インドのIT産業(アウトソーシング)はAIで終わるのか、という話
インドのIT株が売られている、というニュースを見ると、いよいよ来たかという感じがします。
インドは長いあいだ、世界のアウトソーシングを支えてきました。人がいて、英語ができて、業務を大量に回せる。そこが強みだったわけです。ところが今、その「人が多いこと」が、そのまま強みではなくなるかもしれない。そこが今回のニュースの怖いところです。
生成AIがチャットだけでなく、エージェントとして実務の中へ入ってきた。
法務、コンプライアンス、データ処理、保守運用。
これまで人手で支えていたところが、自動化の射程に入ってきた。市場が慌てるのも分かります。Reutersも、AI不安でインドIT株が急落したと報じています。
でも、だからインドITが全部終わるかというと、そこまではまだ言えません。
むしろ、これまでの「人を並べる商売」から、「AIを入れる商売」へ変われるかどうかが勝負なのでしょう。
人海戦術の国が、知恵比べの国へ移れるか。
そう考えると、これは危機のニュースであると同時に、転換のニュースでもあると思います。