青森県で震度6強
古い木造住宅なら、今夜は1階で寝ないという選択
青森県階上町で、最大震度6強を観測する地震が発生しました。
階上町は、2026年4月にも震度5強を経験しています。
2025年12月にも、周辺地域は大きな地震で強く揺れました。
何度も地震を受けた古い住宅では、壁や柱の接合部分に損傷が蓄積している可能性があります。
今回の強震記録を分析すると、木造住宅を広範囲に倒壊させる1~2秒の揺れは、それほど強くなかったようです。
そのため、現段階では、大規模な木造住宅倒壊が広い範囲で起きている可能性は低いと考えられます。
しかし、それは全ての古い住宅が安全という意味ではありません。
古い木造2階建てでは、地震によって1階が先に変形し、2階や屋根の重さで押しつぶされる倒壊形式があります。
特に、
1階に大きな居間がある
店舗や車庫がある
壁が少ない
重い瓦屋根である
シロアリや腐朽がある
以前の地震による亀裂が残っている
住宅は注意が必要です。
安全な新しい建物、鉄筋コンクリート造の建物、避難所、親族宅などへ移れる場合は、そちらへ移ることが最優先です。
それが難しく、建物に大きな傾き、柱や基礎の重大な破壊、異音、ガス臭などがない場合には、当面、1階より2階で寝ることも応急的な安全策になります。
ただし、2階にも家具転倒の危険があります。
家具の少ない部屋を選び、窓から離れ、枕元に靴、懐中電灯、スマートフォンを用意してください。
政府や自治体からは、
今後の地震活動に注意してください
という発表が行われます。
間違った表現ではありません。
しかし、住民が知りたいのは、
何に注意するのか
今夜どこで寝るのか
どのような家が危険なのか
という具体的な行動です。
2階は二トンどころではありません。
屋根、壁、床、家具を含めれば数トンになる場合があります。
古い家の1階は、その重さを支えています。
大きな被害がなかった時こそ、次の地震へ備える機会です。
注意してください、だけでは人は動きません。
何をするかまで伝えることが、防災です。