モバイルニュース スマホユーザー、動画視聴時間がフィーチャーフォンユーザーの4倍に
MM総研が、スマートフォンユーザーの利用実態調査の結果を発表した。調査によると、スマートフォンユーザーはフィーチャーフォンユーザーに比べてWEB閲覧や動画視聴の時間が長く、WEB閲覧時間は携帯ユーザーの3倍、動画視聴時間は4倍となっている。
1日あたりの平均WEB閲覧時間は、スマートフォンでは2時間49分、フィーチャーフォンでは58分と、スマートフォンユーザーのほうが約3倍長いことが分かった。閲覧サイトをジャンル別に見ると、スマートフォン、携帯電話ユーザーともに「ブログ・SNSつぶやき系サイト」がもっとも長く、スマートフォンで1日平均23分、携帯電話で平均11分となった。スマートフォンユーザーと携帯電話ユーザーで閲覧時間の差が大きかったのは「動画サイト」で、携帯電話の1日4分に対しスマートフォンでは1日17分と4倍以上の差が見られる。
スマートフォンユーザーに、スマートフォンに対する不満を聞くと、端末・ネットワーク関連では「バッテリー容量を気にしてネット閲覧やアプリを使用しなければならない」(47.4%)という回答が最多だった。以下、「従来の携帯電話の機能が使えない(ワンセグ・おサイフケータイなど)」(29.1%)、「PC並みの処理能力がない」(23.7%)と続く。
WEB閲覧関連では、「表示までに時間がかかることがある」(33.1%)、「画面からはみ出し、頻繁にスクロールしなければならないことがある」(31.7%)、「クリックしても反応が遅いことがある」(31.0%)、「文字が小さい、画像や動画が小さい/見にくいことがある」(30.4%)が上位を占めた。
アプリ関連の不満は、「目的のアプリが見つけづらい」(33.5%)が、全体の3分の1以上を占めており、以下「アプリの完成度が低い」(23.5%)、「アプリの価格が高い」(23.5%)、「ウイルス感染が不安」(20.1%)が続く。今後は携帯キャリア、サービスプロバイダーによる包括的なユーザービリティの向上に向けた改善が期待される。
3G回線について携帯キャリア別に満足度をポイント化して分析したところ、「交通機関の中」「屋外」「商業施設内」「職場・学校」などでは、NTTドコモとKDDIがそれぞれ51から54ポイント程度であるのに対し、ソフトバンクモバイルでは38から43ポイントと差が見られた。「自宅」については、NTTドコモが最高の56ポイント、KDDIが55ポイント、ソフトバンクが52ポイントと、ほぼ同等だった。
さらに、今後普及が見込まれる高速通信規格「LTE」のサービス概要を説明したうえで、スマートフォンユーザーにLTEの普及に期待するかを聞くと、「すぐに利用したい」が9.2%、「次回の携帯買い替え時に契約したい」が12.2%、「次回の携帯買い替え時に検討したい」が33.8%となり、LTEへの普及期待度が比較的高い層は、合わせて55.2%となった。LTEに対する認知度は、内容を理解している層から「言葉を見たり、聞いたりした程度」という層までを合わせて37.9%とまだ低いものの、スマートフォンユーザーの半数以上がLTEに期待感を抱く結果となった。
この調査は、MM総研が運営するインターネットアンケートサービス「クロス・マーケティング」のモニターを対象に、2月10日から2月14日まで実施したもので、回答件数は1万8556件。うちスマートフォンユーザーは1400人、フィーチャーフォンユーザーは1万7156人。
(プロモバ)
1日あたりの平均WEB閲覧時間は、スマートフォンでは2時間49分、フィーチャーフォンでは58分と、スマートフォンユーザーのほうが約3倍長いことが分かった。閲覧サイトをジャンル別に見ると、スマートフォン、携帯電話ユーザーともに「ブログ・SNSつぶやき系サイト」がもっとも長く、スマートフォンで1日平均23分、携帯電話で平均11分となった。スマートフォンユーザーと携帯電話ユーザーで閲覧時間の差が大きかったのは「動画サイト」で、携帯電話の1日4分に対しスマートフォンでは1日17分と4倍以上の差が見られる。
スマートフォンユーザーに、スマートフォンに対する不満を聞くと、端末・ネットワーク関連では「バッテリー容量を気にしてネット閲覧やアプリを使用しなければならない」(47.4%)という回答が最多だった。以下、「従来の携帯電話の機能が使えない(ワンセグ・おサイフケータイなど)」(29.1%)、「PC並みの処理能力がない」(23.7%)と続く。
WEB閲覧関連では、「表示までに時間がかかることがある」(33.1%)、「画面からはみ出し、頻繁にスクロールしなければならないことがある」(31.7%)、「クリックしても反応が遅いことがある」(31.0%)、「文字が小さい、画像や動画が小さい/見にくいことがある」(30.4%)が上位を占めた。
アプリ関連の不満は、「目的のアプリが見つけづらい」(33.5%)が、全体の3分の1以上を占めており、以下「アプリの完成度が低い」(23.5%)、「アプリの価格が高い」(23.5%)、「ウイルス感染が不安」(20.1%)が続く。今後は携帯キャリア、サービスプロバイダーによる包括的なユーザービリティの向上に向けた改善が期待される。
