雨で見えたアロンソの本当の強さ

 

 

雨のセパンで、アロンソが8位。

12番手スタートから、一時は17番手まで後退。

そこから最後はノリスを抑えて今季最高位です。

さすがアロンソ。

ただし、

アストンマーティン・ホンダが急に速くなった。

と見るのは少し違うと思います。

ポイントは雨です。

雨ではコーナー出口ですぐにアクセル全開にできません。

すると、ホンダPUが苦しんできた電気エネルギーの使用量が減ります。

長いストレートでエネルギーが足りなくなる弱点が、目立ちにくくなるわけです。

さらに今回は路面グリップも低かった。

トップチームも、本来のダウンフォース性能を十分に使えません。

つまり、

マシン差が縮まった。

そこから先で効いてくるのが、ドライバーの腕です。

路面を読む。

タイヤを読む。

アクセルを開けるタイミングを読む。

そしてアロンソが、一時17番手から8位まで戻しました。

今回の8位は、

ホンダが突然速くなったというより、

雨が弱点を隠してくれた時に、アロンソの腕が光った

と見る方が面白いと思います。

一方で、晴れた高速サーキットではまだ厳しい。

アストンマーティンのシャーシも、ホンダPUも、トップとの差は大きい。

次のシンガポールは低速で、比較的エネルギーが余りやすいコースです。

そこでまた速ければ、本当に進化したのか。

それとも、また条件が合っただけなのか。

そこを見たいですね。

そして今のF1では、トップ4がポイントの約83%を取っているという指摘もあります。

もちろんF1は出来レースではありません。

でも、

マシンで勝負できる範囲がかなり決まる。

コースでも変わる。

雨でも変わる。

その中で今回、雨が壁を少し低くした。

その瞬間にアロンソが出てきた。

やっぱりアロンソは速い。

でも、

ホンダ復活と言うのは、まだ早い。

次のシンガポールを見てからにしましょう。