マスクの未来は、夢の話に見えて、かなり支配の話でもある

イーロン・マスクの未来予測は、たしかに魅力的です。

 

 

 

働かなくていい。モノやサービスはほとんど足りる。医療も教育も高度化する。
聞いていると、「もう働かなくて済むなら、それでいいじゃないか」と思ってしまう。 

でも、その世界を動かすのは、電気と冷却とコンピューターです。
つまり、働かなくてよくなる一方で、電力やデータセンターを持つ側がいっそう強くなる。
ここを考えると、この話は単なる夢の話ではなく、かなり支配の話にも見えてきます。 

マスクが人類を biological bootloader と呼ぶのも象徴的です。
人間は主役ではなく、もっとすごい知能を起動するための準備係だ、という見方です。
壮大ですが、ちょっと冷たい。
だからこの未来像は、面白いけれど、どこかぞっともします。 

豊かさは来るかもしれない。
でも、それがそのまま自由を意味するとは限らない。
たぶん、そこがいちばん大事なところです。