3G回線について携帯キャリア別に満足度をポイント化して分析したところ、「交通機関の中」「屋外」「商業施設内」「職場・学校」などでは、NTTドコモとKDDIがそれぞれ51から54ポイント程度であるのに対し、ソフトバンクモバイルでは38から43ポイントと差が見られた。「自宅」については、NTTドコモが最高の56ポイント、KDDIが55ポイント、ソフトバンクが52ポイントと、ほぼ同等だった。
さらに、今後普及が見込まれる高速通信規格「LTE」のサービス概要を説明したうえで、スマートフォンユーザーにLTEの普及に期待するかを聞くと、「すぐに利用したい」が9.2%、「次回の携帯買い替え時に契約したい」が12.2%、「次回の携帯買い替え時に検討したい」が33.8%となり、LTEへの普及期待度が比較的高い層は、合わせて55.2%となった。LTEに対する認知度は、内容を理解している層から「言葉を見たり、聞いたりした程度」という層までを合わせて37.9%とまだ低いものの、スマートフォンユーザーの半数以上がLTEに期待感を抱く結果となった。
この調査は、MM総研が運営するインターネットアンケートサービス「クロス・マーケティング」のモニターを対象に、2月10日から2月14日まで実施したもので、回答件数は1万8556件。うちスマートフォンユーザーは1400人、フィーチャーフォンユーザーは1万7156人。
(プロモバ)
モバイルニュース スマートフォンと連携する腕時計、スマートウオッチが切り拓く新しい時代とは?
カシオ計算機は2011年1月、スマートフォンと通信できる腕時計(プロトタイプ)を開発したと発表した。また、3月にスイスで開催された「バーゼルワールド2011」では、2011年内の発売を目指したスマートウオッチ「G-SHOCK GB-6900」としてお披露目された。
【他の画像:バーゼルワールドで披露された「G-SHOCK GB-6900」、ほか】
腕時計をほかの機器と連携させる試みはこれまでにもあったが、本製品は無線通信技術に「BLUETOOTH LOW ENERGY」を採用した。これにより通信を行う際の消費電力が大幅に削減されており、ワイヤレス機器ながら充電などの手間が不要(ボタン電池で駆動する)で、従来の時計と変わらない使い勝手を実現できるのがポイントだ。
スマートウオッチの登場で、腕時計の使い方がどのように広がるのか、カシオ計算機時計事業部モジュール開発部の中島悦郎氏と奥山正良氏に聞いた。
●毎日通信しても電池交換なしで約2年動作
この時計が持つ機能については前出のニュース記事でも紹介しているが、スマートフォンとワイヤレスでつながり、電話やメールの着信を手元で知らせてくれたり、逆に腕時計側を操作することでスマートフォンの着信音を止めたり、アラームを鳴らしたりといったことが可能になるというものだ。
ただし、振動モーターなどを搭載した子機を胸ポケットや腕に付けておけば、携帯電話本体はカバンの中に入れたままでも着信を知ることができる――といった製品自体はすでにいくつも存在している。今回カシオが開発した腕時計が従来と異なるのは、「BLUETOOTH LOW ENERGY」と呼ばれる新技術で時計とスマートフォンを接続している点だ。
BLUETOOTHは、近く場所にあるデジタル機器を無線でつなぐための通信方式で、身近なところではPCのワイヤレスマウス、携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセット、携帯電話とカーナビとの接続などに使われている。その新規格であるBLUETOOTH LOW ENERGYは、従来のBLUETOOTHに比べ通信時の消費電力を大幅に削減したのが特徴で、今回の腕時計の場合、1日12時間の通信(着信待ちの状態)を行っても、約2年もの間電池交換なしで動作し続けることが可能だという。
●今までの腕時計の価値を崩さない
実は、腕時計とほかの機器を接続しようという試みは今回が初めてではない。カシオでも過去には、赤外線機能を搭載し学習リモコンになるモデルや、電子マネーや社員証として使えるICチップを内蔵したモデルなどを開発しているほか、腕時計に搭載するためのさまざまな通信技術の研究・検討を行ってきた。
しかし、腕時計と携帯電話などの機器とのワイヤレス接続を実現するにあたっては、電池寿命の短さが問題となっていた。すでに、BLUETOOTH機能を搭載した腕時計は先行商品が市場に出回っているが、それらはいずれも充電式。通信機能を使う際の消費電力が大きいため、数日使うごとに充電を行わなければならない。
カシオでは、通信機能を搭載する代わりに充電が必要になると、腕時計としての使い勝手が低下することを憂慮し、これまでBLUETOOTH腕時計の商品化は見合わせていた。一般に腕時計といえば、一度電池交換をすれば少なくとも1~2年は動き続けるのが当たり前。充電を忘れたせいで、肝心なときに時刻が確認できないといったおそれがあっては、時計としての価値を損なってしまうという考えだった。
ところがBLUETOOTH LOW ENERGY規格が登場したことで、通信を行っても充電なしで長期間動き続ける時計の可能性が見えてきた。中島氏は「腕時計に通信をさせるというニーズは昔からありましたが、LOW ENERGYによって充電することなく2年の寿命をキープできそうだということで、今回開発が大きく進みました」と話し、BLUETOOTH LOW ENERGYは「われわれにとってみると画期的・革命的な技術」であると評した。
