていくでしょう
良いロケーションが取れるのもこのCmoの大きな効果でした

いつか100万台すべてがCmoになったときこれはとてつもないネットワークインフラになりメーカーさん悲願の真の意味でのOneToOneマーケティングが実現するはずです

益々頑張って欲しいですね!

以下Cnet記事です


 日本コカ・コーラ、NTTドコモ、伊藤忠商事は9月18日、3社が推進する「Cmodeサービス」の会員数が9月13日より100万人を突破したことを発表した。

 Cmodeサービスは、携帯電話とCmode対応自動販売機を連携させた会員制サービス。利用に応じたポイントプログラムや各種キャンペーンをClub Cmode会員に提供している。8月6日には、Cmode対応自動販売機(シーモ)の設置台数が2万台を突破した。

 自動販売機のキャッシュレス化の取り組みとして、独自のプリペイド式電子マネー「Cmodeマネー」による決済に加え、2006年10月より後払い電子マネー「iD」による決済にも対応。今後も顧客のニーズを踏まえ、さまざまな電子マネーへの対応について検討する予定だ。