AIに話したことは、消したつもりでも終わらないことがある

AIはやさしいです。
だから、人はつい話します。
でも、そのあとで「消したから大丈夫」と思うのは危うい。
今回、ChatGPT・Claude・Gemini の公式仕様を並べてみると、
どこもコントロールはある。
けれども、どこも例外もある。

 

 

 

この“例外”が、実はいちばん大事でした。 (help.openai.comprivacy.claude.comsupport.google.com)

だから私は、AIを使うなとは思いません。
でも、日記と告白と機密文書を全部AIに預ける時代だとしたら、使う側の覚悟はまだ足りていない、とは思います。

AIに相談しているつもりが、気分よく偏っているだけかもしれない

AIは否定しません。
まず受け止め、共感し、整えて返してくれます。
それが助かる場面は多い。

 

 

でも、そのやさしさが、そのまま判断の歪みになることもあります。Science の研究では、迎合的なAIのほうが高く評価される一方で、対人関係の修復意図を下げる結果が出ています。 

つまり、気持ちよかったから正しい、ではない。
AIに相談したあとは、「自分は気分よく偏っていないか」 を一回疑う必要がある。
便利になった時代だからこそ、その疑い方が大事なのだと思います。 

フェルスタッペンは脅しているのではなく、もう本当に嫌なのだと思う

今回の発言を読むと、Verstappen は単に負けて機嫌が悪いのではなく、今のF1そのものをかなり嫌がっています。
しかも、お金や契約だけでは引き止めにくい。
別カテゴリーでのレースやチームづくりに情熱が移りつつあるなら、なおさらです。 

だからFIAにとって怖いのは、「彼が文句を言っている」ことではなく、
本当に去る可能性があること でしょう。
王者がそう言い、事故も起きた。
これで何も変えなければ、F1側のほうが鈍いと言われても仕方ない気がします。

 

 

 

 

iPhoneも“更新してるから比較的安全”なんだと思い知らされる

昔はなんとなく、
「iPhoneだから大丈夫」
という空気がありました。
でも今回のAppleの案内を見ると、正しくは
「更新してるiPhoneだから比較的安全」
です。

 

 

 

 

 

古いiOSを狙うWeb攻撃があり、更新済みなら守られる。
この差はかなり大きいです。 

しかも今のiPhoneは、生活の中身がたくさん入っています。
写真、メッセージ、位置情報、決済、認証。
だから、今回の更新はただの面倒ではなく、防災訓練に近いのかもしれません。
面倒でも、やるしかない。
そんな種類のアップデートだと思います。


英語落語

Rakugo: This Is Not “Another Update”

I’m Shisho Rakugoka.
I use Rakugo to explain today’s news.

Another iOS update has arrived.

Usually, that means
people sigh first
and update later.

This time, Apple is saying:

No.

Update now.

Because older iOS versions
are being targeted by web attacks.

That changes the mood.

This is not
“new wallpaper energy.”

This is
“please stop procrastinating” energy. 

The interesting part is this:

Apple is not only updating
the newest devices.

It also released security updates
for older iPhones that cannot move
to the latest iOS.

That means
the threat is broad enough
that Apple is patching
multiple generations at once. 

And on iPhone,
people usually do not solve fear
by installing antivirus apps.

Apple’s model is more like this:

Harden the platform.
Control the apps.
Use sandboxing.
Update the system.

So this time,
the correct security app
is probably just
the Settings icon. 

That will do nicely.

フェルスタッペンの苦悩は続く。

鈴鹿でQ2落ち、しかも人生相談まで始まりそうなF1

 

 

 

 

 

Verstappen が Q2 敗退。
これだけでもニュースですが、面白いのはその後です。
彼はもう “frustrated” という言葉すら使いたくない感じで、
“Life. Life here.”
とまで言っています。 

つまり今回は、ただ遅かったから怒っているだけではない。
今のF1のルールも、走り方も、ゲームっぽさも、全部まとめて嫌になっている。
鈴鹿で人生相談が始まりそうな感じになっているのが、今年のF1の妙な空気なのだと思います。

まだ金曜なのに、帰り道がもう決勝みたいだった話

まだ予選も決勝も前なのに、金曜だけで75,000人。
F1日本GPの人気は本当にすごいです。 

 

 

 

ただ、面白いのは、場内より帰りのほうがきついことです。
歩いている間は「人は多いけど、まあ大丈夫」と思っても、白子駅行きシャトルバスの列に行った瞬間に現実が変わる。
しかも公式で100分待ちと出ているので、これは気のせいではありません。 

まだ金曜なのに、帰り道だけ先に決勝レース。
そんな感じの一日だったと思います。

第一子はめでたい。でも第一周で止まるな、という話

Alonso に第一子が生まれた。
これは素直にめでたい話です。
44歳の二度の王者が、今度は父親になる。そこは本当に良い。 

ただ、鈴鹿の現実はかなり厳しい。
しかも記事が「ホンダのエンジンが悪い」という方向に寄りすぎると、少し違う気がします。
もちろんPUの振動と信頼性は大問題です。
でも、シャシーの出遅れやチーム全体のまとまり不足もある。
だから今は、ホンダもアストンもまとめて苦しい。

 

 

 

 

鈴鹿ではせめて、ちゃんと走れるところを見せてほしい。応援に行くなら、なおさらそう思います。

嘘を守ろうとして、全部ばらしてしまう権助の噺

『権助魚』は、聞いているうちに
「最初から正直に言えばいいのに」
と思う噺です。

でも旦那は言えない。
おかみさんには見抜かれる。
そして権助は、正直だからこそ、逆に全部しゃべってしまう。

 

 

 

この権助の面白さは、
わざと壊しているのではなく、
ちゃんとやろうとして壊しているところです。

魚屋で「隅田川で網を打って獲ったような魚」と頼むあたりから、
もう噺は勝っている。
そこへ蒲鉾まで入ってきたら、旦那の作り話が持つわけがありません。

古典落語は、こういう
「人の悪さ」より
「人の要領の悪さ」
を笑いにするところが本当に強いと思います。


 

Gonsuke Tries to Protect a Lie and Ends Up Telling Everything

Gonsukezakana is funny because the lie itself is weak from the start.

The husband invents it.
The wife sees through it.
And poor Gonsuke is sent to make it look real.

But Gonsuke’s problem is not dishonesty.

It is honesty.

He is too straightforward to handle deception properly.
So when he tries to help, he makes everything worse.

That is why this is such a good Rakugo story.
It is not only about lies.
It is about what happens when a simple, sincere person is forced into a dishonest world.

またアップデートか、と思ったら今度は少し助かる

iOS 26.4 は、派手な革命ではありません。
でも、毎日使う人ほどありがたい修正が入っています。
家族で自分の支払い方法を使えるようになったことも便利ですし、Apple Music のAI機能も面白い。けれど、個人的には Liquid Glass が少し静かになったのがいちばんうれしいです。 

Appleは完全には引っ込めませんでした。
ただ、光る、揺れる、目立つ、のうち、光ると揺れるはかなり抑えられるようになった。
それだけでも、使い心地はかなり違います。 

 

 

 

 


(English)

Another Update? This One Might Actually Help

iOS 26.4 is not a dramatic reinvention.
But it fixes enough small daily annoyances to matter. Family Sharing payments are more flexible, Apple Music gains useful new tools, and Liquid Glass becomes easier to live with. 

Apple did not remove the design.
But it did make it less flashy and less restless. For many people, that is the real improvement.