奥山氏も「通信技術自体はいろいろなものがありましたが、時計を定期的に充電しなければならないとなると、それはお客さまにとってストレスではないでしょうか。通信をするなら、今までの時計の価値を崩さずに機能を実現したいと考えていました」と話す。
例えば初期の電波時計では、電波を受信するためのアンテナが時計の外へ張り出して無骨な形になっていたものもあったが、奥山氏は「従来のスタイルを崩してまで新しい機能を入れるべきかという点では反省点もあります」と振り返る。機能が増えるからといってほかの部分が犠牲になっては、多くのユーザーに広く受け入れられる商品にはならない可能性があるという考え方だ。
●アプリやセンサーの活用で広がる可能性
BLUETOOTH LOW ENERGYを利用する大きなメリットはもう1つある。いま、最も売れ行きが伸びているモバイル機器の1つがスマートフォンだが、この年末から来年にかけて、BLUETOOTH LOW ENERGYに対応したスマートフォンが登場してくると考えられるからだ。電池寿命を延ばすため、できるだけ消費電力を抑えたいというニーズは時計も携帯電話も同じ。現在販売されているスマートフォンのほぼすべてはBLUETOOTH機能を搭載しているが、これが今後LOW ENERGY対応になっていくことで、カシオの腕時計とつながる相手が自然と増えていく形になる。
また、スマートフォンの最大の特徴は、ユーザーが自分で好きなアプリを追加できることだ。今回試作された腕時計では、着信通知、着信音の停止、アラームの動作、スマートフォンから時刻情報を受信しての時刻合わせ、と大きく4つの機能が利用可能。だが、スマートフォン側に新しいアプリを追加することで、例えばゲームと連動して腕時計が振動やメッセージの表示などを行うといった動作も可能になる。
さらに、BLUETOOTHは時計や携帯電話だけでなく、今やあらゆる情報機器に搭載が進んでいる技術だ。例えば、体重計や血圧計といったヘルスケア・フィットネス機器では、BLUETOOTH経由でPCや携帯電話にデータを送信できる製品が出ているが、将来的にはこれらの機器とスポーツウオッチが連動し、トレーニング中に最適な運動量を伝えてくれたり、腕時計側で測定した心拍データなどをパソコンやスマートフォンで管理したりといった展開も考えられる。
ほかにも、通信機能を搭載する時計の種類によってもさまざまな可能性が考えられる。例えば、カシオには登山やトレッキングなどで活躍するアウトドアウオッチ「PROTREK」がある。この時計はセンサーによって方位、気圧、高度、気温などの計測が可能だ。計測データをスマートフォンに送信して蓄積することで、山登りに出かけた1日の行動記録としたり、逆にスマートフォンのGPSで得た位置情報を時計側へ渡し、目的地の方角を表示させるといったことも可能になるだろう。
●通信機能で「腕時計」が「スマートウオッチ」へと進化
このように、ほかのデジタル機器とつながることで、腕時計は単に時刻を知るための道具から、シーンに応じて最適な情報をユーザーに伝える、あるいはユーザーの現在の状態をセンシングする、いわば人と情報空間とを結ぶ出入り口へと進化することになる。
腕時計自体は小さな機器のため、その中に搭載できる情報量や機能は限られているが、例えばスマートフォンを介してインターネットに接続することで、その上にある無限の情報やサービスを利用できるようになるし、遠く離れた場所にいる家族や恋人とのつながりを感じられる腕時計といった、便利なだけでなくユーザーの心に響く機能を実現することも可能となるだろう。
これは、どこからでも電話をかけたり受けたりするための道具として生まれた携帯電話が、データ通信やアプリといった機能の登場によって、いまでは電話というよりもむしろPCに近い存在へ進化したのに似ている。スマートフォンになぞらえるなら、「腕時計」から「スマートウオッチ」への進化ともいうべきだろうか。
また、携帯電話の普及により時間を知るためには必ずしも腕時計が必要ではなくなりつつある現代においては、「腕時計市場にとって携帯電話は敵である」という見方もしばしばなされる。しかし、腕時計に通信機能を追加することでむしろ互いが補完的な存在になるという構図も興味深い。「腕時計は“スマートウオッチ”化することで、携帯電話と共存する商品になり得る。『携帯があるから時計はいらない』という世代にも受け入れられる商品になるのでは」(中島氏)。
可能性が大きく広がる一方で、BLUETOOTH LOW ENERGYを採用した理由でもある、腕時計としての価値を損ねてはならないという考え方はあくまで守っていく姿勢だ。奥山氏は「もちろん、まったく新しい商品の可能性にもチャレンジしていきたいと思いますが、基本は今ある時計のブランドの中で、機能の進化として提供したい」と話す。通信は特別な商品のためだけのものではなく、電波時計やソーラー充電などと同じように、商品カテゴリーを問わず幅広く普及していく機能になるという見方を示した。
BLUETOOTH LOW ENERGY対応の腕時計やスマートフォンが実際に発売されるのは今年の年末商戦以降になる見込み。当初は今回発表されたデモ機のような機能からスタートするが、将来的にはより消費電力を削減しソーラー駆動への対応や、腕時計同士が直接互いに通信するような使い方も検討していきたいとしている。腕時計の新たな世界を切り拓く魅力的な製品の登場が期待される。
【他の画像:バーゼルワールドで披露された「G-SHOCK GB-6900」、ほか】
腕時計をほかの機器と連携させる試みはこれまでにもあったが、本製品は無線通信技術に「BLUETOOTH LOW ENERGY」を採用した。これにより通信を行う際の消費電力が大幅に削減されており、ワイヤレス機器ながら充電などの手間が不要(ボタン電池で駆動する)で、従来の時計と変わらない使い勝手を実現できるのがポイントだ。
スマートウオッチの登場で、腕時計の使い方がどのように広がるのか、カシオ計算機時計事業部モジュール開発部の中島悦郎氏と奥山正良氏に聞いた。
●毎日通信しても電池交換なしで約2年動作
この時計が持つ機能については前出のニュース記事でも紹介しているが、スマートフォンとワイヤレスでつながり、電話やメールの着信を手元で知らせてくれたり、逆に腕時計側を操作することでスマートフォンの着信音を止めたり、アラームを鳴らしたりといったことが可能になるというものだ。
ただし、振動モーターなどを搭載した子機を胸ポケットや腕に付けておけば、携帯電話本体はカバンの中に入れたままでも着信を知ることができる――といった製品自体はすでにいくつも存在している。今回カシオが開発した腕時計が従来と異なるのは、「BLUETOOTH LOW ENERGY」と呼ばれる新技術で時計とスマートフォンを接続している点だ。
BLUETOOTHは、近く場所にあるデジタル機器を無線でつなぐための通信方式で、身近なところではPCのワイヤレスマウス、携帯電話のハンズフリー通話用ヘッドセット、携帯電話とカーナビとの接続などに使われている。その新規格であるBLUETOOTH LOW ENERGYは、従来のBLUETOOTHに比べ通信時の消費電力を大幅に削減したのが特徴で、今回の腕時計の場合、1日12時間の通信(着信待ちの状態)を行っても、約2年もの間電池交換なしで動作し続けることが可能だという。
●今までの腕時計の価値を崩さない
実は、腕時計とほかの機器を接続しようという試みは今回が初めてではない。カシオでも過去には、赤外線機能を搭載し学習リモコンになるモデルや、電子マネーや社員証として使えるICチップを内蔵したモデルなどを開発しているほか、腕時計に搭載するためのさまざまな通信技術の研究・検討を行ってきた。
しかし、腕時計と携帯電話などの機器とのワイヤレス接続を実現するにあたっては、電池寿命の短さが問題となっていた。すでに、BLUETOOTH機能を搭載した腕時計は先行商品が市場に出回っているが、それらはいずれも充電式。通信機能を使う際の消費電力が大きいため、数日使うごとに充電を行わなければならない。
カシオでは、通信機能を搭載する代わりに充電が必要になると、腕時計としての使い勝手が低下することを憂慮し、これまでBLUETOOTH腕時計の商品化は見合わせていた。一般に腕時計といえば、一度電池交換をすれば少なくとも1~2年は動き続けるのが当たり前。充電を忘れたせいで、肝心なときに時刻が確認できないといったおそれがあっては、時計としての価値を損なってしまうという考えだった。
ところがBLUETOOTH LOW ENERGY規格が登場したことで、通信を行っても充電なしで長期間動き続ける時計の可能性が見えてきた。中島氏は「腕時計に通信をさせるというニーズは昔からありましたが、LOW ENERGYによって充電することなく2年の寿命をキープできそうだということで、今回開発が大きく進みました」と話し、BLUETOOTH LOW ENERGYは「われわれにとってみると画期的・革命的な技術」であると評した。
奥山氏も「通信技術自体はいろいろなものがありましたが、時計を定期的に充電しなければならないとなると、それはお客さまにとってストレスではないでしょうか。通信をするなら、今までの時計の価値を崩さずに機能を実現したいと考えていました」と話す。
例えば初期の電波時計では、電波を受信するためのアンテナが時計の外へ張り出して無骨な形になっていたものもあったが、奥山氏は「従来のスタイルを崩してまで新しい機能を入れるべきかという点では反省点もあります」と振り返る。機能が増えるからといってほかの部分が犠牲になっては、多くのユーザーに広く受け入れられる商品にはならない可能性があるという考え方だ。
●アプリやセンサーの活用で広がる可能性
BLUETOOTH LOW ENERGYを利用する大きなメリットはもう1つある。いま、最も売れ行きが伸びているモバイル機器の1つがスマートフォンだが、この年末から来年にかけて、BLUETOOTH LOW ENERGYに対応したスマートフォンが登場してくると考えられるからだ。電池寿命を延ばすため、できるだけ消費電力を抑えたいというニーズは時計も携帯電話も同じ。現在販売されているスマートフォンのほぼすべてはBLUETOOTH機能を搭載しているが、これが今後LOW ENERGY対応になっていくことで、カシオの腕時計とつながる相手が自然と増えていく形になる。
また、スマートフォンの最大の特徴は、ユーザーが自分で好きなアプリを追加できることだ。今回試作された腕時計では、着信通知、着信音の停止、アラームの動作、スマートフォンから時刻情報を受信しての時刻合わせ、と大きく4つの機能が利用可能。だが、スマートフォン側に新しいアプリを追加することで、例えばゲームと連動して腕時計が振動やメッセージの表示などを行うといった動作も可能になる。
さらに、BLUETOOTHは時計や携帯電話だけでなく、今やあらゆる情報機器に搭載が進んでいる技術だ。例えば、体重計や血圧計といったヘルスケア・フィットネス機器では、BLUETOOTH経由でPCや携帯電話にデータを送信できる製品が出ているが、将来的にはこれらの機器とスポーツウオッチが連動し、トレーニング中に最適な運動量を伝えてくれたり、腕時計側で測定した心拍データなどをパソコンやスマートフォンで管理したりといった展開も考えられる。
ほかにも、通信機能を搭載する時計の種類によってもさまざまな可能性が考えられる。例えば、カシオには登山やトレッキングなどで活躍するアウトドアウオッチ「PROTREK」がある。この時計はセンサーによって方位、気圧、高度、気温などの計測が可能だ。計測データをスマートフォンに送信して蓄積することで、山登りに出かけた1日の行動記録としたり、逆にスマートフォンのGPSで得た位置情報を時計側へ渡し、目的地の方角を表示させるといったことも可能になるだろう。
●通信機能で「腕時計」が「スマートウオッチ」へと進化
このように、ほかのデジタル機器とつながることで、腕時計は単に時刻を知るための道具から、シーンに応じて最適な情報をユーザーに伝える、あるいはユーザーの現在の状態をセンシングする、いわば人と情報空間とを結ぶ出入り口へと進化することになる。
腕時計自体は小さな機器のため、その中に搭載できる情報量や機能は限られているが、例えばスマートフォンを介してインターネットに接続することで、その上にある無限の情報やサービスを利用できるようになるし、遠く離れた場所にいる家族や恋人とのつながりを感じられる腕時計といった、便利なだけでなくユーザーの心に響く機能を実現することも可能となるだろう。
これは、どこからでも電話をかけたり受けたりするための道具として生まれた携帯電話が、データ通信やアプリといった機能の登場によって、いまでは電話というよりもむしろPCに近い存在へ進化したのに似ている。スマートフォンになぞらえるなら、「腕時計」から「スマートウオッチ」への進化ともいうべきだろうか。
また、携帯電話の普及により時間を知るためには必ずしも腕時計が必要ではなくなりつつある現代においては、「腕時計市場にとって携帯電話は敵である」という見方もしばしばなされる。しかし、腕時計に通信機能を追加することでむしろ互いが補完的な存在になるという構図も興味深い。「腕時計は“スマートウオッチ”化することで、携帯電話と共存する商品になり得る。『携帯があるから時計はいらない』という世代にも受け入れられる商品になるのでは」(中島氏)。
可能性が大きく広がる一方で、BLUETOOTH LOW ENERGYを採用した理由でもある、腕時計としての価値を損ねてはならないという考え方はあくまで守っていく姿勢だ。奥山氏は「もちろん、まったく新しい商品の可能性にもチャレンジしていきたいと思いますが、基本は今ある時計のブランドの中で、機能の進化として提供したい」と話す。通信は特別な商品のためだけのものではなく、電波時計やソーラー充電などと同じように、商品カテゴリーを問わず幅広く普及していく機能になるという見方を示した。
BLUETOOTH LOW ENERGY対応の腕時計やスマートフォンが実際に発売されるのは今年の年末商戦以降になる見込み。当初は今回発表されたデモ機のような機能からスタートするが、将来的にはより消費電力を削減しソーラー駆動への対応や、腕時計同士が直接互いに通信するような使い方も検討していきたいとしている。腕時計の新たな世界を切り拓く魅力的な製品の登場が期待される。
モバイルニュース KDDI、ISシリーズのスマートフォン5機種を発表
KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社は17日、都内で携帯電話の新製品発表会を開催した。2011年夏モデルとして発売されるのは全15機種。内訳は、スマートフォンが6機種、フィーチャーフォンが6機種、データ通信端末が2機種、フォトフレームが1機種となる。このうちスマートフォンはISシリーズとして5モデルとIIDAブランドの1モデルに分類される。スマートフォンはすべてANDROID 2.3を搭載するが、いずれの製品でもテザリングは提供されない。各スマートフォンの詳細は下記のとおり。
【拡大画像や他の画像】
・「G'Z ONE (IS11CA)」
耐衝撃と防水、防塵性能を備えたタフネススマートフォン。これまで日本国内ではフィーチャーフォンに向けに展開されていたG'Z ONEシリーズのスマートフォンバージョンとなる。先行して米VERIZON向けにNECカシオモバイルコミュニケーションズが提供していた製品をベースに、おサイフケータイ、赤外線通信機能など日本市場向けの仕様を追加してある。ただしワンセグ機能はない。G'Z ONEシリーズに搭載されていた各種センサーアプリ「G'Z GEAR」はスマートフォン向けに大画面対応とウィジェット化が行なわれている。グローバルパスポートはGSM/CDMAのデュアルローミングに対応。カラーはレッド、カーキ、ブラックの3色。
・「AQUOS PHONE IS11SH」
フィーチャーフォンライクなテンキー入力を搭載する3D表示対応スライド型スマートフォン。ANDROID端末標準のタッチパネル操作に加えて、フィーチャーフォンと同じテンキー入力を搭載する移行期と言われる現在のニーズに応えた仕様。またスライド型の特徴を生かし、スライドと同時にTWITTERなどが起動するといった連動機能も持っている。こうしたスライド機能の連動は、着信時には本体のスライドで通話を開始、スライドを閉じることで終話といった従来のスライド型フィーチャーフォンのわかりやすい特徴も引き継いでいる。
ディスプレイは約3.7型で960×540ドット。3D表示対応の「NEWモバイルASV液晶」を搭載する。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーも従来のフィーチャーフォン並みに多く、ストロベリーピンク、アクアホワイト、ラピスブルー、アッシュブラックの4色展開となる。
・「REGZA PHONE IS11T」
モバイルレグザエンジン4.0搭載で高画質を謳うモデル。スライド式のフルキーボードはIS02譲りだが、ENTERキーの大型化、PCと同じ数字配列の変更など操作性の向上を図ったとされる。高画質化という点は多いに期待を寄せられるが、今回は残念ながら電源を入れない状態でのみ展示されていた。DLNA機能に対応。東芝製のTVやレコーダとクラウド上に集約されたデータを結びつける「レグザ APP コネクト」を搭載するなど、家庭内のAV機器との連携を強く意識した製品。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはラスターブラックとコフレピンクの2色。
・「AQUOS PHONE IS12SH」
通信方式の違いを除いた基本仕様は、NTTドコモ向けに発表された「AQUOS PHONE SH-12」とほぼ同一のAU向け製品。3D映像が撮影できる約805万画素のツインカメラを搭載。3Dコンテンツを本体で見る、作る、3D対応AQUOSディスプレイに出力できるといった特徴を持つ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはディープブルー、アイスホワイト、レッド×ブラックの3色。
・「XPERIA ACRO(IS11S)」
通信方式の違いを除いた基本仕様はNTTドコモ向けに発表された「XPERIA ACRO SO-02」とほぼ同一のAU向け製品。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはRUBY、BLACK、WHITEの3色。NTTドコモ向けのモデルではAQUAがメインカラーとされていたが、AU向けはRUBYがメインカラーとなる。光沢感のあるWHITE、マットな質感のBLACKは見たかぎりNTTドコモ向けもAU向けも同等の質感と思われる。
●IIDAブランド初のスマートフォン登場。独自UIとなる「IIDA UI」を搭載
IIDAブランドで発売される初めてのスマートフォン「INFOBAR A01」。フィーチャーフォンとして2003年に発売された初代モデルから受け継がれているタイル状のキーを、本体下部にあるHOME、MENU、BACKキーそれぞれに取り入れた。ANDROID 2.3搭載のスマートフォンだが、独自UIとなる「IIDA UI」を搭載して、高い操作性とデザインを両立させたとしている。
UIとしては縦スクロールが基本で、ホーム画面上にアイコンがタイル状に表示されるのが特徴。アプリケーションだけでなく写真やウィジェットなども同一面にタイル状に配置できる。本体デザインは初代INFOBARと同じ深澤直人氏。UIは中村勇吾氏によるもの。
本体仕様は日本市場向けで一般的ともいえるワンセグ視聴、おサイフケータイ、赤外線通信などを搭載している。ただしワンセグ視聴に必要なアンテナは内蔵せず、USB端子に装着する3.5MMのヘッドフォンプラグアダプタをアンテナとして使用する。そのため本体そのものに3.5MMのヘッドフォン端子は用意されていない。液晶サイズは約3.7型。小さく薄いスタイルは女性ユーザーのニーズも満たしそうだ。
カラーはKURO、NISHIKIGOI、HACCA、CHOCOMINTの4色。7月中旬以降の発売を予定している。同時に専用の周辺アイテムやスマートフォン用のACアダプタ「JUPITRIS」なども発売される予定となっている。
なお「INFOBAR A01」と周辺アイテムについては、5月18日からKDDIデザイニングスタジオ(東京都・原宿)およびAU NAGOYA(愛知県・名古屋)にて順次展示を開始する予定となっている。質疑応答では、これまでIIDAブランドは数量限定で提供されていたが「INFOBAR A01」については、特にそうした数量的な制限を設けていないとコメントされた。また搭載されている「IIDA UI」に関しては、今のところIIDAブランドの専用となる。ただしANDROID向け限定ではなくスマートフォン広義とのこと。また、海外から同端末の引き合いがあった場合はどうするかという質問については「やりたいという海外パートナーがあれば、KDDIとしても本望」と田中孝司社長が回答している。
●無料で利用できるWI-FIスポットを2011年度内に10万カ所設置へ
サービス面では、スマートフォン向けに無料で利用できる公衆無線LANサービス「AU WI-FI SPOT」の提供を開始する。対象ユーザーはパケット定額サービス「ISフラット」もしくは「プランF(IS)シンプル」「プランF(IS)」の契約者。サービスの開始は2011年6月末で、当初は全国1万カ所からスタート。2011年度末(2012年3月末)までに全国10万カ所の設置を目指すとしている。
接続に利用する「AU WI-FI接続ツール」が対応端末向けに用意され、ID、パスワードなどの入力をしなくとも接続できる。このツールは、電波の強さに応じてWI-FIと3Gの自動切り替えを行なえるのが特徴で、今回発表された夏モデルにはプリインストールされるほか、対応端末ではAU ONE MARKETやANDROIDマーケットからダウンロードできる。質疑応答では10万カ所拡大への予算規模も問われたが、田中社長は「数百億円単位の前のほう」と回答。また、WI-FIアクセスポイントのインフラとしては有線のほかWIMAXも利用されることを明らかにしている。
今日の製品発表会ではFACEBOOKの日本支社代表を務める児玉太郎氏も登壇。現在5億人を超えるFACEBOOKへの月間アクティブユーザー数のうち、半分となる2.5億人分がモバイルからのアクセスで占めていることをグラフで示し、KDDIをはじめ全世界の約300キャリアと今後も連携を深めていくという方向性を明らかにした。
また、KDDIは同日付でFACEBOOKに国内キャリアとしては初めてとなるFACEBOOKページをオープンさせている(IIDAも同日にオープンした)。また具体的な取り組みとして、ソーシャルアドレス帳「JIBE」とFACEBOOKの連動させるほか、INFOBAR A01にFACEBOOK対応のオリジナルウィジェットを追加する。今後は個人認証などのアカウントを使った、より強固なサービスの連携も視野に入れて、AUのサービスにFACEBOOKを活用した新しい付加価値を提供していくとしている。
質疑応答では、今回発表されたスマートフォンのすべてでテザリングが行なえないことと、春モデルのHTC EVO 4Gに搭載されているWIMAX機能の更なる搭載機種の拡大についての質問が出た。田中社長は「テザリングで接続する機器はPCを想定している。そうなると(速度面で)WIMAXが前提になると思う。具体的には秋以降。秋まで待ってください。秋にどかんと出てきますので!」と回答して、秋モデルにおけるWIMAX搭載端末の存在を示唆した。
【PC WATCH,矢作 晃】
【拡大画像や他の画像】
・「G'Z ONE (IS11CA)」
耐衝撃と防水、防塵性能を備えたタフネススマートフォン。これまで日本国内ではフィーチャーフォンに向けに展開されていたG'Z ONEシリーズのスマートフォンバージョンとなる。先行して米VERIZON向けにNECカシオモバイルコミュニケーションズが提供していた製品をベースに、おサイフケータイ、赤外線通信機能など日本市場向けの仕様を追加してある。ただしワンセグ機能はない。G'Z ONEシリーズに搭載されていた各種センサーアプリ「G'Z GEAR」はスマートフォン向けに大画面対応とウィジェット化が行なわれている。グローバルパスポートはGSM/CDMAのデュアルローミングに対応。カラーはレッド、カーキ、ブラックの3色。
・「AQUOS PHONE IS11SH」
フィーチャーフォンライクなテンキー入力を搭載する3D表示対応スライド型スマートフォン。ANDROID端末標準のタッチパネル操作に加えて、フィーチャーフォンと同じテンキー入力を搭載する移行期と言われる現在のニーズに応えた仕様。またスライド型の特徴を生かし、スライドと同時にTWITTERなどが起動するといった連動機能も持っている。こうしたスライド機能の連動は、着信時には本体のスライドで通話を開始、スライドを閉じることで終話といった従来のスライド型フィーチャーフォンのわかりやすい特徴も引き継いでいる。
ディスプレイは約3.7型で960×540ドット。3D表示対応の「NEWモバイルASV液晶」を搭載する。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーも従来のフィーチャーフォン並みに多く、ストロベリーピンク、アクアホワイト、ラピスブルー、アッシュブラックの4色展開となる。
・「REGZA PHONE IS11T」
モバイルレグザエンジン4.0搭載で高画質を謳うモデル。スライド式のフルキーボードはIS02譲りだが、ENTERキーの大型化、PCと同じ数字配列の変更など操作性の向上を図ったとされる。高画質化という点は多いに期待を寄せられるが、今回は残念ながら電源を入れない状態でのみ展示されていた。DLNA機能に対応。東芝製のTVやレコーダとクラウド上に集約されたデータを結びつける「レグザ APP コネクト」を搭載するなど、家庭内のAV機器との連携を強く意識した製品。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはラスターブラックとコフレピンクの2色。
・「AQUOS PHONE IS12SH」
通信方式の違いを除いた基本仕様は、NTTドコモ向けに発表された「AQUOS PHONE SH-12」とほぼ同一のAU向け製品。3D映像が撮影できる約805万画素のツインカメラを搭載。3Dコンテンツを本体で見る、作る、3D対応AQUOSディスプレイに出力できるといった特徴を持つ。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはディープブルー、アイスホワイト、レッド×ブラックの3色。
・「XPERIA ACRO(IS11S)」
通信方式の違いを除いた基本仕様はNTTドコモ向けに発表された「XPERIA ACRO SO-02」とほぼ同一のAU向け製品。ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信の全部入り。カラーはRUBY、BLACK、WHITEの3色。NTTドコモ向けのモデルではAQUAがメインカラーとされていたが、AU向けはRUBYがメインカラーとなる。光沢感のあるWHITE、マットな質感のBLACKは見たかぎりNTTドコモ向けもAU向けも同等の質感と思われる。
●IIDAブランド初のスマートフォン登場。独自UIとなる「IIDA UI」を搭載
IIDAブランドで発売される初めてのスマートフォン「INFOBAR A01」。フィーチャーフォンとして2003年に発売された初代モデルから受け継がれているタイル状のキーを、本体下部にあるHOME、MENU、BACKキーそれぞれに取り入れた。ANDROID 2.3搭載のスマートフォンだが、独自UIとなる「IIDA UI」を搭載して、高い操作性とデザインを両立させたとしている。
UIとしては縦スクロールが基本で、ホーム画面上にアイコンがタイル状に表示されるのが特徴。アプリケーションだけでなく写真やウィジェットなども同一面にタイル状に配置できる。本体デザインは初代INFOBARと同じ深澤直人氏。UIは中村勇吾氏によるもの。
本体仕様は日本市場向けで一般的ともいえるワンセグ視聴、おサイフケータイ、赤外線通信などを搭載している。ただしワンセグ視聴に必要なアンテナは内蔵せず、USB端子に装着する3.5MMのヘッドフォンプラグアダプタをアンテナとして使用する。そのため本体そのものに3.5MMのヘッドフォン端子は用意されていない。液晶サイズは約3.7型。小さく薄いスタイルは女性ユーザーのニーズも満たしそうだ。
カラーはKURO、NISHIKIGOI、HACCA、CHOCOMINTの4色。7月中旬以降の発売を予定している。同時に専用の周辺アイテムやスマートフォン用のACアダプタ「JUPITRIS」なども発売される予定となっている。
なお「INFOBAR A01」と周辺アイテムについては、5月18日からKDDIデザイニングスタジオ(東京都・原宿)およびAU NAGOYA(愛知県・名古屋)にて順次展示を開始する予定となっている。質疑応答では、これまでIIDAブランドは数量限定で提供されていたが「INFOBAR A01」については、特にそうした数量的な制限を設けていないとコメントされた。また搭載されている「IIDA UI」に関しては、今のところIIDAブランドの専用となる。ただしANDROID向け限定ではなくスマートフォン広義とのこと。また、海外から同端末の引き合いがあった場合はどうするかという質問については「やりたいという海外パートナーがあれば、KDDIとしても本望」と田中孝司社長が回答している。
●無料で利用できるWI-FIスポットを2011年度内に10万カ所設置へ
サービス面では、スマートフォン向けに無料で利用できる公衆無線LANサービス「AU WI-FI SPOT」の提供を開始する。対象ユーザーはパケット定額サービス「ISフラット」もしくは「プランF(IS)シンプル」「プランF(IS)」の契約者。サービスの開始は2011年6月末で、当初は全国1万カ所からスタート。2011年度末(2012年3月末)までに全国10万カ所の設置を目指すとしている。
接続に利用する「AU WI-FI接続ツール」が対応端末向けに用意され、ID、パスワードなどの入力をしなくとも接続できる。このツールは、電波の強さに応じてWI-FIと3Gの自動切り替えを行なえるのが特徴で、今回発表された夏モデルにはプリインストールされるほか、対応端末ではAU ONE MARKETやANDROIDマーケットからダウンロードできる。質疑応答では10万カ所拡大への予算規模も問われたが、田中社長は「数百億円単位の前のほう」と回答。また、WI-FIアクセスポイントのインフラとしては有線のほかWIMAXも利用されることを明らかにしている。
今日の製品発表会ではFACEBOOKの日本支社代表を務める児玉太郎氏も登壇。現在5億人を超えるFACEBOOKへの月間アクティブユーザー数のうち、半分となる2.5億人分がモバイルからのアクセスで占めていることをグラフで示し、KDDIをはじめ全世界の約300キャリアと今後も連携を深めていくという方向性を明らかにした。
また、KDDIは同日付でFACEBOOKに国内キャリアとしては初めてとなるFACEBOOKページをオープンさせている(IIDAも同日にオープンした)。また具体的な取り組みとして、ソーシャルアドレス帳「JIBE」とFACEBOOKの連動させるほか、INFOBAR A01にFACEBOOK対応のオリジナルウィジェットを追加する。今後は個人認証などのアカウントを使った、より強固なサービスの連携も視野に入れて、AUのサービスにFACEBOOKを活用した新しい付加価値を提供していくとしている。
質疑応答では、今回発表されたスマートフォンのすべてでテザリングが行なえないことと、春モデルのHTC EVO 4Gに搭載されているWIMAX機能の更なる搭載機種の拡大についての質問が出た。田中社長は「テザリングで接続する機器はPCを想定している。そうなると(速度面で)WIMAXが前提になると思う。具体的には秋以降。秋まで待ってください。秋にどかんと出てきますので!」と回答して、秋モデルにおけるWIMAX搭載端末の存在を示唆した。
【PC WATCH,矢作 晃】